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ぬか床に入れるとおいしくなるもの11選!昆布やにんにく等詳しく解説

食材
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ぬか床に入れると美味しくなるものは、昆布やかつおぶし、柚子や山椒などの食材です。

ぬか床の香りや味を良くしてくれるだけでなく、カビの繁殖を防ぐ水抜き効果や殺菌効果のある食材もあります。

私は今まで、ぬか漬けを手作りしては何度もダメにしてきました。

せっかく手間をかけて作ったのに美味しくなかったらがっかりですよね。

ですが、ぬか床に入れると美味しくなるものの存在を知り、今まで大変だと思っていたぬか漬け作りを楽しめるようになりました!

この記事では、ぬか床に入れると美味しくなるものや水抜きや殺菌効果のある食材について徹底解説します。

失敗しない入れ方のポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

もっと手軽にぬか漬けを楽しみたい方はぬか美人から始めてみませんか?

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ぬか床に入れると美味しくなるおすすめ食材11選

ぬか床に入れると美味しくなるおすすめの食材には、以下の3種類があります。

・旨みを与えてくれるもの
・香りを与えてくれるもの
・自分好みの味にしてくれるもの

いれ方のポイントも合わせて詳しく説明しますのでぜひご参考ください。

昆布

入れる量:ぬか床1㎏あたりに5㎝角1枚
期間:3日~入れっぱなし
入れ方:お好みの大きさに切って入れる

昆布は、クセがなく風味もゆるやかに変化するため初心者にも使いやすい王道の食材です。

時間が経つと分解されてなくなるので入れっぱなしでもいいですし、3日間ぐらいで取り出して漬物として食べることもできます。

私はいつもぬか漬けの味がうすくなってきたなと思ったら、昆布をキッチンばさみで適当な大きさに切って入れています。

そのまま入れっぱなしにしておけるのが面倒くさがりな私にとっては嬉しいポイントですね。

かつお節

入れる量:ぬか床1㎏あたりに5g
期間:3日~入れっぱなし
入れ方:そのまま入れるか、お茶パックに入れて取り出せるようにする

かつお節に含まれるイノシン酸は、グルタミン酸と合わさることで旨みがアップするので、昆布と一緒に入れるのもおすすめです。

私が入れてみたときには思ったより魚の生臭さを感じたので、最初は少量ずつ試してみるのがいいと思います。

できれば、生臭さの原因である血合いの部分が少ない「糸削り節」を使うといいですよ。

初めは短期間で取り出せるように、お茶パックなどに入れてやってみてくださいね。

煮干し

入れる量:ぬか床1㎏あたりに3~5匹
期間:3日~入れっぱなし
入れ方:そのまま入れるか、お茶パックに入れて取り出せるようにする

煮干しもかつお節と同様に生臭くなる場合があるので、お茶パックに入れて短期間で取り出すのがおすすめです。

入れる前に、頭とはらわたを取り除くと生臭さを軽減できます。

ほんのひと手間なのですが、めんどくさがりな私には向いていない食材だと感じました。

干し椎茸

入れる量:ぬか床1㎏あたりに3~5個
期間:2日~10日で取り出す
入れ方:そのまま入れてぬかとよく混ぜる

干し椎茸には、ぬか床の水分を吸ってくれる効果もあります。

取り出した椎茸はチャーハンや炒めものとして使うこともできますよ。

私は手軽さと使いやすさから干し椎茸を入れるのがイチオシです。

かつお節や煮干しのように生臭さがでる心配がなく、あまり考えず気軽にぽいっと入れることができるのもうれしいですね♪

柚子

入れる量:ぬか床1㎏あたりに10g
期間:3日~入れっぱなし
入れ方:よく洗った皮を半日~1日乾燥させてから入れる

柚子は香りを楽しめるだけでなく乳酸菌も豊富で、ぬか漬けをまろやかな味わいにしてくれます。

皮を乾燥させずに入れる場合は、カビの発生を防ぐためにも3~4日で取り出してください。お茶パックに入れておくと取り出しやすいですよ。

私は冬の時期になるとどんな料理にも入れたくなるほど柚子が大好きです。柚子の香りって食欲をそそりますよね。

冷凍柚子の皮などは一年中インターネットで手に入るものもあるので、私のように柚子が好きな人はぜひ試してみてください!

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山椒

入れる量:ぬか床1㎏あたりに5~20g
期間:入れっぱなし
入れ方:実山椒を熱湯で30秒ゆでて冷水で10分さらしてアクを抜き、水気をきってから入れる

実山椒を入れるとぬか漬けの味が引き締まり、すっきりとした香りも楽しめます。

多すぎると刺激が強くなるので、初めは少量から入れるようにしてみましょう。

生の実山椒は毎年5~6月頃にしか出回らないのですが、ゆでてジッパー付き保存袋で冷凍しておけば一年中使うことができます。

とはいえ、なるべく手間をかけたくない私にとって、生の実山椒の下ごしらえは面倒だなと感じます。

下ごしらえに時間をかけたくない人は、インターネットでも簡単に手に入る冷凍の実山椒がおすすめです。

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生姜

入れる量:ぬか床1㎏あたりに1かけ
期間:数日~入れっぱなし
入れ方:皮をむいて1かけ丸ごと入れる

生姜はぬか漬けの風味を良くするだけでなく、旨みも引き立たせてくれるおすすめの食材です。

数日で取り出して他の料理にも使うことができますし、入れっぱなしにしていても腐る心配がないので使いやすい食材です!

時間が経っても分解されないため、入れるときには丸ごとか、細かく切って入れるのがおすすめです。

私は大きめの乱切りにして入れてしまい、かき混ぜにくくて後悔したことがあります。細かく切って混ざりやすくすればよかったと思いました。

ビール

その他に、変わり種としてビールを入れる方法もあります!

ビールを入れると、発酵が進んでぬか床が元気になり、ぬか漬けの味わいにもコクが出て美味しくなります。

ビール漬けのような味になるので、ビールの味や香りが好きな人におすすめです。

ポイントは、アルコールが抜けたビールを大さじ1杯程度入れることです。

ぬか床の乳酸菌はアルコールに弱いので、飲み残してぬるくなったぐらいのビールがちょうどいいんです。

また、水分が多くなりすぎるとカビの原因にもなるので、少量から試してみてくださいね。

柿の皮

入れる量:お好みでひとつかみ~3つかみ
期間:入れっぱなし
入れ方:乾燥させた皮をそのまま入れる

柿の皮を入れるとぬか床のにおいが柔らかくなり、ぬか漬けにもほんのりとまろやかさや甘みが出ます。

私は最初、ぬか床と柿の皮は意外な組み合わせだと思い半信半疑でした。

ですが、たくあんを甘くするのに使われるなど、昔からさまざまな漬物に重宝されてきた食材だと知りました。

多めに入れてしまっても味が極端に変わることはないため、初めての人でも安心して使うことができます。

生の柿の皮を剥いて使うときは、1日干して水分を飛ばしてから入れましょう。

ネットには柿の皮だけの販売もありますのでチェックしてみてくださいね。

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唐辛子

入れる量:ぬか床1㎏あたりに2~3本
期間:入れっぱなし
入れ方:種をとって輪切りにして入れる(辛みが苦手な場合は丸ごと入れる)

唐辛子は、ぬか床の味を引き締め、ピリッとした辛みが味のアクセントにもなります。

辛いのが苦手な場合は輪切りにせず、種をとってから1本まるごと入れるといいですよ。

我が家のぬか漬けも、唐辛子を丸ごと入れているのですが辛みはほとんど感じません。

防虫・殺菌効果も高く、過剰発酵をおさえてくれるのでとりあえず入れておくと安心な食材です。

にんにく

入れる量:ぬか床1㎏あたりに2、3かけ
期間:入れっぱなし
入れ方:皮をむいて丸ごと入れる

にんにくは食欲をそそる風味でぬか漬けに旨みを加えてくれ、殺菌効果も期待できる食材です。

また、1週間~10日ほど漬けると、にんにく自体も美味しいぬか漬けとしても食べられるようになります。

我が家の主人はにんにく大好き人間なので、ぬか床ににんにくを入れていると、いつの間にか量が減っています。

どうやって食べているのか聞いたところ、ちょうどいい頃合いの(透き通っている)にんにくを取り出して薄くスライスし、晩酌のつまみにしているようです(笑)

主人のようににんにくが好きな方や気になる方は、ぜひやってみてくださいね。

ぬか床に入れるとより美味しくなるものは昆布やかつお節

ぬか床に入れると美味しくなるものは、昆布やかつお節などの旨みを与えてくれる食材です。

また、柚子や生姜を入れるとぬか漬けにさわやかな香りをつけてくれるのでおすすめです。

このように、ぬか床にいろいろな食材を入れるだけで自分好みの美味しいぬか漬けを作ることができるんです。

さらに調べて見ると、ぬか床の手入れを楽にしてくれる水抜きや防腐効果をもつ食材もあることが分かりました!

例えば、干し椎茸や大豆は水分を吸収してくれるので、ぬか床の水抜きにもってこいです。

しょうがやニンニクには殺菌効果があるため、カビや過剰発酵を防いでぬか床の保存性を高めることもできます。

味をおいしくする以外にも様々なメリットがあるのね!

私が調べただけでも、こんなにたくさんのメリットを見つけることができました。

・旨みを引き出す
・香りを良くする
・味を引き締める
・味をまろやかにする
・好みの味に近づけてくれる
・防腐効果などで保存性を高める
・水分を吸収し水抜きしてくれる

私は今まで、最初に入れる「捨て漬け食材」以外に、ぬか床に食材を入れるという発想が全くありませんでした。

初めのうちは美味しかったのですが、野菜から出る水分でだんだんとうまみが薄れて物足りなく感じるようになっていました。

あまり美味しくないので手入れのモチベーションも続かず、カビを生やして捨ててしまうという全く長続きしなかった苦い記憶があります。

味が薄れたころに昆布やかつおぶしなどを入れればうまみが復活して、ぬか漬けを長く楽しむことができますね。

また、水抜きや殺菌効果のある食材を入れておけばカビの繁殖を防げ、私のように食材を無駄にしないですみます!

ぬか床のカビ対策に!水抜きや防腐効果が期待できる食材

ぬか床の水分量が多いと雑菌が繁殖してカビの原因になります。

そのため、キッチンペーパーや水抜き器を使って水抜きをするのが一般的です。

しかし野菜の旨みたっぷりの水分を全て抜いてしまうのはもったいないです!

そこで、ぬか床に旨みをプラスしながら水抜きもしてくれる優れた食材を紹介します。

あわせて、雑菌の繁殖を抑える効果のある食材も入れておけばバッチリです!

水抜き効果が期待できる昆布や干し椎茸に大豆

ぬか床の水分量が気になる時には、水抜き効果が期待できる食材を入れてみましょう。

・昆布
・干し椎茸
・大豆
・干し大根

旨みを加えつつ水分を吸ってくれ、最後には取り出して食べられるのもうれしいポイントです。

完全に旨みが抜けると味がしなくなるので、漬物として食べたい時は2~3日で取り出すと美味しく食べられます。

2~3日でもしっかり水分を吸ってくれているので心配ありません。

味のしなくなったものも料理に使えます。私はよく煮物や炒めものにしますが、刻んで餃子やチャーハンに入れても美味しいですよ!

防腐効果が期待できる生姜や唐辛子・にんにく

雑菌の繁殖を抑える効果が期待できるのは以下の食材です。

・生姜
・唐辛子
・にんにく
・山椒

生姜は、乳酸菌が発酵しすぎている時に入れると酸味をまろやかにしてくれます。

私も生姜には殺菌効果があると聞いたことがあるため調べてみました。

(前略)ジンゲロールはショウガに含まれる辛味成分でショウガオールとともに強い殺菌作用と活性酸素の消去作用があり、抗炎症・抗ガン・発ガン抑制に効果があるといわれています。(後略)

引用 甘利香辛食品株式会社HP

生姜のピリッとした辛みの部分に殺菌作用があるとは驚きました。

また、唐辛子には、防腐・防虫効果があるほか、菌の過剰発生をおさえる働きもあります。

(前略)辛さの正体(しょうたい)は「アリルイソチオシアネート(アリル芥子(からし)油)」という揮発性(きはつせい)の物質(ぶっしつ)です。(中略)アリルイソチオシアネートには、強力な殺菌作用(さっきんさよう)、つまり菌(きん)をおさえる作用があるといわれています。(後略)

引用 農林水産省こどもそうだん

唐辛子も生姜と同じく辛み成分に強い殺菌効果があることが分かりました。

生姜や唐辛子などの殺菌効果があるものは、夏場の菌が活発になりやすい時期に入れるのがおすすめですね。

その他に、にんにくと山椒にも殺菌効果がありますが、ぬか床の風味を変えやすいため入れすぎ注意な食材です。

私は、にんにくと山椒の殺菌効果は「うまみ付けのついで」ぐらいに思っています。

ぬか床を小分け容器に分けて少量ずつ試してみよう

ぬか床に入れると美味しくなる食材も、一度にたくさん入れるとぬか床の風味を変えてしまう可能性があります。

そのため、以下のポイントを守って入れるようにしましょう。

失敗しない入れ方のポイント
・一度に入れるのは1種類ずつ
・少量ずつ入れる
・入れる期間を短くする
・取り出せるようにしておく
・別の容器にうつして試してみる

私も初めは「どれとどれを入れようかな~」なんて思っていたのですが、まずは1種類ずつ試していくのが良いと知りました。

つい色々といれたくなっちゃうのよね

一度にたくさんの食材を入れすぎると、ぬか床の風味が極端に変わってしまう場合があります。

そして、一度風味が変わったぬか床は元にもどすことができません!

せっかく美味しくしようと工夫したのに逆効果になってしまったら元も子もないですよね。

入れっぱなしでもいいとされる食材も、初めて入れる時はお茶パックなどに入れて取り出せるようにしておくと安心です。

入れてみて初めて、この風味は苦手だなと分かる場合もあります。そんな時にすぐに取り出すことができるようにしておきましょう。

また、ジッパー付き保存袋やタッパーなどの別の容器にぬか床を分けて、試してみる方法もあります。

もし失敗してしまっても捨てる量が少なくてすみますし、色々な食材で食べ比べをしてみるとぬか漬けの奥深さを知るきっかけにもなりますよ。

ぬか床が酸っぱいときにはこの食材を入れて解決

ぬか床が酸っぱいと感じたら「粉からし」「卵の殻」「酒」で解決できます。

ぬか床が酸っぱくなる原因は、乳酸菌の発酵しすぎによる酸の発生です。

これには水分量や温度のほか、塩分やかき混ぜる回数なども関係していて、どんなに気をつけていても酸っぱくなってしまうことがあります。

我が家のぬか床ももれなく酸っぱくなってしまったことがあり、そのときはもう捨てるしかないのかと本当にショックでした。

ですが調べて見ると、ぬか床の酸っぱさを簡単に元に戻すことができる食材があることが分かりました。

諦めて捨てなくてよかった…!

ぬか床が酸っぱいときの粉からし・卵の殻・酒を使った解決方法をご紹介します。

粉からし:ぬか床1㎏に大さじ1~2杯を加えてよく混ぜる

粉からしには乳酸菌の発酵をおさえる働きがあります。粉末なのでぬかとよく混ざり即効性が期待できます。

卵の殻:ぬか床1㎏に1~2個の卵の殻を煮沸殺菌して砕き、よく混ぜる

卵の殻に含まれるカルシウムが酸を中和してくれます。同じアルカリ性の「重曹」を入れるのも効果的です。

酒:適量をぬか床に回しかける

酒の甘みと風味が、酸味をまろやかにしてくれます。生姜にも同様の効果があります。

入れすぎると水分量が多くなってしまいますので、注意してくださいね。

まとめ

  • ぬか床に入れると美味しくなるものには、水抜きや防腐効果をもつ食材もある
  • ぬか床に旨みを与えてくれる食材は「昆布」「かつお節」「煮干し」「干し椎茸」で、入れすぎても味が変わる心配のない「昆布」と「干し椎茸」がおすすめ
  • ぬか床に香りを与えてくれるおすすめの食材は「柚子」「山椒」「生姜」「ビール」で、下ごしらえの手間が少ない「生姜」がおすすめ
  • まろやかな味わいにしたい時は「柿の皮」、ピリッと味にアクセントをつけたい時は「唐辛子」、食欲をそそる風味で旨み付けしたい時は「にんにく」を入れるといい
  • ぬか床の水抜き効果のある食材は、昆布・干し椎茸・大豆・干し大根などの乾物
  • ぬか床の防腐効果のある食材は、生姜・唐辛子・にんにく・山椒
  • 一度にたくさんの食材を入れすぎると、ぬか床の風味が悪くなるため「1種類ずつ少量から」「短期間で取り出す」「小分け容器で試す」と失敗しにくい
  • ぬか床が酸っぱい時は、粉からし・卵の殻・酒を入れると元にもどすことができる

どの食材もスーパーで簡単に手に入るものが多く、手軽に試すことができるのが嬉しいポイントです。

ぬか床の状態を良くしてくれるこれらの食材を取り入れて、あなただけのオリジナルぬか漬けを長く楽しんでくださいね。

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