あなたはご自身で冷凍保存したタコや、市販の冷凍タコをどのように解凍していますか?
私は以前余ったタコを冷凍タコにして保存したのですが、解凍してみるとゴムのように硬くて驚いたことがあります。
冷凍タコは長期間保存ができて便利ですが、柔らかさが損なわれてしまったら残念ですよね。
そこで今回は、冷凍タコを柔らかく解凍する方法4つをご紹介します!
その内3つの方法を試してみましたが、冷凍タコを塩水でじっくり解凍する方法がより柔らかく食べることができました。
時間がない時は流水解凍や茹でるのもおすすめです。
タコを冷凍保存する際の手順も解説していますので、きっとあなたも冷凍タコを柔らかくすることができますよ♪
冷凍タコの賞味期限やタコ飯やアヒージョのレシピも紹介していますので、ぜひご覧ください!
冷凍タコを柔らかくする方法2選!塩水解凍がベスト

冷凍タコを柔らかくするにはいくつか方法があるのですが、ここでは私が実際にやってみた二つの解凍方法をご紹介します!
塩水で解凍する方法と茹でて解凍する方法で、どちらも柔らかくなりましたが、触感や見た目に違いがあり驚きました。
そのような違いや、実際に調理してみて発見したメリット・デメリットも解説しますね。
手順は写真付きで解説しているので、解凍方法に不安がある方もぜひご覧ください♪
塩水で柔らかくする方法

冷凍タコを柔らかくする方法の1つ目は、塩水を用いたやり方です。準備するものはこちらです!
- 冷凍タコ
- 濃度1~2%程度の塩水
- ジップロックなどの水が漏れない袋かボウル
準備するものが少ないので、手軽に解凍できます♪それでは、詳しい手順を解説いたしますね。
- ジップロックやボウルに、冷凍タコが浸るくらいの塩水を作ります。
- 1の中に冷凍タコを入れます。
- 2を冷蔵庫で2~4時間寝かせたら完成です。
今回は2時間冷蔵庫で寝かせてみて、まだ少し凍っていましたが加熱調理するとしっかり中まで熱が通っていました。
少し時間がかかりますが、タコが柔らかくプリプリしている印象でした!
お時間に余裕がある場合は、塩水を用いた方法がおすすめです。
茹でて柔らかくする方法

2つ目は冷凍タコを鍋で茹でて柔らかくする方法です!準備するものはこちらです。
- 冷凍タコ(200g)
- 水(150ml)
- 料理酒(大匙1と1/2)
水と料理酒だけなのですぐ揃いますね。それでは手順を解説いたします!
- 鍋に冷凍タコ、水、料理酒を入れて火にかけます。今回は小さめのお鍋を使用し、冷凍タコが水にギリギリ浸かるくらいの感じでした。
- 沸騰して煮立ったら弱火にします。
- 箸などでつついて確認し柔らかくなったら完成です。今回は沸騰後2分程度で柔らかくなっていました!
冷凍タコを茹でると短時間で柔らかくできることがわかりました!
もう少し時間がかかるかと思い、お鍋で煮ながら他の料理を作っていたのですがすぐに柔らかくなっていて驚きました。
フライパンに実際に冷凍タコと水を入れたときは、想像以上に水の量が少なく戸惑いましたが問題なく解凍することができたので安心してください♪
塩水解凍と茹でる方法のメリットとデメリットを比較!

冷凍タコを柔らかくする2つの方法をご紹介しましたが、実際に試してみて気が付いたメリットとデメリットがあったので、ご紹介しますね。
煮る | 塩水で解凍 | |
メリット | すぐに柔らかくできる | タコがより柔らかくプリプリになる |
デメリット | タコが縮んでしまう可能性がある | 時間がかかる |
柔らかさという点で比較した場合、私が試してみた際は塩水で解凍したほうが優れているという印象でした。
しかし、最低でも2時間はかかるので急いでいる時や、解凍するのを忘れていたときなどは煮る方法の方がいいですね。
煮る方法はタコが少し縮んだ印象があり、塩水で解凍したものよりはしっかりとした歯ごたえがありましたが、きちんと柔らかく解凍できたのでご安心ください。
その時のシチュエーションや好みに合わせて、解凍してみてくださいね。
冷凍タコの解凍方法は他にもある!冷蔵庫や氷水を使おう

先ほどの2つの解凍方法以外にも、冷蔵庫で解凍する方法や、氷水で解凍する方法があります!
それぞれの手間やかかる時間を比較して、ご自身の状況によった解凍方法を選んでくださいね。
解凍方法を1つずつ解説!
それでは、まずは冷蔵庫を使用した解凍方法から説明します。
【冷蔵庫で半解凍にする】

先ほど塩水に浸して冷蔵庫で解凍する方法をご紹介しましたが、何もせずに冷蔵庫で2時間程度寝かしておくだけでも半解凍することができます。
私はこちらの方法も試してみましたが、半解凍したタコは包丁でも切りやすく、加熱調理すると割とすぐに火が通り驚きました♪
【氷水で急速解凍】
冷凍タコを冷蔵庫に移すのを忘れていたり、茹でて解凍したいけど他の料理も並行して作っていてコンロが埋まっている!なんてこともあるかもしれません。

タコが解凍できない!ピンチ!
そのようなときは冷凍タコを保存している袋のまま、氷水で解凍する方法もあります。
氷水を入れたボウルに冷凍タコを袋ごと入れて、流水で解凍していきます。
包丁で切れるくらいに半解凍できたら、あとは加熱調理してきましょう。
この方法が一番早く簡単に半解凍できるので、時間がない方や手間を省きたい方にはおすすめです!
常温での解凍は避けよう!

今まで4つの解凍方法をご紹介しましたが、鍋や水を使うのが面倒に感じる方もおられるかもしれません。

常温でそのまま置いといたらいいんじゃないの?
ご存知の方も多いかもしれませんが、常温での解凍は食中毒の観点から避けた方が良いとされています。
室温でゆっくり解凍すると、食中毒菌が増える可能性がある。
農林水産省
農林水産省も冷蔵庫や流水を使った解凍を推奨しているので、正しく解凍してタコ料理を楽しんでくださいね。
冷凍タコを柔らかく解凍するには冷凍方法も大切!

冷凍タコを柔らかくするには、冷凍前の下ごしらえも重要です。
私は以前スーパーで購入した茹でダコを丸ごとトレーのまま冷凍していたら、解凍して食べたときゴムのような触感でショックを受けたことがあります。
冷凍することでタコの柔らかい触感が失われてしまったら悲しいですよね。
そのような事態を防ぐために、正しいタコの冷凍保存の方法をご紹介します!
茹でだこの保存方法

早速茹でだこの保存方法をご紹介します!
- あらかじめ食べやすいサイズや調理しやすいサイズに茹でダコを切っておきます。
- 茹でダコについている余分な水分をキッチンペーパーなどで拭き取ります。
- 切った茹でダコを一つ一つラップで包みます。
- フリーザーバッグなど冷凍用保存袋に包んだ茹でダコを入れます。
茹でダコの保存方法は以上になります!先に切っておくことで解凍後すぐ調理に使用できるので楽ですね♪
農林水産省も肉や魚介類を冷凍保存する際は、小分けにしてラップに包んで保存することを推奨しています。
柔らかさを損なわないためにも正しく保存してくださいね♪
冷凍庫で保存している冷凍タコの賞味期限はどのくらい?

生のタコや茹でダコを買ってきて、長期間保存するために冷凍される方は多いと思いますが、冷凍できる期間はどれくらいかご存知でしょうか?
私はタコに限らず野菜やおかずなども冷凍しますが、存在を忘れていて長期間そのままにしてしまい、食べられるかわからず泣く泣く捨てたことがあります。
ここでは冷凍タコの賞味期限について詳しく解説いたします!
冷凍タコは明確な賞味期限は決まっていない!

実は冷凍タコの賞味期限は明確には決まっていません!
しかし、農林水産省のホームページに冷凍食品の保存について以下のような記載がありました。
実験結果では、冷凍室内の冷凍食品は4ヶ月位は品質に変化がありませんでしたが、様々な冷凍室の使用状況を勘案し、安全を見て多少短めに考えると、購入時の品質が2~3ヶ月間は保たれると考えてよいでしょう。
ただし、ドアポケットに保存した場合は、ドアの開閉の都度、冷凍食品が外気の温度の影響をそのまま受けますので、品質が保たれる期間は1~2ヶ月間と短くなります。
農林水産省
ちなみにここで記載している「冷凍食品」とは長期保存を目的として製造・流通されている食品のことを指しているので、ご自身で冷凍保存したタコは完全には当てはまりません。
ですので、冷凍後3か月は保存できます!とは言い切れないので、1か月を迎えるまでには食べたほうが安心できそうですね。
私も今後、タコを冷凍保存するときには日付を保存袋に記載して早めに食べ切ろうと思います。
解凍後は臭いや変色が無いか、しっかり確認しましょう!
冷凍タコを使ったタコ飯とアヒージョのレシピを紹介

あなたはタコと言えばどのような料理が思い浮かびますか?

タコといえばたこ焼きかな。
私は関西人で、幼少期から家族や友達とよくたこ焼きパーティーをしていたので、たこ焼きの印象が強いです。
しかし、大容量の冷凍タコを買った場合や冷凍保存しているタコが大量に余っている場合、たこ焼き以外の料理でもタコを消費できたら嬉しいですよね。
そこで、冷凍タコを使用したタコ飯とアヒージョの2つのレシピをご紹介いたします!
どちらも実際に作ってみましたが、タコの触感や風味が楽しくとてもおいしかったですよ♪
タコ飯のレシピ

1つ目のレシピはたこ飯です!以前、たこ焼きパーティーをした後にタコが余ってしまった際に初めて作ったのですがとても美味しかったので、お気に入りの料理です♪
まず、準備する材料はこちらです。今回は4人前で作っていきますね。
- お米(2合)
- タコ(150g)
- 生姜(一片)
- 醤油(15ml)
- みりん(25ml)
- 顆粒和風だし(小さじ1)
それでは写真付きで作り方を解説していきますね!
- 冷凍タコを解凍し、切っていない場合は一口大に切ります。
- 生姜を千切りにしておきます。
- 炊飯器にお米と醤油・みりん・顆粒和風だしを入れて、2合炊きのラインまで水を入れます。
- 千切りにした生姜を入れて混ぜた後、タコを上に乗せます。私は間違えてタコも一緒に混ぜてしまいましたが問題ありませんでした!
- 通常の炊飯モードで炊き、炊き上がったら混ぜて蒸らします。
- お椀によそってお好みで刻み葱などを乗せて完成です!
タコの出汁がご飯全体に馴染んでいて風味豊かでとても美味しかったです♪
また、いつもは白ご飯好きの私の主人も、「美味しい」と言ってもりもり食べてくれましたよ!
タコのアヒージョのレシピ

アヒージョとはスペイン料理の一種で、オリーブオイルとにんにくで野菜や海鮮を煮込んだものになります。
私は大学生の時初めてアヒージョを食べましたが、にんにくの風味が絶妙で好きになりました♪
今回、冷凍タコを使ってアヒージョも実際に作ってみたので、作り方をご紹介しますね。
まず、準備する材料は以下の通りです。明確な分量は無いので、ご自身のお好みの分量で作ってみてください♪
- オリーブオイル(適量)
- にんにく(1~2片)
- 塩(適量)
- こしょう(適量)
- 輪切り唐辛子(一つまみ)
- お好きな海鮮の具材(タコ・エビ・イカなど)
- お好きな野菜の具材(ブロッコリー・じゃがいも・キノコ類・プチトマトなど)
にんにくはチューブでも問題ありません!私もチューブで作りましたが十分美味しかったです♪
じゃがいもやブロッコリーを使用する場合は、あらかじめ電子レンジで少し温めておくと、火が通りやすくなりますよ。
それでは、アヒージョの作り方を写真付きで解説いたします!
- にんにくは皮を剥いて芯を取り、みじん切りかスライスにしておきます。
- 冷凍タコは解凍し、一口大にしておきます。エビを使用する場合は皮をむいて背ワタを取っておきます。
- 野菜も一口大に切っておきます。
- フライパンやスキレットなどに具材が1/3~1/2程度浸かるぐらいのオリーブオイルとにんにくを入れます。
- 4をにんにくの香りがするくらいまで中火にかけて、準備しておいた具材と輪切り唐辛子を入れます。今回はタコとじゃがいもで作ってみました!
- 5がぐつぐつと煮立ってきたら弱火にして、1~2分程度煮込み塩・こしょうで味を調えたら完成です!
とても簡単にできましたが、味がしっかりしていて美味しかったです!
具材を食べた後の残った汁にバケットなどを付けて食べるのも美味しいですよね。
にんにくチューブを使用する際はオリーブオイルに入れて熱したとき、にんにくが飛び跳ねる危険があるので気を付けてくださいね。
まとめ

- 冷凍タコは塩水に浸して冷蔵庫で解凍すると、時間はかかるがより柔らかくなる。
- 冷凍タコは煮るとすぐに柔らかく解凍できる。
- 他にもそのまま冷蔵庫で解凍したり、流水で解凍する方法もある。
- 常温での解凍は食中毒の観点から避けた方が安心。
- 茹でダコは食べやすいサイズに切り、一つ一つラップに包んで冷凍保存する。
- 冷凍タコの賞味期限は明確には決まっていないが、1か月以内に使い切るのがおすすめ。
- 冷凍タコはタコ飯やアヒージョなど様々なレシピに活用できる。
冷凍タコは正しく解凍すれば柔らかく解凍できることがわかりました。
私が実際に試した方法では、塩水に浸して冷蔵庫でじっくり解凍する方法がより柔らかくプリプリになったように感じました。
あなたも正しい解凍方法と冷凍方法で、冷凍タコを使いこなしてくださいね♪