ほうれん草はビタミン、ミネラル、カロテンなどが豊富な栄養価の高い緑黄色野菜ですね。
しかし買ってきたばかりの生のほうれん草は日持ちが2、3日とあまり長持ちしないのが難点です。
では、茹でたほうれん草の日持ちはどうでしょうか?
茹でたほうれん草の日持ちも生のほうれん草と同様、冷蔵で2〜3日しか持ちません。しかし冷凍すれば1ヶ月も長持ちするんですよ!
ただ早めに食べないとおいしさや鮮度が落ちてしまうので目安ですね。
私は茹でたほうれん草を冷凍したことがありませんでしたが、今回茹でたほうれん草の日持ちについて調べ、ほうれん草の冷凍は日持ち以外の点でも大変便利だと知りました。
今回はほうれん草の冷蔵や冷凍保存の方法、注意点だけでなく、パパッとできる簡単なほうれん草を使ったレシピもご紹介します。
茹でたほうれん草の日持ちは冷蔵で3日!冷凍なら1ヶ月!
茹でたほうれん草は冷蔵庫では2〜3日もちます。
生のほうれん草の日持ちも同じくらいなので、茹でたからといって日持ちが長くなるわけではありません。
しかし、冷凍の場合には1ヶ月ほど日持ちがするんです。
買ってきたほうれん草を新鮮なうちに茹でてから冷凍しておくととても便利ですよ。
ほうれん草を冷凍保存すると、冷蔵保存よりも日持ちがグンと長くなります。
時間のない時でも、茹でる工程をしないで済むだけでほうれん草を使うハードルが下がりますよね。
ほうれん草を冷凍しておけばとても使いやすくなると思います。今までほうれん草を冷凍したことはありませんでしたが、これからほうれん草を冷凍することが増えそうです。
生のほうれん草から黒い汁が出ていたら腐敗のサイン
Yahoo!知恵袋では、下記と同じような質問がいくつか寄せられていました。
ほうれん草の茎の部分が黒い。 茹でて冷蔵庫に入れていて翌日食べようとタッパを開けたら、茎の部分が黒くなっていました。 しかもただ黒いだけでなく墨汁をたらしたような感じです。 一体何なのでしょう?(後略)
Yahoo!知恵袋
ほうれん草が黒い、黒い汁をたらしたような状態と言われると見た目も怖いですし、食べられるのかどうかも心配になってしまいますよね。
調理をしていないほうれん草から黒い汁がでている場合には腐っているというサインです。
ほうれん草に限らず野菜の多くは腐ると黒や茶色の汁が出てくることがあります。
新鮮なほうれん草では絶対にないことです。
黒い汁がでているのは腐敗の進行が考えられますので食べるのはやめましょう。
ほうれん草に限らず、黒い汁が出ている生野菜は食べないように注意しましょうね。
では、ほうれん草を腐らせないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。
ほうれん草を腐らせないようにするためには、正しく保存することが大切になります。
この記事では冷蔵保存の方法、冷凍保存の方法と注意点もまとめていますのでそちらもご覧くださいね。
調理済みのほうれん草が黒くなる原因はアントシアニン
調理をした新鮮なほうれん草が黒く変色している場合は、アントシアニン色素が原因だと考えられます。
公益財団法人福岡県学校給食会のHPによると、アントシアニン色素が加工時に変化したものであり腐敗などによるものではないので品質上の問題はないということです。
つまり、異臭がするなどの腐敗のサインが見られなければ食べられます。ただし、できるだけ早めに食べるようにしたほうがよいでしょう。
楽天レシピによると、アク抜きをすることで色止めをすることができるんですよ。
アク抜きをしっかりすることで黒い変色を見なくても済みます。アク抜きがとても大事であることがわかりますね。
ほうれん草は基本的にアク抜きをして食べた方が良いとされています。次にアク抜きを兼ねたほうれん草の茹でかたをご紹介しますね。
ほうれん草の保存を長持ちさせるための茹でかたのコツ
ほうれん草の茹でる際にはコツとして、大事なポイントが2点あります。
かために茹でる
茹ですぎると水分を多く含んでしまい、この水分が原因でほうれん草がいたんでしまうことがあるからです。
分量によりますが、茹で時間は1~2分を目安にするといいでしょう。
いつもはなんとなくでほうれん草を茹でていましたが、今回は2分計りながらほうれん草を茹でてみました。
冷凍することを考えているときには特に、時間を計りながら茹でて少し硬めになるようにするのがいいと思います。
水気をしっかり切る
茹であがったあとは冷水で冷まし、その後しっかりと絞り水気を取ります。
絞る時に力を入れすぎてしまうとほうれん草が潰れてしまうので、力加減には注意しましょう。
切る前にはキッチンペーパーなどで表面の水分をとってあげると更にいいですよ。
ほうれん草の茹で時間に気をつけて美味しさをキープしたいです。
茹でたほうれん草はかなり水気がありますよね。今回改めて水気を切るのが大変だなと思いました。
しっかり水を切るという一手間で上手にほうれん草を保存しましょう。
冷蔵保存の時は容器の底にキッチンペーパーを敷くと良い
茹でたほうれん草は常温保存ができません。茹でた後、あら熱が取れたら冷蔵保存するかすぐに調理するようにしましょう。
ほうれん草の水気を切ってから、タッパーに入れるかラップに包んで保存します。
保存容器の底にキッチンペーパーを1〜2枚入れておくと水分を吸ってくれますよ。保存容器のふたをして、冷蔵庫に入れます。
冷蔵保存する場合には、ほうれん草を切らずにそのままの状態で保存しても大丈夫です。切っても切らなくても日持ちは変わりません。
切って保存する際にはお弁当用のカップを使うのもおすすめです。使う分だけがサッと取り出せますよ。
茹でると日持ちがしそうな気がしたので、茹でた後も日持ちが変わらないのは驚きでした。
私はすぐに調理ができるように、切って保存しておくのが便利でいいなと思います。
日持ちに注意しておいしいうちに食べきりたいですね。
冷凍保存のポイントはしっかりと水気を切ること
冷凍保存すると、冷蔵保存よりも日持ちしますが、保存する際に水をしっかり切らないと長く保存できないので注意が必要です。
小分けにしてラップに包み、さらに冷凍保存可能のポリ袋に平らに入れて冷凍します。
冷凍したほうれん草を解凍する場合には500Wで1分くらいから様子を見ながら解凍してください。
解凍するとまたほうれん草から水分が出るので水分をきちんと切ります。
使う日があらかじめ決まっている場合は、冷凍庫から冷蔵庫にうつして自然解凍してもいいですよ。
ほうれん草の再冷凍はしないほうがいいので使う分だけを取り出して解凍するようにしましょう。
みそ汁などに入れるときは凍ったまま入れても大丈夫です。凍ったままでも調理できるのは便利ですよね。
1ヶ月日持ちがするのはとても嬉しいですよね。ほうれん草を冷凍保存しておけば料理がとても楽になります。
ほうれん草を使ったおすすめのレシピ3選
ほうれん草を使ったおすすめのレシピを3つ紹介します。3つとも今回初めて作りましたがとても簡単ですし、美味しかったです。
レシピではほうれん草を茹でていますが、冷凍保存してあるほうれん草を使っても大丈夫です。
時間がない時やあと一品足りないなという時などにとてもいいレシピだと思います。
どれも10分もかからず簡単ですぐできますので、あなたもぜひ作ってみてくださいね。
ツナとほうれん草の塩昆布和え
シーチキンが入っていることもあり、子どもからも好評だったという口コミが多く見られたレシピです♪
少し塩分を減らしたい場合には、塩昆布の量を調整してくださいね。
私もシーチキンが好きなので、美味しく食べられました。
塩昆布は10g入れましたが、少し少なくてもいいかもしれないと感じました。私は減塩の塩昆布を使って作りましたよ。
- 1シーチキンは油を切っておきます
- 2ほうれん草を1分程度茹で、冷水で冷まします。粗熱を取ったら3センチ幅に切ります
- 3ボウルにほうれん草、シーチキン、(A)を入れ混ぜ合わせて出来上がりです。
簡単すぐできる!ちくわとほうれん草のナムル
シンプルな味付けで、お酢がサッパリしていて食べやすいレシピです!
ニンニクはチューブタイプのもので代用してもいいと思います。私はチューブタイプのにんにくを使いました。
もやしをプラスしている人も多くいました。もやしを入れても美味しそうですよね。
もやしを入れなくても、ちくわのおかげでボリュームがある一品になっていると思います。
- 1ほうれん草を1分程度茹でて、冷水にさらしあら熱がとれたら水気を絞り5センチ幅に切ります。
- 2ちくわは半分の長さに切り、さらに縦に細切りにします
- 3ボウルに(A)を入れて混ぜ合わせ、ほうれん草とちくわを加えて和え、全体に味がなじんだら白いりごまを加えて和えて出来上がりです。
基本の白和え!ほうれん草の白和え
味付けが簡単でとても美味しい、基本のほうれん草の白和えのレシピです。
にんじんを入れて作っている方が多くいました。彩りも豊かになり、美味しそうだなと思いました。
木綿豆腐はしっかり水切りをした方が美味しくできますよ。
- 準備木綿豆腐はキッチンペーパーで包み耐熱ボウルに入れラップをかけずに600Wの電子レンジで3分加熱し、水切りをしておきます。
- 1ほうれん草を1分ほど茹で冷水で冷やして水気をしぼり、3センチ幅に切ります。
- 2ボウルに(A)を加えて混ぜ合わせ、ほうれん草を入れて和えます。
- 3全体に味がなじんだら完成です。
まとめ
- 茹でたほうれん草は冷蔵庫では2〜3日しか日持ちしないが、冷凍保存すれば1ヶ月も長持ちがする。
- 調理をしていないほうれん草から黒い汁が出ている場合は腐敗が進行しているので食べるのを控えた方が良い。
- 調理をした新鮮なほうれん草が黒く変色している場合は、アントシアニン色素が加工時に変化したものと考えられる。
- ほうれん草の色止めは、アク抜きを兼ねた下茹でをすれば防げる。
- ほうれん草を長持ちさせる茹で方のコツは、硬めに茹でることと水気をしっかり切ることの2点である。
- 茹でたほうれん草を常温保存することはできないので、すぐに調理するか冷蔵・冷凍保存をする。
- 冷凍保存する場合には、水気を切ってからタッパーに入れるかラップに包んで保存する。
- 冷凍保存すると、冷蔵保存よりも日持ちするが、保存する際に水をしっかり切らないと長く保存できないので注意が必要。
- ほうれん草の再冷凍はしないほうがいいので使う分だけを取り出して解凍するようにする。
私は今まで、茹でたほうれん草を冷凍したことがなく、1ヶ月も日持ちがすることを初めて知りました。
ほうれん草を毎回茹でてから使うのは大変ですが、一度茹でて冷凍しておけば使う時にとても簡単だなと思いました。
茹でておけばあとは、食材や調味料と混ぜるだけのレシピもたくさんあるので時間がない日やあと一品足りないという時に重宝すると思います。
ぜひあなたも茹でたほうれん草をうまく活用してみてくださいね。