ローストビーフは特別な料理というイメージがありますが、簡単放置で家でもおいしく作れます。
私はオーブンでじっくり火を通す方法しか知らなかったので、お祝い事や大晦日など特別なイベントの時だけ作っていました。
最近はお店のランチでローストビーフ丼があったり、スーパーのおつまみコーナーなどに小さなパックに入っているものがあったり、目にする機会が多くなりました。
食べたいのですが、家族みんなの分となるとちょっと高いなあと思いとどまることが多いです。
しかし、簡単放置する方法がわかってからは家でもローストビーフを楽しめるようになりました♪
簡単放置する作り方を3種類紹介しますので、ご自分に合った方法をみつけてくださいね。
注意点などもあるので合わせてお伝えしていきます。
ローストビーフは簡単放置!フライパンで焼くだけでできる
ローストビーフはフライパンで焼き目を付けてから、余熱を使って放置するだけで簡単にできます。
朝作って、放置してお昼ご飯または夜ご飯に食べられるのでとてもラクチンです。
とても簡単なので、お家でローストビーフがいつでも食べられますね♪
今回はフライパンで焼いて放置するだけの作り方を見ていきましょう。
【材料】
- 牛ブロック肉 300g
- 塩・こしょう 小さじ1
- お好みの食用油
【用意するもの】
- アルミホイルまたはラップ
- ビニール袋
- タオルなど
- トング(お肉を焼くときにあると便利)
【作り方】
1.牛ブロック肉に塩・こしょうをすりこみ30分以上常温で放置する
2.フライパンに油を入れて、中火で熱する
3.フライパンが十分に温まったら1のお肉を入れ全面に焼き色を付ける
4.全面に焼き色がついたら、アルミホイルまたはラップに包んでからビニール袋に入れる
5.タオルに包むか電子レンジなどの庫内に入れて45分放置し、余熱で火を通す。
6.氷水に5分入れて粗熱をとる
7.外側の水分をとって、冷蔵庫で3時間以上放置する
お肉は常温にしてから調理しないと、中心部まで加熱されないので室温に放置してから調理してください。
ブロック肉の大きさにもよりますが、私は冷蔵庫から出して45分ほど室温に放置してから調理しました。
それから、塩・こしょうをして放置しておくと水分がでてくるので、私はキッチンペーパーでくるんでビニール袋に入れておきましたよ。
今回はシンプルに塩とこしょうで下味をつけましたが、お好みでニンニクやハーブなどをプラスすると味わいが変わりますので、試してみてください。
ハーブソルトを使ったらお店の味に近くなるかも!試してみようかしら♪
焼いて放置するだけはちょっと心配というかたは次に紹介する方法がおすすめです。
ローストビーフは炊飯器の保温機能で柔らかく仕上がる
ローストビーフは生焼けが心配という方は、炊飯器の保温機能を利用した方法もおすすめですよ。
焼き目をつけてから、耐熱性の袋に入れて炊飯器の保温機能を利用し、低い温度でじっくりと火を通していく作り方です。
炊飯器の保温だとだいたい60℃~70℃はあるから安心だわ
【材料】
- 牛ブロック肉 300g
- 塩・こしょう 小さじ1
- お好みの食用油
- お湯
【用意するもの】
- アルミホイルまたはラップ
- 耐熱性のビニール袋
- 炊飯器
- 炊飯器に入る大きさのお皿 1~2枚
- トング(お肉を焼くときにあると便利)
【作り方】
1.牛ブロック肉に塩・こしょうをすりこみ30分以上常温で放置する
2.フライパンに油を入れて、中火で熱する
3.別のお鍋かポットでお湯を沸かす
4.フライパンが十分に温まったら1のお肉を入れ全面に焼き色を付ける
5.全面に焼き色がついたら、アルミホイルまたはラップに包んでから耐熱性のビニール袋に入れ空気をなるべく抜いてから口をとじる
6.炊飯器にお皿をしき、その上に4のお肉をのせる。お肉が隠れるくらいのお湯を入れる
7.フタをして保温ボタンを押し1時間放置する
8.1時間後、氷水に5分入れて粗熱をとる
9.外側の水分をとって、冷蔵庫で3時間以上放置する
私は炊飯器を使った方法が簡単でお肉にも火が通り自分には合っていると思いました。
私は、何も考えず普通のビニール袋にいれていたので、中に水が入ってしまい味が水っぽく仕上がることがよくありました。
炊飯器の釜の底はけっこう熱く、さらに熱いお湯を入れるのでビニールが溶けやすくなっていたのです。
ビニール袋に入れたのにお肉の匂いがするし、袋の中に水が入ってる時があるのよね
ビニールが溶けるのを防ぐために耐熱性のビニール袋を使い、釜の底にお皿をしいて調理しましょう。
それから、お湯を使っているので火傷を防ぐためにも、お肉を取り出したりするときにはトングを使うと便利ですよ。
私はビニール袋の端を持てば大丈夫と思っていましたが、とても熱くて驚きました。それからトングを使うようにしています。
菜箸でもいいですが、お肉が重たいので結構な力が必要です。
炊飯器を使うには抵抗があったり、炊飯器はほかに使用していて使えない方もいるかと思います。
次はお鍋を使ってローストビーフを簡単に作る方法を見ていきましょう。
ローストビーフは湯煎放置で時短にもなる
今回ご紹介している3つの作り方の中でも湯煎で加熱する方法は余熱調理時間が15分と一番短いです。
私は簡単なのに時短にもなっていいなと思いました。
お鍋で湯煎して作るローストビーフの作り方を見ていきましょう。
私も実際に作ってみましたが、とても簡単でした。
【材料】
- 牛ブロック肉 300g
- 塩・こしょう 小さじ1
- お好みの食用油
【用意するもの】
- アルミホイルまたはラップ
- 耐熱性のビニール袋
- 鍋
- 鍋に入る大きさのお皿 2枚
- トング(お肉を焼くときや鍋から取り出すときにあると便利)
【作り方】
1.牛ブロック肉に塩・こしょうをすりこみ30分以上常温で放置する
2.フライパンに油を入れて、中火で熱する
3.別のお鍋かポットでお湯を沸かす
4.フライパンが十分に温まったら1のお肉を入れ全面に焼き色を付ける
5.全面に焼き色がついたら、アルミホイルまたはラップに包んでから耐熱性のビニール袋に入れなるべく空気を抜いて袋の口をとめる
6.鍋にお皿をしき、その上に4のお肉をのせる。お肉が隠れるくらいのお湯を入れお皿でフタをしてそのまま3分グラグラ加熱する。
7.火を止めて、そのまま15分放置する。
8.氷水に5分くらい入れて粗熱をとる
9.外側の水分をとって、冷蔵庫で3時間以上放置する
お湯を沸かしたお鍋に、お皿やお肉を入れるとお湯が跳ねたりして危険です。
先にお皿やお肉を入れてから、お湯を入れると火傷などの心配が少なくなります。
出来立てのローストビーフは、冷蔵庫に放置しなくてもおいしいです。
しかし、お肉を休ませた方が肉汁が落ち着き、切りやすくもなりますよ。
私は、火が通っているのか心配で、出来上がってすぐに切って味見をしたことがありますが、お肉を休ませた方が味も馴染んでおいしいと感じました。確かに形も整い切りやすいです。
余熱調理中の放置時間は目安なので、ブロック肉の大きさによって加減してください。
しかし、放置時間を長くし過ぎると火が入りすぎて固くなったり、パサパサになるので気をつけてくださいね。
ローストビーフ作りで使うジップロックは耐熱温度に注意
ローストビーフを簡単放置で作るときに欠かせないのがビニール袋です。
今やどこのおうちにもあると思われるジップロックですが、ジッパー付きのビニール袋の総称として呼ばれていることが多いです。
その種類は様々ですが、ローストビーフを作るときは耐熱温度に注意しましょう。
私は、ビニール袋はどれでも同じだと思って使用していたのでよくビニール袋の中に水が入っていたり、調理したものの味が水っぽくなっていたことがよくあります。
ものによって耐熱温度が違うのね。買う時に見てみよう。
ジッパー付きのビニール袋でも耐熱温度が100℃のものもありますが、調理向けの耐熱性ビニール袋を見つけたのでご紹介します。
耐熱性のビニール袋は加熱調理から冷凍保存まで使えて便利
ダイソーネットストア
調理に便利な耐熱性のあるビニール袋は色々なところで販売されています。
私は湯煎調理ができるアイラップしか知りませんでしたが、調べてみたら色々なところで販売されていて驚きました。
調理に使えるビニール袋は加熱調理から冷凍保存までできて安心ですね。
料理の下ごしらえや冷凍保存に調理までできるなんてとっても便利ね♪
色々な種類が販売されているものの中から、身近にあるお店で購入できる3つをご紹介します。
ダイソー【食品用湯煎調理袋】
- 36枚入り
- 耐熱温度:-30℃~110℃
- 大きさ:ヨコ26cm×タテ39cm
セリア【パカッと底から開封できる調理袋】
- 30枚入り
- 耐熱温度:-30℃~100℃
- 大きさ:ヨコ25cm×タテ39cm
ドラックストアやスーパー【アイラップ】
- 60枚入り
- 耐熱温度:-30℃~120℃
- 大きさ:ヨコ21cm×タテ39cm(マチ4cm)
私は家の近くの100円ショップやドラッグストア、スーパーで購入できるので、食材などの買い物ついでに手に入るので使いやすいなと思いました。
セリアの「パカッと底から開封できる調理袋」は袋の口を結ぶと固くて取れにくい時があるので、底を簡単に開けられるのはとても助かる機能ですね。
どのビニール袋も、一般のものよりタテが長めになっていて、結びやすいように考えられています。
とても便利なので、ローストビーフ以外の色々な調理にも活躍しそうです♪
ローストビーフに使うお肉は簡単な方法で柔らかくなる
牛肉のブロック肉は玉ねぎや果物、お酒などにつけておくだけで簡単に柔らかくなります。
せっかくローストビーフを作っても固かったらとても残念ですよね。
ローストビーフは始めに塩・こしょうをすりこみ30分以上放置するという工程がありますが、その時に玉ねぎや果物、お酒などを一緒に加えるといいのです。
私はすりこむ工程にプラスするだけなので、簡単にできていいなと思いました。
私は外国産の牛肉をすりおろした玉ねぎに漬けてから調理したことがあります。
お肉は柔らかくなり玉ねぎの香りや甘みもプラスされておいしかったです。
柔らかくしてくれるものの中から冷蔵庫にありそうな5種をご紹介いたします。
- 玉ねぎ
- パイナップル、キウイフルーツ、梨などの果物
- 牛乳、ヨーグルト
- 日本酒、ビール、ワインなどのお酒
- 炭酸水
どれもお肉を柔らかくする作用があります。パイナップルは酢豚にも使われていますね。
玉ねぎや果物はすりおろすか細かく刻んだものをお肉に塩・こしょうと一緒にすりこみ、30分放置後、なるべく表面から落として焼きます。
表面から落とした玉ねぎや果物は、お肉を焼いたあとのフライパンに入れてソース作りに使えるので無駄になりません。
牛乳やヨーグルトはお肉の臭みもとってくれるので一石二鳥です。
出来上がったお肉に牛乳やヨーグルトの香りや味は残っていませんでしたよ。
そういえば、ヨーグルトはタンドリーチキンを漬け込むタレに入っているし、ブロック肉のコーラ煮も聞いたことがあるわ。
意外と色々なところで使われているのね!
私は特売などで買った安いお肉でも柔らかくなるので、ローストビーフを作るハードルがさらに下がり作りやすくなると思いました。
まとめ
- ローストビーフはフライパンで焼き目をつけ、余熱を使って簡単放置するだけで自宅でも簡単に作れる
- ブロック肉は冷えたままだと中心まで火が通りにくいので、常温放置して室温程度にしてから調理する
- ローストビーフは炊飯器の保温機能を利用して放置するとできる
- 炊飯器の中に入れる時には、耐熱性のビニール袋を使い、釜の底にはお皿をしく
- ローストビーフは湯煎放置で調理すると、時短にもなる
- 余熱調理時間を長くすると、お肉に火が入りすぎて固くなったり、パサパサになるので注意する
- ローストビーフ作りにジップロックを使う時は耐熱温度が100℃以上のものを使う
- 調理用のビニール袋は100円ショップやドラッグストア、スーパーなどで販売されている
- 特売などで買った安いお肉は玉ねぎや果物、お酒などに漬けると柔らかくできる
放置すれば簡単にできるローストビーフを、いつもお世話になっている友達にあげたら「とってもおいしかった」と喜んでもらえました。
やはりその友達もローストビーフがおうちで簡単に作れるとは知らなかったのです。
いつもランチで我慢していたローストビーフですが、お家で存分に楽しめますね♪
ローストビーフは、玉ねぎスライスと一緒にポン酢でいただきました。お好きなドレッシングをかけてもおいしいですよ。