実はコリアンダーとパクチーは同じ植物で、それぞれ日本に入っきたルートや使い方の違いで名前が違っています。
一般的にコリアンダーはスパイス、パクチーは葉物野菜というイメージがあるのではないでしょうか。
私はパクチーがサラダに入っているのを見かけたことがあり知っていましたが、コリアンダーについては何に使うのか知りませんでした。
ですが、コリアンダーとパクチーの違いについて調査していると、コリアンダーはカレーなどに使うスパイスだと分かったのです。
私と同じようにコリアンダーとパクチーって別の食材じゃないの?ほかにどんな違いがあるの?と気になる方もいらっしゃいますよね。
こちらの記事ではコリアンダーとパクチーの違いや、それぞれの特徴や効能について詳しく解説しているので今後の料理にぜひ活用してください♪
コリアンダーとパクチーは使い方で名前が違う!
コリアンダーとパクチーはセリ科の一年草で同じ植物ですが、日本に入ってきたルートや使い方によって名前が違ってきます。
コリアンダーは英語で、種子をパウダー状にしたスパイスです。
欧米料理とともに日本に入ってきたと言われています。
コリアンダーはスパイスとしてスーパーなどで手軽に買えますよ。
コリアンダーは主に煮込み料理などに使われるスパイスになります。
またパクチーはタイ語で、葉物野菜として食べる時の呼び名です。
エスニック料理が日本に来たタイミングで世間に知られるようになりました。
パクチーはサラダで食べるというイメージが強いので、食べ方で呼び方を分けていると知って納得しました。
コリアンダーとパクチーは中国料理でも使われていて、中国語で香菜(シャンツァイ)と呼ばれており、こちらも同じ植物です。
パクチーはコリアンダーと違って販売しているお店が限られるので、買いたい方は野菜コーナーやハーブが充実しているお店を探してみましょう!
家の近所のスーパーを探してもパクチーが売っていない時はどうしたらいいの!?
私もパクチーが食べたくて近所にあるいろいろなスーパーで探してみましたが、パクチーを売っているところがありませんでした。
ですが、近所のスーパーなどでパクチーが販売されていなくても楽天やAmazonなどの通販で購入できます。
どうしても食べたいという方は、通販を活用するのもいいですね。
コリアンダーとパクチーの特徴や使い方をご紹介
コリアンダーはスパイス、パクチーは生食と食べ方や見た目などにそれぞれ特徴があります。
元は同じ植物ですが、コリアンダーとパクチーは香りや調理法などさまざまな違いがあるのです。
私は2つの違いは食べ方だけだろうと考えていましたが、調べていくうちにコリアンダーにも「シード」と「パウダー」など、スパイスとしての違いもあることが分かりました。
こちらでご紹介するそれぞれの特徴や使い方を知って、ぜひ今後の料理の参考にしてください♪
コリアンダーの特徴は甘みのあるさわやかな香り
コリアンダーは甘みのあるさわやかな香りが特徴的なスパイスです。
コリアンダーには完熟した種子のまま使う「コリアンダーシード」とパウダーにした「コリアンダーパウダー」の2種類があります。
コリアンダーシードは種の食感と香りをそのまま楽しむ料理にぴったりなスパイスです。
また、コリアンダーパウダーは香りの良さからカレーなどの煮込み料理やさまざまな料理に使われています。
他にどんな料理に使えるのか簡単にまとめてみました。
- カレーやシチューなどの煮込み料理
- コロッケやハンバーグ
- クッキーや焼きリンゴなどの焼き菓子
- フライドチキン
- パンプキンスープなどのスープ料理
コリアンダーと聞くと、洋食に使われているイメージがありますが、つくねなどの和食にも使えます。
コリアンダーを使った料理は香りが良いのでぜひチャレンジしてみてください♪
パクチーは独特な青臭さが特徴で好みが分かれる
パクチーは独特な青臭さが特徴の葉物野菜ですが、香りが強いため好みが大きく分かれます。
パクチーはよくカメムシの香りといわれますが、葉物野菜独特の青臭い香りが強いので、それが原因と考えられます。
近年では東南アジアやアフリカ、中南米などの「エスニック料理」を食べる機会が増えたのでパクチーの名前も知られるようになりました。
私はパクチーと言ったらサラダというイメージがありましたが、調べてみると他にもさまざまな料理に使えます。
パクチーを使った料理はどんなものがあるのか簡単にまとめてみました。
- エスニックサラダ
- タイカレーなどの煮込み料理(彩りとして上に添える)
- 揚げ出し豆腐
- ヤムウンセン
- スープ
パクチーはキレイな緑色の野菜なので、料理の彩りとして多く使われています。
またパクチーの香りを楽しみたい方は、細かく刻んで料理に添えると香りが際立つのでおすすめですよ。
彩りやしっかりとした香りの料理を食べたい方にはぴったりの食材ですね♪
コリアンダーやパクチーはどんな味か食べてみた
コリアンダーとパクチーでは味にどれほど違いがあるのか気になり、実際に食べてみました。
コリアンダーはスーパーでスパイスとして売っているコリアンダーパウダーでチャレンジです!
まずパウダーだけ食べてみると、コリアンダーのさわやかな香りを強く感じましたが味はしませんでした。
続いて、コリアンダーパウダーのパッケージにおすすめの使用法で焼きリンゴに!と書いてあったので、焼きリンゴにコリアンダーをかけて食べてみます。
焼きリンゴはバターと砂糖メインの味付けで十分甘いけど、コリアンダーをかけた部分はさらに甘みが強く感じるね♪
コリアンダーはそのままでは無味ですが、調理に使うとその美味しさをより際立たせてくれます。
パクチーはサラダにしてドレッシングをかけていただきました。
パクチーは香りが強いと聞いていたけど味も濃いね!
実際にパクチーを食べてみると、さわやかだけど強烈な青臭さと味の濃さに驚きました!
一口食べるだけでガツンと香りが鼻を通ります。
パクチーは香りや味が濃いので好みがハッキリと別れますが、私は苦手でした。
濃い味が好き、葉物野菜の青臭さが好きという方には向いているのでおすすめです♪
コリアンダーとパクチーを食べてみて、同じ植物でもこんなに味の違いがあり驚きました。
二つの違いについて気になる方はぜひ食べ比べにチャレンジしてみてください!
コリアンダーとパクチーの栄養素と効能をご紹介
コリアンダーに含まれているβカロテンなどの栄養素は健康を保つ効能だけでなく、美容効果も期待できると言われています。
コリアンダーとパクチーは同じ植物なので、コリアンダーとしてどんな栄養素があるのか調査しました。
文部科学省の食品成分データベースによると、コリアンダーにはβカロテン、ビタミンC、カルシウム、食物繊維とさまざまな栄養素が含まれているのが分かりました。
ビタミンCやカルシウム、食物繊維はよく聞く栄養素ですが、βカロテンは普段あまり聞かない名前ではないでしょうか。
私はβカロテンという栄養素について、どんなものなのかよく分からなかったので掘り下げて調べてみました。
βカロテンは、体の中でビタミンAに変換される栄養素で、皮膚や粘膜の健康を維持する役割があります。
βカロテンはビタミンAに変換されて作用することから、生体内では皮膚や粘膜の健康を維持したり、光刺激反応に重要な役割をしたり、様々な細胞の増殖や分化に寄与します。(後略)
大塚製薬公式ホームページ
美味しく食べるだけでたくさんの栄養素が摂れるのは魅力的ですよね。
私は普段野菜をあまり食べないので、これからは積極的に食べていこうと考えています。
スパイスや生食などパクチーの食べ方はいろいろあるので、自分にあった方法で健康維持に役立ててみてはいかがでしょうか♪
コリアンダーとパクチーはクミンなどで代用できる
スパイスのコリアンダーはクミンで、葉物野菜のパクチーはセリで代用できます。
料理をしていて、うっかり調味料や食材を切らしてしまうことがありますよね。
私は料理を作り始めてから、使いたかった調味料がない!と焦った経験があります。
そのような時に代用できるものを知っておくと、いざという時に使えて便利です♪
まずはコリアンダーの代用として使えるスパイスをまとめました。
カレー粉・ガラムマサラ・クミン・カルダモン・シナモン・パプリカパウダー・ナツメグ・ジンジャーパウダー
料理によって代用に合うスパイスは変わってきますが、コリアンダーの代用として使えるスパイスは8種類もあるので便利ですね。
次にパクチーの代用として使える食材を紹介します。
セリ・セロリ・イタリアンパセリ・大葉・三つ葉・バジル
パクチーの代用品はセリなど、料理の彩りとして使えるものが多いなと感じました。
セリ、セロリ、パセリ、三つ葉はパクチーと同じセリ科なので代用品として使えるのも納得です。
コリアンダーもパクチーも代用品として使えるものがたくさんあるので、万が一切らしていても安心ですね♪
まとめ
- コリアンダーとパクチーはスパイスや生食などの使い方で呼び方が違う
- コリアンダーの特徴は甘みのあるさわやかな香りで、主にスパイスとして使われている
- パクチーは葉物野菜として使われおり、独特な青臭さが特徴なので好みが分かれる
- コリアンダーは調味料として使うと美味しさが分かりやすくなる
- インパクトのある香りや濃い味が好きな方にはパクチーがおすすめ
- コリアンダーにはβカロテン、ビタミンC、カルシウム、食物繊維などさまざまな栄養素が含まれている
- コリアンダーはクミンなど8種類、パクチーは同じセリ科の野菜など6種類も代用できるものがある
コリアンダーとパクチーには同じ植物でも、香りや味、調理法などさまざまな違いがあるのが分かりますね。
これからの料理のバリエーションや健康管理にぜひコリアンダーやパクチーを使ってみてください!