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玉ねぎを吊るす理由は長期保存と追熟のため!吊るす方法や冷凍も解説!

食材
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玉ねぎを吊るす理由は、長期保存と追熟のためです。

水分量の多い玉ねぎは、吊るして乾燥させることで腐りにくくなり、実も引き締まって旨みが増します。

私の実家は農家をしており、玉ねぎが吊るしてあるのは当たり前の光景でした。

しかし学生のころ、実家から届いた玉ねぎを段ボールに入れたまま腐らせてしまったことがありました。

そのとき初めて吊るす理由は玉ねぎを長持ちさせるためだと知りました。

玉ねぎはどんな料理にも使えてたくさん常備しておきたい食材なのに、すぐにダメになったら悲しいですよね。

この記事では玉ねぎを吊るす理由や、賃貸でも簡単にできる保存方法などを徹底解説しています!

冷凍保存やレシピも紹介するので、家計のためにも賢く長く玉ねぎを保存できるようになりましょう♪

玉ねぎを吊るす理由は長期保存と追熟のため!

玉ねぎを吊るす理由は、「長期保存」と「追熟」のためです。

吊るして保存することで水分が抜けて、腐るのを防ぐ効果があります。

採れたての玉ねぎは水分をたくさん含んでいます。そのため、通気性の悪い場所に放置するとカビが生えたり、ジュクジュクに溶けたりしてしまいます。

私も過去に、段ボールに入れたままの玉ねぎが溶けて腐っていたことがありました。

皮をむいたら中身が腐っていたことも!

スーパーで購入したビニール袋に入れっぱなしにするのも傷むのを早めてしまいます。

玉ねぎを購入したら、すぐに袋から出して通気性の良い場所で保存するようにしましょう。

玉ねぎは腐るとゴキブリの温床になるため要注意

腐ってしまった玉ねぎを見つけたら、なるべくすぐに捨てるようにしましょう。

なぜなら、腐った玉ねぎを放置すると以下のようなことが起こるからです。

  • ゴキブリが寄ってくる
  • 他の玉ねぎに移って全体的に腐敗が早まる

実は、ゴキブリ退治のホウ酸団子に玉ねぎの成分が使われているほど、ゴキブリは玉ねぎの匂いが大好物なのです。

皮付きの玉ねぎであれば大丈夫ですが、腐った玉ねぎは匂いを発するようになるため、ゴキブリの温床となります。

私にとってゴキブリは、この世で一番出会いたくない虫ナンバーワンです。

普段から、使いかけの玉ねぎも匂いが漏れないようぴったりとラップに包んで冷蔵庫に入れるようにしていますよ。

ゴキブリが集まってくるなんて、想像するだけでぞっとするよ・・・。

また腐った玉ねぎがあると、他の玉ねぎにもカビなどの菌が移り腐敗を早めてしまいます。

腐った玉ねぎはジュクジュクしていて触るのもおっくうになりますが、放置せずに早めに取り除きましょう!

玉ねぎを吊るすと追熟によって旨みがアップする!

玉ねぎは吊るすと追熟されて甘みと旨みがアップします。

吊るして干すことで玉ねぎの水分が抜け、旨み成分の濃度が高まるからです。

ドライフルーツと同じ原理だね!

また、北見工業大学の山岸喬名誉教授によると、玉ねぎは太陽の光を浴びることで「ケルセチン」という栄養素が増加すると言われています。

ケルセチンは抗酸化作用があり、動脈硬化防止やコレステロール値を下げる働きがあるとされている栄養素です。

玉ねぎを吊るす場合は、なるべく屋外に吊るすようにしたいですね!

ただし、長期間日光に当てすぎると玉ねぎの中にある緑色の色素が増えて、玉ねぎが緑色になってしまいます。

ケルセチンを増加させる目的で日光に当てるなら、1週間ほどで十分ですよ。

私の実家では、普段日陰に吊るしてある玉ねぎを、食べる分だけ日光の当たる場所に移動させていました。

今になってやっと理由が理解できてよかったです。さっそく私も実践してみようと思います♪

玉ねぎを長く保存するポイントと吊るす方法

玉ねぎはポイントをおさえて正しく保存すれば、一般家庭でも1~2ヶ月ほどもちます。

私の実家では「風通しの良い涼しい場所」に吊るすことで、5~6月の収穫から12月頃まで腐ることなく使えていました。

ほぼ半年は保存できているね!

まず、玉ねぎには次のような特徴があることを知っておきましょう。

  • 水分を多く含んでいる
  • 湿度に弱い
  • 暑さに弱い

玉ねぎは炒めると水分が多く出てきます。特に、採れたての新玉ねぎは水分が多くみずみずしいですよね。

また、玉ねぎは湿度や暑さにも弱いため「風通しの良い涼しい場所」に吊るすのが長持ちするポイントです。

とはいえ、賃貸だと吊るす場所がなくどうやって保存すれば良いか悩みますよね。

私もなるべく生活感を出したくなくて、玉ねぎの吊るし方には苦戦してきました。

賃貸でも無理なくできる玉ねぎの保存方法を紹介します!

ビニールひもで縛ってベランダに吊るすのがベスト

玉ねぎを長持ちさせる一番の方法としては、ビニールひもで縛ってベランダに吊るすのがベストです。

葉の部分が長い玉ねぎであれば、ビニールひもで縛って吊るしてみましょう。

意外と簡単にできるので下の手順に沿ってやってみてくださいね。

  1. ビニールひもを50~60㎝に切る
  2. ビニールひもの両端に玉ねぎを1~2個ずつ縛る
  3. ベランダの物干し竿に掛ける

玉ねぎの個数が多い場合は、両端が均等になるように3~4個ずつ縛ってもいいですよ。

我が家はすでにビニールひもに縛られた状態で実家から送られてくるため、そのままベランダに吊るしています。

使う時は、玉ねぎの葉の部分かビニールひもを切りましょう。

ちょっとした収穫気分が味わえて楽しい!

片方だけになった玉ねぎは、他のビニールひもにくくりつけておけばOKです。

ベランダはめったに他の人に見せる部分ではないため、多少雑でも気にならないのがズボラな私には嬉しいですね♪

とはいえ雨が吹き込んでぬれたり、直射日光が長時間当たったりしないようにする必要があります。

できれば雨よけのオーニングやシェード、洗濯物カバーなどを張るといいですよ。

ちなみに私のおすすめはこちらの「雨よけカバー」です。

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片側が空いているので通気性も良く、サイズも大きいため洗濯物の目隠しにも使えて一石二鳥です!

他にもネットには色々なサイズのものがあるので、ぴったりなアイテムを探してみてくださいね。

ビニールひもで縛れないときはネットやストッキング

葉の部分が短くてビニールひもで縛れない玉ねぎは、ネットやストッキングを使って吊るしましょう!

伝線したり破れたりして使えなくなったストッキングは、片足ずつ切り取って2本分のネットとして活用できます。

ネットやストッキングを使った吊るし方はこのような手順です。

  1. ネットかストッキングに、玉ねぎを1個入れる
  2. 入れた玉ねぎの上で一度結び目をつくる
  3. 2つ目を入れ、同様に結び目をつくる
  4. 1~3を繰り返して、4~5個入れたら物干し竿にくくりつける

薄いストッキングにあまりたくさん玉ねぎを入れすぎると、重さに耐えきれず破れてしまうため注意してください。

この方法だと、使う時に下からハサミでネットごと切ればいいのでラクちんです♪

玉ねぎの皮がポロポロ剥がれてベランダに落ちるのも防げます。

しかし、私は個人的に見た目があまり好きではなく、1度使ったネットは再利用できない点から、この方法は採用しませんでした。

もしこの方法で玉ねぎを保存するなら「みかん用の棒ネット」がおすすめですよ。

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こちらの商品は100枚入りで1000円もかからないのでコスパがよく、使い捨てにはもってこいです!

100枚もあれば、1年ぐらいは十分使えそうですよね。

外が難しい場合はカゴかネットに入れて室内でもOK!

ベランダで吊るすのが難しい場合、室内でもポイントを守れば長期保存できます。

室内でも玉ねぎを長持ちさせるポイントをまとめてみました。

  • 通気性の良い「根菜用ネット」などに入れる
  • 新聞紙を間に挟むなどして、玉ねぎ同士がくっつかないようにする
  • 冷蔵庫に入れる場合「野菜室」ではなく「冷蔵室」に入れる

玉ねぎは湿気に弱いため、湿気がこもる段ボールやビニール袋からは必ず出しましょう。

ネットやカゴに入れるだけでも持ちが全然違うよ!

できれば玉ねぎ同士がくっつかないように、新聞などを挟んで通気性を良くするのがおすすめです。

また、冷蔵庫の野菜室は野菜の鮮度を保つため湿度が高く設定されており、玉ねぎの保存場所としては適していません。

夏場や梅雨時期にどうしても冷蔵庫に入れる場合は、湿度の低い冷蔵室やチルド室を活用しましょう。

ちなみに兄夫婦の家では、室内のパントリーでカゴに入れて保存していて腐ったことはないそうです。

賃貸暮らしの我が家でも、秋から冬はリビングで腐らずに保存できていますよ。

湿度の低い時期なら平気みたい!

玉ねぎは冷凍すれば1ヶ月は使えて料理にも便利

玉ねぎは冷凍すると1ヶ月ほど保存できるだけでなく、他にもこのようなメリットがあります。

  • 料理にすぐに使える
  • 火が通りやすくなり、調理時間の短縮やガスの節約になる
  • 生の状態よりも甘くなる

あらかじめ使いやすい大きさに切って冷凍しておくと、サッと取り出せて便利ですよね。

くし切り、みじん切り、丸ごとなど、切り方ごとにジップロックに分けて入れましょう。

生のままでOK!キッチンペーパーなどで水気をよくきってから入れよう。

私はなるべく平らな板状にしておき、使う時は凍ったままパキッと割って入れています。

丸ごと冷凍するときは上下に十字の切り込みを入れておくと、ポトフやスープなどにそのまま使えるのでおすすめです!

丸ごと玉ねぎのスープは夫の大好物なので、我が家では常に冷凍をストックしています♪

冷凍玉ねぎは火が通りやすく時短できるのがメリット

玉ねぎは冷凍することで、生のままより火が通りやすくなります。

冷凍によって細胞が壊れて水分が出やすくなるからです。

カゴメが運営する野菜専門メディア「VEGEDAY」によると、同じ条件で計測したところ調理時間が約1/2まで短縮できることが分かりました。

忙しい時にとっても助かる!

我が家はカレーやミートソースに使う飴色玉ねぎも、冷凍玉ねぎで作っています。

水分たっぷりなので少々放置しても焦げ付く心配がないのも、私が冷凍玉ねぎを使う理由のひとつです!

炒めている間に平行して作業できるため、料理の効率もかなり上がりますよ♪

生のままより甘みが増して料理がぐっと美味しくなる

玉ねぎは冷凍することで、生のままより甘みが増して美味しくなります。

加熱することで水分がしっかりと抜け、玉ねぎの糖分が凝縮されるからです。

我が家でも冷凍玉ねぎを使い始めてから、料理の味わいがぐっと深まったような気がします

また、玉ねぎは冷凍しても栄養価がほとんど変化しない食材です。

私は冷凍野菜には栄養分が少ないイメージをもっていましたが、玉ねぎは安心して冷凍できています!

ただし、流水解凍などをするとどうしても水溶性のビタミンB群・C群は流れてしまうため、凍ったままスープや炒め物などの加熱調理に使うようにしてください。

時短になるだけでなく、より美味しくなるなんて良いことづくしですよね。

冷凍玉ねぎは、今後も我が家にとって欠かせない存在になりそうです!

玉ねぎには身体に良い栄養がたくさん含まれる

玉ねぎには身体に良い栄養分がたっぷり含まれています。代表的なものと期待できる効果を以下にまとめてみました。

玉ねぎに含まれる主な栄養
  • 硫化アリル:血液サラサラ/疲労回復
  • ケルセチン:動脈硬化防止/コレステロール値を下げる
  • カリウム:高血圧の予防/むくみ解消
  • イヌリン:腸内環境を整える/便秘解消

「硫化アリル」は玉ねぎの辛みのもとで、玉ねぎを切ると涙がでるのはこの成分によるものです。

農林水産省のHPでは硫化アリルが血液をサラサラにする働きをもつと述べられていました

ただし硫化アリルは熱に弱い性質があります。生で食べる方がより効率的に摂取できますよ。

また、抗酸化作用のある「ケルセチン」は、油と一緒に摂ると吸収率がアップします。

私はこの2つの栄養素をしっかりと摂るには、生の玉ねぎにオイルドレッシングをかけて食べるのが一番いいと思いました!

オリーブオイルをかけたカルパッチョもいいね!

むくみ解消に効果的な「カリウム」は、普段からむくみが気になる女性にとって嬉しい栄養素です。

(前略)カリウムは、細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つ働きがあります。(中略)ナトリウムを身体の外に出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちます。(後略)

引用 厚生労働省eヘルスネット

eヘルスネットによると、カリウムには体内の塩分濃度を調節してくれる働きがあることが分かりました。

味の濃い料理を食べて塩分を摂りすぎたと感じた時には積極的に食べたいですね!

また、私は何かとすぐに便秘になりやすい体質なので、食物繊維の「イヌリン」は欠かさず摂りたい栄養素です。

身体に良い栄養素がたっぷりの玉ねぎを、これからも積極的に料理に取り入れていきましょう。

玉ねぎを美味しく食べる方法2つ!レシピも紹介

玉ねぎを美味しく食べる2つの方法をご紹介します。

まず、栄養分をそこなわず美味しく食べる方法は、生のままサラダにすることです。

スライスした玉ねぎをざるやバットにうすく広げて空気に30分~1時間ほど触れさせると、辛みが抜けて食べやすくなりますよ。

すぐに食べたい時は、酢水に5分ほどさらす方法もあります。

あとは、お好みのドレッシングをかけて食べてくださいね。

オイル系のドレッシングを使うと、より栄養を効率良く摂取できますよ。

辛さが苦手な人は、辛みの少ない新玉ねぎを使ってみてね。

もう1つのレシピは、我が家の定番料理でもある「ポトフ」です。

大量消費にもおすすめで、玉ねぎの甘みがしっかりと味わえるポトフのレシピを紹介します♪

玉ねぎをたっぷり使った我が家のポトフのレシピ

ポトフを作る時には、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを基本にして、他の野菜は何を入れてもOKです。

我が家でも冷蔵庫の残り物を入れることが多く、いつも具が違っています。

材料(2人分)
  • 玉ねぎ 大1個
  • にんじん 中1本
  • じゃがいも 中2個
  • キャベツ 1/6~1/4玉
  • ソーセージ(ベーコン) 4本
  • コンソメ 大さじ1/2(キューブ2~3個分)
  • 塩 適量

キャベツは白菜や小松菜でもおいしくできますよ!ブロッコリーやアスパラガス、セロリを入れる時もあります。

入れる食材を選ばないのがポトフの良いところですよね。

ポトフの作り方
  • 手順1
    具材をお好みの大きさに切る
  • 手順2
    鍋に具材を入れ、具材が全部浸からないぐらい水を入れる

    野菜から水分が出るので、水は気持ち少なめでOKです。

  • 手順3
    コンソメを入れて火にかけ、具材が柔らかくなるまで煮る
  • 手順4
    塩で味をととのえて完成!

野菜とソーセージから旨みが出るので、コンソメと塩だけで十分美味しく仕上がります。

我が家では具材を角切りにして、最後にケチャップで味を整えてミネストローネ風にすることもあります。

鶏ガラスープの素で味をつけ、仕上げにごま油を回しかけて中華風にする時もありますよ。

お好みにアレンジしながら、ご家庭で楽しんでみてくださいね。

まとめ

  • 玉ねぎを吊るす理由は「長期保存」と「追熟」のため
  • 腐った玉ねぎはゴキブリの温床になるほか、他の玉ねぎも腐りやすくなるため早めに取り除いた方がいい
  • 玉ねぎを長く保存するには、ベランダで雨と直射日光を避けて吊るすのがベストな方法
  • 玉ねぎをベランダに吊るす場合、ネットやストッキングを使う方法もある
  • 玉ねぎをベランダに吊るすのが難しい場合、カゴやネットに入れておけば室内でも腐りにくくなる
  • 玉ねぎは冷凍すると長持ちするほか、調理の時短にもなり甘さが増して美味しくなる
  • 玉ねぎには血液がサラサラになる「硫化アリル」や「ケルセチン」などの栄養分が含まれる
  • 玉ねぎは辛みを抜いて生で食べたり、ポトフにしたりすると美味しく食べられる

水分量の多い玉ねぎは、吊るして乾燥させることで長期保存と旨みアップにつながります。

玉ねぎはどんな料理にも入れられる万能食材で、日々の料理には欠かせない存在ですよね。

我が家はベランダで吊るしているだけでなく、いざというときに切らさないために冷凍庫にも常備しています♪

時短できて便利な冷凍保存も取り入れながら、玉ねぎを腐らせることなく味わい尽くしましょう!

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