パンプディングとフレンチトーストの違いは、作り方です。
パンプディングもフレンチトーストもパンと卵と牛乳を使用して作ります。
作り方が違っていても、何も変わらないのではないかと思う方もいると思いますが、実は食べた時の食感が違います。
私は毎日料理をするので、メニューのレパートリーを少しでも増やしたいと、よく頭を抱えています。
調べている時に、このパンプディングを知り、さらに様々なアレンジができることを知ったので、メニューの幅が広がりました。
デザートとして子供と一緒に食べれるように作ったり、ごはんの一品として総菜系のパンプディングを作ることができます。
簡単に作ることができる、パンプディングとフレンチトーストの作り方の違いとパンプディングのアレンジ方法を紹介していきたいと思います。
パンプディングとフレンチトーストの違いは作り方
パンプディングとフレンチトーストは作り方が違います。
パンプディングはオーブンを使って焼くのに対し、フレンチトーストはフライパンを使って焼きます。
フレンチトーストの方がなじみある方が多いと思いますが、パンプディングも簡単で美味しくいただくことができます。
パンプディングはオーブンで焼いて作る
パンプディングは、材料の決まったレシピがあるわけではなく、通常は硬くなった残り物のパンを使って作る料理のことです。
パンプディングの焼き方は、オーブンで焼くのが一般的です。
英語にすると、「Bread pudding」と記述されます。「Bread=パン」ですが、「pudding」はアメリカ英語かイギリス英語かでとらえ方が少し違います。
アメリカ英語は、日本のプリンのようなもので、卵、砂糖、牛乳を使って作られるデザートのことを指します。
イギリス英語は、牛乳、小麦粉、香辛料などを使って蒸し固めた料理をまとめて呼びます。
甘い味付けだけでなく、甘くない味付けもあります。
私は、フルーツを入れてデザートにしたり、野菜を入れて甘くない総菜系にすることもできるので、その時の気分に合わせて作っています。
フレンチトーストはフライパンで焼いて作る
フレンチトーストは、朝食やデザートなどとして食べられる、パン料理の1つです。
フライパンでバターを溶かして、卵液を浸したパンを焼くのが一般的です。
フランスでは、「パン・ペルデュ=失われたパン、無駄になったパン」と呼ばれています。
硬くなったフランスパンを調味液に浸し、パンを柔らかく生き返らせることができるためでそのように呼ばれています。
名前の由来は、1724年にアメリカの酒屋の店主ジョーセフ・フレンチが自分の名前を付けたことがきっかけと言われています。
私は、休みの日に朝早く起きれたとき、冷凍庫に残っているパンを見つけたら、フレンチトーストを作って気分をさらにあげていました。
うまく焼けたフレンチトーストに、はちみつをかけたり、アイスを一緒に食べて熱々と冷たいを交互に楽しみました。
シンプルな味付けだからこそ、何か足して楽しめるのがフレンチトーストの良さですね。
オーブンで簡単にできるパンプディングのレシピ
オーブンで作る、パンプディングの作り方を紹介します。
外はカリッと、中はプリンのようにぷるんっとした食感が楽しめます。
○材料
- 食パン 6枚切り1枚
- 卵 1個
- 牛乳 120ml
- 砂糖 大さじ1
○作り方
- 卵、牛乳、砂糖を混ぜ、卵液を作り耐熱容器に入れます。
- 食パンを一口大に切り、卵液に浸けます。
- 予熱しておいた180℃のオーブンで、20分焼いたら完成です♪
○ポイント
オーブンは、様子を見ながら焼く時間を調節してください。
パンの耳の部分を上にして焼くと、パンの耳の部分がカリッと、真ん中の部分がトロトロになりやすいです。
耐熱皿の中で混ぜ、パンをちぎっていれることで洗い物を減らすことができます。
私は、オーブンの予熱時間を待つ5分間、食パンを卵液に浸けていました。
食パンを小さく切っているので、お皿いっぱいに入っていた卵液がすぐに浸透しました。
あとは、20分オーブンに入れておくだけで完成したので、その間に他の1品を作ることができて、朝時間ないときなどにおすすめです。
フライパンで焼くフレンチトーストのレシピ
フライパンで作る、フレンチトーストの作り方を紹介します。
ほんのり甘く、ふんわりとした食感を楽しむことができます。
○材料
- 食パン 6枚切り2枚
- 卵 1個
- 牛乳 150ml
- 砂糖 大さじ1
- バター 10g
○作り方
- 卵、牛乳、砂糖を混ぜ、卵液を作りバットなどに入れます。
- 半分に切った食パンを卵液に浸し、食パンに浸み込ませます。
- フライパンにバターを入れて溶かし、2を弱火で、蓋をして焼いていきます。
- 焼き色がついたら裏返していきます。
- 両面に焼き色がついたらお皿に盛りつけて完成です♪
○ポイント
弱火で蓋をしてじっくり焼くことで、焦げずに中までじっくり火が入り、ふっくらした仕上がりにできます。
食パンに卵液を浸み込ませるときは、バットや深めのお皿など食パンを平らに寝かせることができるものがおすすめです。
バットや深めのお皿などがない場合は、ファスナー付きの保存袋入れるのもおすすめです。
私は、保存袋に入れて15分寝かせました。洗い物を最小限にする為、保存袋の中で卵液を作ってパンを浸透させました。
混ぜるためのボウルとバットを洗う必要がなく、作り終わった後の洗い物のハードルが下がりました。
パンプディングを離乳食のメニューに!
パンプディングは、離乳食中期からのメニューとしてもおすすめです。
離乳食は、子供によって食べられるものや進み具合も異なります。
食べれる食材や、噛める硬さに合わせて、食材を使ってあげることで、パンプディングも離乳食期から楽しむことができます。
初めは、粉ミルクと卵黄で卵液を作り、食パンを浸透させ、オーブンで作ることがおすすめです。
オーブンで焼くことで、パン粥とは違う食感を楽しむことができます。
牛乳、砂糖が食べれるようになると、大人と同じように作ることができてきますね。
私の子供は、離乳食をあまり食べませんでした。離乳食が進み、大人と同じものを取り分けるときは、嬉しそうに食べました。
少しでも、大人と同じものを食べている感覚がある方が食べたくなる子もいると思います。子供のペースに合わせて、離乳食が進むと良いですね。
パンプディングのアレンジ方法
パンプディングはアレンジをして、さらにおいしさを楽しむことができます。
甘い味付けでデザートにするのはもちろん、総菜系としておかずにもすることもできます。
その時の気分に合わせて味付けを変えて、パンプディングを楽しみましょう。
パンプディングにバナナの甘みをプラス
バナナのパンプディングは、バナナの甘みを楽しむことができる一品です。
バナナは、ビタミン、ミネラル、食物繊維がバランスよく含まれているので、美肌効果や貧血予防など、体に良い効果が期待できます。
私は、子供の朝食に毎日バナナを食べさせています。
毎日だと子供が飽きるようなので、バナナをあまり食べたがらないときに、このバナナのパンプディングを作ってみました。
生地に砂糖を入れずに作っているので、牛乳を粉ミルクに変えて、離乳食として作るのもおすすめです。
○材料
- 食パン 1枚
- 卵 1個
- 牛乳 120ml
- バナナ 1本
○作り方
- 卵、牛乳を混ぜ、卵液を作ります。
- 食パンを一口大に切り、卵液に浸けます。
- バナナを輪切りにして、2と一緒に耐熱容器に入れます。
- 予熱しておいた180℃のオーブンで20分焼いたら完成です♪
いつも食べているバナナとは違った味になって、子供も勢いよく食べてくれましたよ。
パイ生地がいらないキッシュ風パンプディング
キッシュ風パンプディングは、総菜系として、おかずの一品にすることができます。
キッシュとは、卵やチーズ、ベーコン、野菜などを混ぜ合わせたものをパイ生地やタルト生地に流しいれてオーブンで焼いたものです。
キッシュ風パンプディングは、パイ生地やタルト生地を準備する必要がないので、手軽に作れます。
私は、作りたいと思ったときに冷蔵庫に残っている野菜を入れて作っています。旬な野菜を美味しく食べきることができます。
○材料
- 食パン 1枚
- 卵 1個
- 牛乳 120ml
- ベーコン 50g
- 玉ねぎ 1/4個
- 塩こしょう 少々
- チーズ 30g
○作り方
- 卵、牛乳を混ぜ、卵液を作ります。
- 食パンを一口大に切り、卵液に浸けます。
- ベーコンを1センチ角に、玉ねぎは薄切りします。
- 3と塩こしょうを一緒に炒めます。
- 2と4とチーズを混ぜ、耐熱容器に入れます。
- 予熱しておいた180℃のオーブンで20分焼いたら完成です♪
食べてみると、パンと野菜がこんなに相性がいいんだと気づかされました。
まとめ
- パンプディングとフレンチトーストの違いは作り方
- パンプディングは、硬くなった残り物のパンを使ってオーブンで焼く料理のこと
- フレンチトーストは、フライパンにバターを溶かして、卵液を浸したパンを焼くこと
- パンプディングは、材料を工夫して離乳食メニューにすることができる
- パンプディングは、デザートだけでなく、総菜系にアレンジすることができる
パンプディングとフレンチトーストは、卵、牛乳、パンを使うので材料は似ていますが、作り方が違います。
パンプディングはパンを一口大に切って、オーブンで焼くのに対し、フレンチトーストは、そのままのサイズでフライパンで焼きます。
パンプディングは一口大にしてから卵液に浸けるので、待ち時間が少なくてもパンに卵液が浸透します。
フレンチトーストよりパンプディングの方が短時間で作ることができました。
また、フライパンで焼き加減を調節するのが難しい方は、オーブンで焼き上げるパンプディングが火加減を気にする必要がないのでおすすめです。
パンプディングは甘いデザート系だけでなく、アレンジ次第でごはんの1品にしたり、離乳食として子供も楽しむことができます。
私は、キッシュ風パンプディング1品でお腹いっぱいになりました。
簡単においしくできるので、短時間でがっつり食べたいときにまた作りたいと思いました。ぜひ、気になったものを作ってみてください♪