ミネストローネはポイントを押さえると、簡単に作れる上に冷凍保存ができます。
私はミネストローネを何度か作ったことありますが、作り過ぎた時の保存方法が悩みの種でした。
リサーチした結果、「じゃがいもを使わずに作ると冷凍保存しても美味しい」という情報を目にしました。
そこで今回、じゃがいもを使わないレシピでミネストローネを作りました。実際に冷凍で保存もしましたが、温め直しても美味しかったです。
また、冷凍で保存する際は「小分けにする」などのポイントを押さえると、3日〜1週間は日持ちします。
実際のレシピやオススメの保存容器も紹介していますので、あなたもミネストローネの冷凍保存にぜひトライしてみてくださいね。
ミネストローネを冷凍したときの日持ちは約3週間
野菜がたっぷり入ったミネストローネは、とてもおいしいですよね。私もよく食べますが、作るのが大変で作り置きをしたいと思うことが何度もあります。
一方で「野菜がいっぱい入っているし、冷凍しても大丈夫かな」と不安です。
そこでリサーチしたところ、「じゃがいもを使わなければ冷凍してもいい」という情報を目にしました。
また、冷凍保存した場合の日持ちは「3週間程度」が目安です。この情報を知って、私は「これでミネストローネを作り置きできる!」と嬉しくなりました。
でも早めに食べるに越したことはありませんし、冷凍保存をしっかりしないと傷んでしまう可能性もあります。
そこを踏まえた上で、「なぜじゃがいもを使わないのか」について、リサーチしてみました。
冷凍保存にじゃがいもが向かない理由は2つ
ミネストローネを冷凍するときには、「じゃがいもは抜いた方」がいいと言われています。
ミネストローネだけでなく、カレーなどでも聞いたことがある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
私は今回「ミネストローネを冷凍したい」と言ったら、家族に「じゃがいもが入ってるからどうかなぁ」と言われました。
このように様々な年代に浸透しているこの説ですが、「じゃがいもは冷凍保存しない方がいい」と言われる理由が2つあります。次項から詳しく解説していきますね。
ホクホクした食感が失われておいしさが半減する
1つ目の理由は、じゃがいもを冷凍保存すると水分が抜けてスカスカになってしまい、ホクホクとした食感が失われてしまうからです。
ホクホクがないのはちょっとおいしくなさそうですね。私はじゃがいもが大好きなので、おいしくないのはショックです。
どうしても「じゃがいもをいれたミネストローネを冷凍保存したい」という場合は、じゃがいもをできる限り小さく切ることで、食感の違和感を抑えることができます。
また、じゃがいもをマッシュ状にしておくと冷凍してもおいしいという意見も見られました。もし「じゃがいもは外せない」という方は、こちらを試してみてくださいね。
じゃがいもから有害な成分が発生する可能性がある
2つ目の理由は「アクリルアミド」という、人体にとって有害な成分が出やすくなるためです。
「食品安全委員会」によると、この成分は製紙工業や土壌工事などで使用される物質の原料です。
アクリルアミドは、人体に以下のような影響を及ぼす可能性が指摘されています。
- 神経毒性:中枢神経や末梢神経に影響を及ぼし、手足のしびれや動かしにくさを感じる。
- 遺伝毒性:DNAや染色体に影響を及ぼし、がんや遺伝病の発生リスクが高まる。
知らない名前や有害物質などの言葉を聞くと、怖く感じますよね。
私も最初にアクリルアミドを知った時は怖くなりましたが、自分で調べて知識を増やすことで不安が和らぐと感じました。
でも、なぜじゃがいもからアクリルアミドが出るのかしら?
「アクリルアミド」が人体にどんな影響を及ぼすかを知った後は、なぜ食品であるじゃがいもから発生するのか不思議に思いました。
冷蔵保存で水分が抜けやすくなるのが原因
食品であるじゃがいもから「アクリルアミド」が発生する原因は、以下の通りです。
原材料に含まれているある特定のアミノ酸と糖類が、揚げる、焼く、焙るなどの高温での加熱(120℃以上)により化学反応を起こすためと考えられています。
水分含有量の少ない場合には、特にアクリルアミドができやすくなるとされています。
農林水産省
私は「化学反応でそんなことが起こるの!?」と非常に驚きました。
それと同時に、食品自体にはアクリルアミドは含まれていないと分かり、ほっとした気持ちです。
冷蔵庫内は乾燥しているため、長期間保存するとじゃがいもから水分が抜けてしまいます。
そのため、じゃがいも入りのミネストローネを作る時は、常温保存したものを使う方が安心だと感じました。
冷凍できるミネストローネのレシピを紹介
今回は冷凍保存することを前提に、じゃがいもをいれないミネストローネのレシピをご紹介しますね。
私は今までミネストローネにはじゃがいもを入れていました。今回は「本当に冷凍しても美味しいのか」を確かめるために、このレシピで作ってみました。
じゃがいもの代わりに他の食材を入れたい場合は、冷凍しても食感が変わらないブロッコリーやコーンなどがオススメです。
一般的な家庭にある材料がほとんどのため、急に思い立っても手軽に作れますね。
続いて、作り方を説明していきます。簡単にできるよう、3ステップでの解説です。
- 1ベーコンと玉ねぎ、にんじん、キャベツは角切りにする。
にんにくはみじん切りにする。 - 2鍋ににんにくオリーブ油を入れて弱火で熱して、香りが立ったらベーコンを加えて炒めて、にんじんと玉ねぎ、キャベツの順に加えて炒め合わせる。
- 3スープの材料を加えて、15分ほど煮る。
にんじんが柔らかくなったら器に盛り、お好みでドライバジルや粉チーズをふる。
今回、私もこのレシピ通りにミネストローネを作ってみました。作業の工程も少なく、簡単に手早くできましたよ。
じゃがいもは入っていませんが、とても美味しかったです。また、冷凍しても野菜の食感は変らず、美味しく食べられました。
レシピを参考に、あなたにもぜひ作ってもらえたらと思います。
冷蔵保存する時には一度に食べる量を保存すると良い
冷蔵の場合、日持ちは3日〜1週間程度です。一度に食べる量を保存するようにしましょう。
分けるのが面倒な場合は、鍋ごと冷蔵庫に入れても問題ありません。私は毎日食べることが多く、すぐ火にかけて温められるため鍋ごとの方が楽です。
冷蔵保存する場合、注意点が2つあります。
- 食べる前に必ず火を通す
- 粗熱をしっかり取ってから冷蔵庫へ入れる
数日保存する場合は、1日1回は火にかけましょう。その時は沸騰させながら1分程かき混ぜ、鍋全体に熱がしっかり行き渡るようにして下さい。
冷蔵庫に保存していても、菌の繁殖を完全に防ぐのは難しいです。しかし、多くの菌は熱に弱いため、こうすると食中毒のリスクを下げることに繋がります。
また、鍋を熱いまま冷蔵庫に入れると、周りの食材を腐らせてしまう原因になります。
今回も鍋ごと冷蔵保存をしましたが、上記の2点に気をつけると何日も美味しく食べることができました。
冷凍保存する時には1食分ずつを小分けに冷凍する
ミネストローネを長く保存したいときは、冷凍保存をしましょう。その場合の保存期間は、3週間程度が目安です。
保存する時には、1食分ずつを小分けに冷凍するのがおすすめです。
ただし、一度解凍したミネストローネを再び凍らせると雑菌が繁殖しやすくなるため、1回で食べる分だけを保存しましょう。
保存方法の注意点は、なるべく空気を抜くことです。密閉保存をすることで、腐るのを防いでくれますよ。
私は心配性なため、密閉保存ができているのかとても不安でした。保存袋からちゃんと空気が抜けているのか、何度も確認しましたが無事に保存できていました。
また、解凍して食べるときに非常に楽だったため、1食分ずつ冷凍保存するのがオススメです。
ミネストローネにおすすめの保存容器を紹介
ここからは、ミネストローネの保存にぴったりな容器をご紹介します。
保存容器は大きく2種類に分けることができ、コンテナタイプやタッパーなどの容器タイプ、ジップロックなどの袋タイプ、があります。
両者のメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット | |
①容器タイプ | しっかり密閉できる | 置き場所を取る |
②袋タイプ | コンパクトに保存できる | 密閉が甘いと中身が漏れる |
どちらもメリット・デメリットはあるため、ご自身の冷蔵庫環境などを考慮して選びましょう。
袋タイプの場合は、冷凍および電子レンジ対応のものを選ぶと、冷凍・解凍する時に楽です。
私は今回どちらも試してみたのですが、袋タイプはしっかり密閉できているか不安で、気になってしまいました。
私のような心配性な人や、保存袋に慣れていない方は容器タイプをおすすめします。
ではここからネットで購入できる保存容器を3つ厳選してご紹介します!
どれも「使いやすい」という口コミが多いため、あなたのご家庭に合わせたものを選んでくださいね。
今回はミネストローネで使用しましたが、それ以外の料理の保存にも重宝しています。
あなたにあった商品をぜひ見つけてみてくださいね♪
ジップロックのスクリューロック
- 軽くて丈夫なプラスチック製の保存容器となっています。
- 本体、フタともに耐熱温度は140℃、耐冷温度は-20℃で、食品の冷凍保存からフタごと電子レンジで加熱できます。
- 同じサイズはもちろん、異なるサイズ同士でも積み重ねて保存ができます。
こちらの商品は私はミネストローネなどのスープ系はもちろんですが、カレーを入れてお弁当代わりにもっていくこともあります。
なのでこちらが私は使った中で一番良いと思ってます!
口がしっかりしまるので、汁漏れの心配がなく、電子レンジでそのまま温められるので小分けにすれば時短になります。
他にも余っただし汁も入れることがあって、そのまま凍らせておくこともあります。お弁当から残り物の保管まで非常に便利な保存容器です。
私の家にはジップロックのタッパータイプと保存袋タイプの両方がありますが、どちらもとても使いやすいです。
耐熱ガラスKitsure
- 耐久性に優れたホウケイ酸ガラス製となっており、-20℃~400℃まで広範囲温度に適用しています。
- シールリングついていて、密封がしっかりしており、逆立ちしても水漏れもありません。
- 電子レンジやオーブンで使用する時も透明なので調理加減が一目瞭然になります。
- 保管場所が省スペースでスッキリ積み重ねて収納できます。
一つは持ちたいと思うのが耐熱ガラス容器ですね。私はガラスの保存容器ではらっきょう酢、ジャム、ピクルスといった漬物がおおいです。
ミネストローネなどの汁物ももちろん保管可能ですし、何より透明なので冷蔵庫でもひと目でわかります。
積み上がっていくとかなりおしゃれですし冷蔵庫をあけるのがワクワクしますね♪
スタッシャーシリコーンバッグボウル
- 耐熱温度は250℃、耐冷温度は-18度。加熱・冷凍までできます。
- 電子レンジ、オーブン、湯せんでの調理、冷蔵、冷凍での保存、食洗機での洗浄ができます。
- ピンチロックシステムで密閉できるので、液漏れをしません。
この商品を初めて見かけた時は衝撃でした。こういったフリーザーバッグのタイプで耐熱のものがみたことなかったからです。
しかもシリコンなので何回も使えるところがいいですよね。私はバッグタイプのものは使い捨てが普通だと思っていたので、これは1つあればいいなと思いましたね!
ただデメリットは1つあたりの金額が高いところです。もう少し安ければ買ってたのにな…って思ってしまってます。
まとめ
- ミネストローネは冷凍保存ができ、その場合は3週間ほど日もちする。ただし、冷凍保存する場合はじゃがいもを入れない方が良い。
- じゃがいもを冷凍すると、水分が抜けてホクホクした食感がなくなる。どうしてもじゃがいもを入れたい場合、マッシュ状につぶすことで食感は変わらない。
- じゃがいもの代わりに他の食材を入れる場合は、冷凍しても食感が変わらないブロッコリーやコーンなどがオススメ。
- じゃがいもを冷やすと「アクリルアミド」という有害物質が発生しやすくなる。
- 原材料に含まれる特定のアミノ酸と糖類が、高温での加熱(120℃以上)により化学反応を起こすことで発生する。
- 冷蔵保存の場合、ミネストローネの日持ちは3日〜1週間程度。何日も保存する場合、必ず1日1回は沸騰させて1分は混ぜるようにし、細菌の繁殖を防ぐ。
- 鍋ごとの保存でも問題ないが、熱いまま冷蔵庫に入れると周りの食材を腐らせてしまう原因になるため、冷めてから入れる。
- ミネストローネを冷凍保存する際は、1食分ずつ小分けにすると便利。注意点は、なるべく空気を抜いて保存すること。
- 保存容器には、コンテナやタッパーなどの容器タイプ、ジップロックなどの袋タイプがある。
- 冷凍保存や電子レンジに対応しているものを使うと、冷凍も解凍も楽にできる。
私は、今回初めてミネストローネを冷凍保存しました。じゃがいもを入れないミネストローネを食べるのも初めてでしたが、違和感はそれほどありませんでした。
冷凍保存をするときには密閉が大事ですが、保存袋タイプではちゃんと密閉できているのか心配になってしまいました。
冷凍庫で場所をとってしまいますが、コンテナタイプやタッパータイプのものの方が簡単に冷凍できると思いました。
解凍してからもそのまま食べれるので時間がない日なども簡単に食べられます。
ぜひ、あなたもミネストローネを冷凍して食べてみてくださいね。