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カフェと喫茶店の違いはアルコール提供など!法改正や純喫茶まで解説

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食材
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カフェと喫茶店の違いは、アルコール提供の有無や調理できるメニューです。

カフェと喫茶店では「営業許可」の種類が違い、カフェはアルコールを含む全ての料理、喫茶店は加熱料理のみ扱えると定められています。

ところが、法改正により令和3年6月1日からカフェと喫茶店の営業許可が統一されました。

私はこのことを知り、今後それぞれのお店の良さがなくなってしまうのではと心配になりました。

また、そもそもカフェと喫茶店の違いすらきちんと知らない私は、世の中の動きについて行けていないと焦りました。

これから、カフェと喫茶店の違いや法改正によってどう変わるのかを詳しく解説します。

純喫茶やコーヒーショップとの違いも知ってそれぞれのお店の良さをこれからも存分に味わえる未来を手に入れましょう!

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カフェと喫茶店の大きな違いはアルコール提供の有無

カフェと喫茶店の違いは、営業上「やっていいこと」の範囲にあります。

食品衛生法という法律上で、両者は「営業許可」の種類がそれぞれ異なるのです。

  • カフェ:飲食店営業許可
  • 喫茶店:喫茶店営業許可

どちらの許可をとって営業しているかで、サービスの内容が異なります。

私は普段なんとなく利用しているカフェや喫茶店に、法律による違いがあるなんて考えたことありませんでした。

私がカフェと喫茶店の違いとして思いつくのは「お店の雰囲気」です。

ネットを見てみると、多くの人はカフェと喫茶店に以下のようなイメージを持つことが分かりました。

  • 喫茶店のイメージ:レトロな雰囲気、クリームソーダやナポリタンがある、レコードが流れている
  • カフェのイメージ:モダン、明るく開放的、パフェやスイーツがある

調べながら、私も「分かる分かる」と共感する内容ばかりでした。

しかし、これらのイメージは本当に合っているのかどうか気になりますね。

法律を根拠に、各店の営業範囲について詳しく見ていきましょう。

飲食店営業許可のあるカフェは全ての料理に対応

多くのカフェは「飲食店営業許可」を取得しており、その範囲内で営業を行っています。

なにか商売を始めるときには、法律に定められている基準をクリアして「営業許可」を取得する必要があります。

その中でも「飲食店営業許可」は、できることが多く自由度が高いのが特徴です。

  • アルコールが提供できる
  • すべての調理方法を使える
  • どんな料理でも提供できる

しかし、それゆえに誰でも取得できるわけではありません。

  • 調理場に2槽以上のシンクが必要
  • 調理場と客席の間は仕切る
  • 温度管理のできる冷蔵設備や給湯設備が必要
  • 調理場と離れた位置に客用トイレを設け、手洗い・消毒設備をもうける

上記はほんの抜粋ですが、ほかにも照明の明るさや床の材質まで細かい条件があります。

レストランや居酒屋なども同様に、飲食店営業許可を取得して営業しています。

我が家では時折、「老後にお店を開こうか」と主人と話すことがあります。

お互いに冗談のつもりですが、そんな未来を想像してワクワクすることもある私です。

飲食店営業許可をとるのにはこんなに細かい条件をクリアする必要があるなんて、現実を突きつけられたような気持ちになりました。

しかし、飲食物を提供するお店のため、厳しい条件をクリアした上で営業されているのは安心ですね。

喫茶店営業許可をもつ喫茶店は加熱調理のみできる

喫茶店の多くは「喫茶店営業許可」を取得して営業をしています。

喫茶店営業許可は、飲食店営業許可よりも取得しやすいという特徴があります。(※令和3年6月1日~喫茶店営業許可は廃止され、飲食店営業許可に統一されています。)

  • 2槽式のシンクが必要ない
  • お湯が出る給湯設備がいらない
  • 厨房と客席の区切りがどこまでか分かれば仕切りは必要ない

しかし、その反面、喫茶店はカフェよりもできることが少ないです。

  • アルコールが提供できない
  • 加熱調理以外の調理方法が使えない
  • 既製品のお菓子やトーストしか提供できない

喫茶店とカフェの大きな違いは、提供できるメニューの種類にあります。

私は「喫茶店=ナポリタン」というイメージがありましたが、ナポリタンは調理する必要があるため喫茶店では出せないということが分かりました。

長年の思い込みって怖いですね。何事もイメージだけで決めつけず正しい知識を知っていこうと思います!

でも「喫茶店」という名前でナポリタンを提供しているお店があるよ?

実際に料理を提供している喫茶店があることについて、次項から説明しますね。

店の名前はカフェと喫茶店のどちらを名乗ってもいい

カフェと喫茶店の違いは法律で定められていますが、お店はどちらを名乗ってもいいとされています。

つまり、飲食店営業許可を取った上で「喫茶店」を名乗っているお店や、喫茶店営業許可を取っている「カフェ」もあるということです。

店主の好みなのかな?

私は、名乗り方には「どんなお店に見られたいか」という世間からのイメージも影響していると思います。

カフェと喫茶店では求められる役割が違い、お客さんは好みや気分によってお店を選んでいますよね。

私なら、どんなときにカフェや喫茶店に行きたくなるかを考えてみました。

  • カフェ:友達としゃべりたい時、スイーツなどの目玉商品を食べに行く時
  • 喫茶店:1人で落ち着いて過ごしたい時、読書など自分の時間を楽しみたい時

このようにカフェと喫茶店では、利用するシチュエーションが異なります。

お客さんは気分や場面によって行きたいお店を検索するため、イメージに近い店名の方が選んでもらいやすいというわけです。

カフェや喫茶店の店名は、法律上の区分よりもイメージを重視して名付けられている場合もあると覚えておきましょう。

法改正後はカフェと新規の喫茶店の営業許可が統一

令和3年6月1日から食品衛生法が改正され、カフェと新規の喫茶店の営業許可が統一されました。

既存の喫茶店はこれまで通り何も変わらないため、アルコールも調理メニューも提供できません。

しかし、これから新しくオープンする喫茶店では、アルコールや全てのメニューが提供できるようになりました。

法改正で何が変わったの?

今回の法改正では、主に以下の2つのことが変わりました。

  • 喫茶店営業許可が廃止された
  • 施設の設備基準が見直された

「喫茶店営業許可」が廃止されたことで、これから新しくオープンする喫茶店は「飲食店営業許可」を取得することになります。

既存の喫茶店については、これまで通りの営業許可の範囲で営業を続けられます。

私は最初、喫茶店がなくなるのかと焦りましたが、法律上の区分が統一されるだけで実際の変化はあまりなさそうですね。

食品衛生法改正の目的は安全な食生活を確保するため

今回法律が改正された背景が気になったので、調べてみました。

「食品衛生法」は飲食による健康被害の発生を防止するための法律です。

前回の法改正から15年が経過しており、食を取り巻く環境の変化や国際化等に対応して食品の安全を確保するため、改正を行いました。

引用 厚生労働省HP

私たちの健康に直結する飲食物についての法律が、こうして定期的に見直されるのは安心です。

しかし、私はこの法改正によって将来的にカフェと喫茶店の違いがあいまいになっていく不安も感じています。

喫茶店らしさがなくなってしまうのかな・・・。

それぞれに違う役割と良さがあるため、どちらも残っていってほしいなと思います。

余談ですが、時代の流れとともに違いがあいまいになったのが「純喫茶」と「喫茶店」です。

喫茶店と純喫茶はカフェと違い歴史が関係している

喫茶店とよく似た「純喫茶」というお店を見かけることがありますが、現代では喫茶店との違いはありません。

しかし昔は、喫茶店と純喫茶は区別されており、その違いはかなり重要でした。

私は今まで、純喫茶に行ったことがなかったのですが、喫茶店との違いを知って行ってみたくなりました。

純喫茶と喫茶店が区別されるようになった歴史的背景と、純喫茶にしかない魅力をこれから紹介します。

きっとあなたも純喫茶に行きたくなること間違いなしです!

純喫茶の始まりは過剰なサービスの喫茶店との差別化

喫茶店」と「純喫茶」に明確な違いがあったのは大正~昭和の時代です。

そもそも喫茶店はカフェよりも歴史が古く、特に大正時代から昭和初期にかけてとても人気のあるお店でした。

その頃の喫茶店には、お酒の提供や女性による過剰なサービスをするお店もあったと言われています。

そのため、そういったお店との差別化を図るために生まれたのが「純喫茶」です。

文字通り「純粋に飲食を楽しむ喫茶店」として人々の間に広まったのが始まりとされています。

純喫茶の「純」は「純粋」という意味なのね!

私は今まで、純喫茶にこのような歴史があることをまったく知りませんでした。

当時の人々が「純喫茶」を作ったことで、私たち純粋にくつろげる場所が今日まで守られてきたのですね。

現在も「純喫茶」と名乗っている店舗をたまに見かけますが、実はとても歴史の古い老舗かもしれません!

純喫茶では喫茶店以上に本格的なレトロ感が味わえる

私は純喫茶に行ったことはないのですが、最近若い女性に人気だと聞いたことがあります。

純喫茶に行ったことがある友人に、その魅力を教えてもらいました。

純喫茶の魅力
  • シャンデリアやソファーなどのインテリアが映画のセットのよう
  • タイムスリップしたような昭和レトロを味わえる
  • マスターや他のお客さんとの距離が近く、色々な話ができる
  • クオリティの高いコーヒーが低価格で飲める

喫茶店よりも本格的なレトロ感を味わえると知り、私も純喫茶に行ってみたくなりました!

価値が再び見直されている純喫茶ですが、店主の高齢化や建物の老朽化などにより店舗数自体は年々少なくなっています。

人々がくつろげる場所のひとつとして、これからも在り続けてほしいお店ですね。

積極的に利用しよう!

カフェと喫茶店とコーヒーショップの違いは定義

コーヒーショップはその名の通り「コーヒーを提供するお店」です。

現在はテレワークが進み、在宅時間が長くなったことでコーヒーへの関心が高まっています。

我が家でも毎日コーヒーを飲むようになり、美味しくてコスパの良いコーヒー豆を購入し始めました。

豆の方がドリップバックよりも1杯当たりの値段が安くて経済的ね!

私は、挽きたての美味しいコーヒーを飲むと仕事がはかどるような気がします♪

そんな私が最近よく耳にする「コーヒーショップ」とは、カフェや喫茶店とどういった違いがあるのでしょうか。

コーヒーショップはコーヒーに関連するお店の総称

コーヒーショップは、カフェや喫茶店のほかにコーヒー豆の販売店なども含まれ、広い意味合いで使われています。

コーヒーショップと呼べるものには、以下のようなお店があります。

  • コーヒーメニューのあるカフェや喫茶店
  • コーヒー豆などを販売する店舗やネットショップ
  • テイクアウトを主に行うコーヒースタンド
  • コーヒー豆の焙煎機をそなえたお店

私は、こうしたコーヒー関連のお店がどんどん増えているように感じます。

その背景を調べたところ、テレワークに伴い在宅時間が増えたことが挙げられています。

全日本コーヒー協会によると、自宅でコーヒーを楽しむ人が増え、美味しい淹れ方や飲み方などへの関心が高まったとされています。

コーヒーへの関心が高まったことで、コーヒー関連のお店の需要も増えているというわけですね。

我が家でも、最近コーヒー豆を専門店で購入しています。挽きたての香りを味わいながら、夫とカフェタイムを楽しんでいます。

行きつけのお店があるっていいね!

自宅で淹れるコーヒーは、カフェや喫茶店などで飲むコーヒーとはまた違った良さがありますよ。

コーヒーショップは、これからの時代の新しい楽しみ方として、カフェや喫茶店と同様に欠かせない存在になりそうですね。

カフェや喫茶店でのアルバイトはリサーチが肝心

私は以前、カフェでアルバイトをしていた経験があります。

おしゃれなイメージのあるカフェ店員ですが、想像していたよりも仕事量が多かったです。

カフェや喫茶店で働くなら、事前にリサーチして自分に合ったお店かどうか見極めることが大切です。

自分にあったお店を見つけるための3つのステップを紹介します。

  1. カフェや喫茶店で働くメリットとデメリットを知る
  2. 大手チェーン店か個人経営のどちらが向いているか調べる
  3. カフェか喫茶店かどちらにするか決める

私は、カフェで働くことの大変さを理解していなかったため理想と現実のギャップに衝撃を受けました。

憧れの仕事を「思っていたのと違った」で終わらせないためにも、まずはカフェや喫茶店の仕事にどんなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。

最後に私の体験談とともに、カフェや喫茶店で働くときの注意点をご紹介します!

カフェや喫茶店で働くメリットとデメリットを知ろう

まずは、カフェや喫茶店で働くメリットとデメリットを知って心構えをつくりましょう。

カフェや喫茶店では、お客さんと会話することが多いためコミュニケーション能力が鍛えられます

それだけでなく、他にもこのようなメリットがあります。

  • 自分の好きな空間で働ける
  • メニューに関する知識が身につく
  • コーヒーのドリップや調理などの技術が身につく

一方で、おしゃれなイメージとはかけ離れたタフさが必要な仕事でもあります。

  • 長時間にわたる立ち仕事で足腰に負担がかかる
  • クレーム対応が精神的に苦痛な場合がある
  • 洗い物やアルコール消毒などで手が荒れる

私はカフェの仕事をするまで、一日中立ちっぱなしがどれだけ辛いか分かっていませんでした。

腰は痛いし、ふくらはぎはパンパンだよ。

とはいえ、慣れると全く苦になりませんし、クッション性の高い靴を履くなどの対策は可能です。

カフェでのバイトをしていたころは、ディズニーランドで一日中歩いても疲れず、一緒に行った友達に驚かれました(笑)

カフェや喫茶店で働く時は、このようなメリットやデメリットがあることを頭に入れておきましょう。

大手チェーン店と個人経営では求められる力が違う

自分に向いているお店は、大手チェーン店か個人経営かを見極めることも大切です。

大手チェーン店は、マニュアルが完備されていて指導体制も充実しています。

スタッフの数が多いため、相談しながらチームで働けるのもメリットです。

しかし、仕事内容や接客方法にいたるまで細かいルールを守る必要があります。

決められたことをこなすのが得意な人には、大手チェーン店が向いていると言えます。

ルールが決まっている方がありがたい時もあるよね。

一方、個人経営は自由度が高くクリエイティブな仕事ができるのが特徴です。

私が以前働いていたカフェは、新作メニューを一緒に考えたり、カフェを使ったイベントを企画したりしていました。

仕事内容の範囲が広く大変でしたが、色々な経験を積めましたよ。

自由度の高い職場で、臨機応変に対応するのが得意な人は個人経営がおすすめです。

ただし、個人経営の場合、福利厚生やマニュアルが整っていない場合があります。

始めに給料や残業手当などをきちんと確認しておきましょう。

カフェか喫茶店かでもそれぞれ働き方に特徴がある

カフェと喫茶店でもそれぞれにお店の特徴が異なるため、自分がどちらで働きたいか考えてみましょう。

カフェで働くことの良さは、様々なメニューが作れることです。ホールやキッチンなどが分業されていて自分に合った仕事ができるのもいいですね。

カフェメニューを作ることに興味がある人は、メニューが豊富なカフェを探してみましょう。

反対に、カフェは覚えることが多くて大変という一面もあります。

私は昔、アルバイト初日に渡された大量のレシピを見て、血の気が引いたのを覚えています。

今では良い思い出ですが、全て覚えるのにかなり時間がかかりました。

その点、喫茶店はメニュー数が少なく、スタッフ数も少ないので常連さんや店主に気にかけてもらいながら自分のペースで働くことができます。

私は当時、常連さんと仲良くなれることに働きがいを感じていました。

1人分の仕事量は多いですが、誰とも比べられることなく落ち着いて作業できるのが喫茶店の良さですね。

あなたに合ったお店を見つけて自分らしく働こう!

自分に合ったお店を見つけるためには、自分がどんな風に働きたいかをイメージすることが大切です。

ここまで紹介してきたポイントをまとめてみました。

  • 大手チェーン店:ルーティーン仕事が得意、みんなでワイワイ働きたい
  • 個人経営:クリエイティブな仕事が得意、なんでもやってみたい
  • カフェ:メニューを覚えるのが得意、調理してみたい
  • 喫茶店:深いコミュニケーションが得意、自分のペースで働きたい

実際はお店によって異なることもありますが、参考になれば幸いです。

私にとって、最終的に職場を選ぶ決め手は「お店の雰囲気」です。

店主の人柄や、スタッフがどんな顔をして働いているのか、お客さんの様子などがお店の雰囲気に表れるからです。

可能であれば、面接を受ける前に一度お客さんとして来店してみることをおすすめします。

あなたの「頑張ろう」という気持ちを大切にしてくれる、あたたかい職場を選んでくださいね。

まとめ

  • カフェと喫茶店の違いはアルコール提供の有無やメニューの種類にあり、食品衛生法で明確に定められている。
  • カフェは「飲食店営業許可」のもと細かい設備条件を満たしており、アルコールや幅広いメニューの提供ができる。
  • 喫茶店がもつ「喫茶店営業許可」では、設備条件が少ない代わりに加熱調理以外の料理やアルコールが提供できない。
  • カフェと喫茶店の違いは法律で定められているが、店名はどちらを名乗ってもいいとされている。
  • 法改正により令和3年6月1日から新たに喫茶店を開業する場合は「喫茶店営業許可」ではなく「飲食店営業許可」を取得することが義務付けられた。
  • カフェと喫茶店は法改正により法律上の区分がなくなったが、既存のお店はこれまで通りの営業を行う。
  • 「純喫茶」は、喫茶店としてふさわしくないサービスをする店と区別するために大正~昭和初期に広まった店のことを意味し、現代は喫茶店との違いはない。
  • 「コーヒーショップ」とはコーヒーを主に取り扱っているお店のことで、カフェや喫茶店だけでなく、コーヒー豆専門店なども含まれる。
  • カフェや喫茶店で働く時は、事前のリサーチで自分に合ったお店を探すことが大切。

法改正によって区分が統一されても、カフェと喫茶店にはそれぞれの良さがあります。

私がこれからカフェや喫茶店を利用する際には、アルコールやメニューの種類などを意識してみようと思います♪

違いを正しく知り、私たちの生活を豊かにしてくれるカフェや喫茶店と、末永く付き合っていきましょう!

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