ハムが体に悪いと言われる理由は、食べ過ぎによるものです。
毎日継続して多量に摂取すると発がん性があると言われていますが、日本人の平均的な摂取範囲であれば、健康上のリスクは少ないとも言われています。
加工肉はタンパク質が豊富で、手軽にタンパク質を摂取できるというメリットもあります。
私は、加工肉が体に悪いと聞き購入を控えていましたが、忙しい朝食時に手軽に食べられるものがなく、加工肉があったらなと思ったことも多々ありました。
加工肉に対する正しい知識を得れば、過度に避ける必要がないと分かりますよ!
シンプルな材料で作れる鶏ハムのレシピも紹介しています。
ハム等の加工肉がなぜ体に悪いと言われているのか知りたい方は、是非読んでみてくださいね!
ハムは体に悪い?加工肉の食べ過ぎは危険!
ハムやソーセージ、ベーコン等、加工肉が体に悪いといわれる理由は、食べ過ぎによるものです。
加工肉に関してはネット上でも危険視する声も多く、食べても良いのか、不安に思いますよね。
私も、加工肉が危険視される理由ははっきりと分からないまま購入を控え、子どもにもできるだけ加工肉を食べさせないようにしていました。
しかし、我が子はハムが大好きで、たまに買うと、食いつきが凄いです!
買ったときは、1日1枚までと決めるのですが、まだ残っていることを子どもに気づかれてしまうと、もっと食べる!と止まらなくなります。
厚生労働省によると、加工肉を食べ過ぎると発がん性があるということを記載しています。
「毎日継続して1日当たり50グラム摂取するごとに、大腸がんのリスクが18%増加する」
厚生労働省
加工肉の食べ過ぎによる、発がん性のリスクに関しては国際がん研究機関(IARC)が指摘しているものです。
IARCは、人に対する発がん性に関する様々な物質・要因を評価し、4段階に分類しています。
ハム等の加工肉は、4段階中1番発がん性リスクのあるグループ1【人に対して発がん性がある】に分類されています。
これだけはっきりと「発がん性がある」と言われてしまうと、食べるのが怖くなるね…
しかし、少量食べたからといって、すぐに体に害があるわけでもなく、適量であれば心配することはないと言われています。
多量に摂取し続けた場合が危険だと言われているのです。
厚生労働省のHPによると、WHOは、がんのリスクを減らすために加工肉の適量摂取を奨励したもので、一切食べないよう求めるものではない、と発表したことが記載されています。
ハムなどの加工食品を食べ過ぎると体に害があるのは確かなようです。多量摂取には気を付けましょう。
日本人が加工肉を食べ過ぎることは少ない
日本人の平均的な摂取範囲であれば加工肉による発がん性のリスクは少ないと言われています。
国民健康・栄養調査によると、日本人の加工肉の摂取量は平均して一日あたり約13gで、世界的に見ても摂取量の低い国の一つです。
これはあくまでも平均的な摂取量です。あなたの食生活を振り返り、加工肉の摂取量を思い出してみましょう。
毎日継続して50g摂取すると発がん性のリスクが上がると言われていますが、50gと言われても、いまいちピンときませんよね。プリマハムの商品で具体的な量を計算してみました。
ものによってはグラム数も異なるので、だいたいの目安量として考えてください。
私は、具体的に量で表すと、思ったよりも少なく感じ、不安になりました。
しかし発がんリスクが上がると言われるのは、この量を毎日継続して食べ続けた場合です。
この量を毎日食べ続けることはないなと少し安心もしました。
ハムを毎日1枚食べる分には、健康に影響はなさそうですね!
世界には加工肉の摂取量が非常に高い地域もあるようですが、日本では1日50g以上の加工肉を継続して食べている人はかなり少数派です。
その為、健康的な食生活を心掛けるのであれば、加工肉を食べないことよりも、栄養バランスの良い食事等、他の部分に着目したほうが良さそうです。
ハムが危険視される理由は食品添加物の多量摂取にあり
ハムやソーセージ、ベーコンなどの加工肉を多量に摂取すると発がん性が上がるのは、加工肉に使用されている食品添加物を多量摂取することに繋がってしまうからです。
ハム等の加工品には、様々な食品添加物が使用されています。
- 亜硝酸ナトリウム
- リン酸塩
- 結着剤
- 保存料
- 酸化防止剤
- 合成着色料
- 化学調味料 等
中でも危険だと言われている食品添加物は、【亜硝酸ナトリウム】です。
亜硝酸ナトリウムは発ガン性物質生成の可能性があると危険視されています。
その為、亜硝酸ナトリウムが含まれる加工肉にも発がん性があると言われているのです。
亜硝酸ナトリウムが使われている食品は避けたほうが良い?
なぜ、危険だと言われている食品添加物を入れているの?
危険と言われる食品添加物が入っていると知ると、安全性に不安を感じる人もいますよね。私も不安を感じて購入を控えていました。
しかし、ハムなどの加工食品も食べ過ぎなければ健康上問題はないと言われています。安心して食べるためにも食品添加物について調べてみました。
食品添加物は1日許容摂取量が定められている
厚生労働省によると、食品添加物は、食品添加物ごとに、健康への悪影響がないとされる「一日摂取許容量」(ADI)が設定されています。
その為、食品添加物を、過度に恐れる必要はありません。
一日許容摂取量(ADI)とは、人が毎日食べ続けても、健康に悪影響が出ないと考えられる1日当たりの摂取量のことを言います。
食品添加物は、ADIよりさらに少なくなるように、食品ごとの使用量、使用の基準などを設定しているのです。
安全性が確認されていますよ!
加工肉に含まれる亜硝酸ナトリウムも、ADIにより、安全性が認められている為、人体への危険性はなく、安心して食べられると言われています。
しかし、1日50g以上の加工肉を継続して食べると発がん性があがると言われていますが、これは、食品添加物のADIの観点からも言えます。
食品添加物の多量摂取を避けるためにも、ロースハムの場合は、毎日継続して何枚も食べることは控えましょう。
体重や体調によっても個人差がありますが、毎日5枚以上の多量のハムを食べることは避けるべきです。
私は、少しでも不安要素のないハムを子どもに食べさせたいと思い、「無塩せき」と書かれているハムを購入したこともありました。
しかし無塩せきハムの値段の高さに、主人に驚かれました。
一日許容摂取量のことを知ってからは、食品添加物に対し、あまり神経質になる必要はないのかなと感じました。
ただ、食品添加物の過剰摂取は発がん性があると言われているので、食べ過ぎには注意しましょう。
安全を守る為にハムに食品添加物が使用されている
ハムに使われる食品添加物は、細菌の増殖を抑えたり、臭みを抑え風味を出す等、食の安心・安全を守るために役立っています。
食品添加物は、危険性等、デメリットに着目されがちですが、食を豊かにするというメリットがあることも忘れてはいけません。
ハムに含まれる「亜硝酸ナトリウム」は、多量摂取により、発がん性の危険があるとされています。
しかし、食品安全委員会の公式HPによると、食中毒の危険性を抑制すること等、食の安全を守る効果があると記載されています。
亜硝酸ナトリウムは、安定した食肉の色を保持する効果のほか、ボツリヌス菌をはじめとして多種類の細菌の生育を抑え、食肉製品の腐敗を防止する働きを持つなど様々な効果のある添加物として知られています。
食品安全委員会
実際に、亜硝酸ナトリウムなどの発色剤を使用していない「無塩せき」のハムは、加熱した肉そのものの茶色い色味であり、一般的にあまり日持ちせず、原料肉の匂いを感じます。
ハム等の加工肉のメリットともいえる保存性は、亜硝酸ナトリウムのおかげでもあったのですね!
私は、何度か無塩せきのハムを買ったことがあるのですが、値段が高く、子どもの食いつきもあまり良くなかったので、ハムを食べたいときには、普通のロースハムを買っています。
普段は食べないようなサラダにも、ロースハムを入れることで、子どもが、もりもり食べてくれるのです!
加工肉のことを知ったうえで、上手に活用したいと思いました。
調理方法の工夫で加工肉の食品添加物は軽減できる
加工肉は、調理方法を工夫することで、食品添加物を軽減できます。
加工肉を食べさせる頻度は調節できるとしても、子どもが何枚も食べたがる時には、どうしても食品添加物が気になります。
メリットを知ったうえでも、できるだけ摂り入れる食品添加物は減らしたいな…
かんぽ生命の公HPによると、ハムやベーコン等は湯通し等、調理方法の工夫で、食品添加物を除去出来ると記載しています。
- そのまま食べる場合、10秒ほど湯通しする
- 炒め物やスープに使用する場合、1分ほど下茹でする
このひと手間を加えることで、食品添加物が減らせます。ソーセージは切れ目を入れ1分ほど茹でることで同じ効果が期待できます。ゆで汁は捨ててくださいね。
ひと手間で、食品添加物の量が減らせることは、とても嬉しい情報でした!加工肉を食べる際はひと手間プラスすることで、より安心して食べたいと思いました。
ソーセージやハム等の加工肉はタンパク質が豊富
ソーセージやハム、ベーコン等の加工肉は、タンパク質が多く含まれています。
森永公式HPによるとこのタンパク質によって筋肉や臓器、肌、髪、爪、体内のホルモンや酵素、免疫物質等を作るもととなります。
これらは毎日新しく作られているので、毎日タンパク質を摂取することが大切です。
人の体の約60%は水分、15~20%はタンパク質でできています。毎日の食事から適量のタンパク質を補う必要があるのです。
ソーセージやハム、ベーコン等の加工肉は、手軽に食べられる為、朝食等、忙しい時に食べる方も多いのではないでしょうか?
私は、常に冷蔵庫に加工肉があるわけではありませんが、忙しい朝食時に、手軽に食べられるタンパク質がなく、「ハムやソーセージがあったらな…」と思うことが多々あります。
ハム等の加工食品は、加熱せずにそのまま食べられるので、手軽にたんぱく質を摂取できることがメリットですよね!
しかし、加工することにより通常のお肉より、脂肪分と塩分が多くなる為、注意が必要です。
全国健康保険協会のHPによると、塩分や脂質の摂りすぎは健康を脅かす要因になりえると言います。
脂質や塩分は、摂り過ぎれば肥満や高脂血症等の生活習慣病につながるおそれがあります。
生活習慣病を予防するという観点からも、栄養バランスを重視し、加工肉の食べ過ぎには気を付けましょう。
ハムは冷凍保存が便利!美味しく冷凍する方法をご紹介
食べきれず余ってしまったハムは美味しさを損なわずに冷凍保存ができますよ!
保存が効くからとまとめて買ったり、お中元やお歳暮でいただいたハムが余ってしまって食べきれない…そんな経験はありませんか?
私も以前、お中元でハムをたくさんいただいたのですが、賞味期限間近になり、必死で食べた記憶があります。
冷凍できると知っていれば、そのようなこともなくなります!
一般的には、冷凍に不向きと言われるハムですが、ポイントを押さえれば、美味しさを損なわずに冷凍が可能です。
ニチレイ公式HPによると、3つのポイントを抑えると、美味しく冷凍保存が可能と言われています。
- ラップと冷凍用保存袋の2重で乾燥を防ぐ。
- アルミホイルで包んで冷凍する。
- 凍ったまま加熱する。もしくは、冷蔵庫で自然解凍する
このポイントを押さえて冷凍保存すれば、一か月ほど冷凍可能で、ハムを美味しく長持ちさせられますよ。
スライスハムや生ハムは未開封ならパックのまま冷凍可能です。
しかし、解凍したら一度に全て使い切らなければいけないので注意が必要です。
ブロックハム等は好みの大きさに切り分けて、冷凍してくださいね。
お中元やお歳暮でハムをいただく機会があったら、この方法で、長く美味しくハムを食べたいと思いました。
鶏ハムレシピは洗い物も少なくとても簡単!
鶏むね肉を使えばご自宅で簡単に鶏ハムを作れます。材料はシンプルで、洗い物も少なく、忙しい家庭にはピッタリのレシピですよ!
手作りすることで無添加のハムを作れるため、ハムが大好きな我が子にも、躊躇せず安心して食べさせられると思い、鶏ハムを作ってみました。
これだけの材料なので、お子様にも安心して食べさせられるのが嬉しいですよね!早速鶏ハムを作ってみました。
- STEP1観音開きにした鶏むね肉の両面を全体的にフォークで刺し、穴をあけます。
- STEP2砂糖、塩の順に全体に刷り込んだら、鶏むね肉をくるくると巻き、ラップでしっかりとつつみます。
- STEP3ラップの上から、さらにアルミホイルで軽く包みます。沸騰したお湯に入れ、弱火で30分加熱し、蓋をして火を止め、更に20分余熱で火を通します。
- STEP4ラップに包んだまま冷蔵庫に入れ1時間以上しっかりと冷やし、完成です!
鶏むね肉を切る際は、牛乳パックを切り開いたものを敷くと、洗い物も少なく済みました。
ラップで包む際は水が入り込まないようしっかり包んでくださいね。
お肉全体に火が通っていないと食中毒の危険性があります。お肉の中までしっかりと火が通っているか確認してください。
今回は鶏むね肉2枚分を一度に作ってみましたが、子どもにも大好評で、2枚分があっという間になくなりました!
塩加減も好みに調整できるし、小さなお子様がいるご家庭にも安心してあげられますね!
普段ハムをおかわりされると、あと1枚だけ…と少し不安も残しつつあげていますが、このハムなら、全く躊躇することなく、おかわりをあげることが出来ましたよ!
筋トレが趣味の主人と、ハム好きの我が子にピッタリのメニューでした。我が家の定番メニューに追加しようと思いました!
こちらの記事では、鶏むね肉の低温調理を詳しく解説しています。
まとめ
- ハムやソーセージ、ベーコン等、加工肉が体に悪いといわれる理由は、食べ過ぎによるもの
- 加工肉を毎日継続して食べると、発がん性リスクが上がるが、日本人の平均的な摂取範囲であればリスクは少ないと言われている
- 食品添加物は、食品添加物ごとに、健康への悪影響がないとされる「一日摂取許容量」(ADI)が設定されている
- 加工肉に含まれる亜硝酸ナトリウムも、ADIにより、安全性が認められている為、人体への危険性はなく、安心して食べられる
- ハムに使われる食品添加物は、細菌の増殖を抑えたり、臭みを抑え風味を出す等、食の安心・安全を守るために役立っている
- ハムやベーコン等は湯通し等、調理方法の工夫で、食品添加物を除去出来る
- ソーセージやハム等の加工肉は、タンパク質が多く含まれているが、加工することにより、通常のお肉より、脂肪分と塩分が多くなる為、注意が必要
- 食べきれず余ってしまったハムは美味しさを損なわずに冷凍保存ができる
- 鶏むね肉を使った鶏ハムは、シンプルな材料で、洗い物も少なく、簡単に作れる
ハムやソーセージ、ベーコンなどの加工肉はが危険と言われる理由は、食べ過ぎによるものだということが分かりました。
私は、加工肉が体に悪いという噂を聞いたときには、購入をできる限り控えていましたが、時々食べる分には、健康上のリスクはないことが分かり、安心しました。
ハムやソーセージは便利で美味しくて、忙しい時に冷蔵庫に入っていると、とても助かりますよね!
正しい知識を得て、加工肉を食べる際には、恐れることなく美味しく食べたいと思いました。
しかし、食べ過ぎは、発がん性があると言われているので、ハムが好きな我が子のためにも、手作りの鶏ハムを定期的に作ろうと思いました。
とても簡単に作れたので、気になる方は是非鶏ハムを作ってみてくださいね!