最近の100均はアウトドアグッズに力を入れている印象がありませんか?
我が家の近隣にある100均では「キャンプグッズ」や「レジャー用品」などのブースが拡大されて商品も豊富に揃っています。
フライパンや鍋の他に、アウトドアで使える直火okの調理器具は取り扱っているのでしょうか?
100均ではこれらの商品を販売しているのか、またその種類や使用方法を徹底検証してみました。
調理してそのまま食卓に出せる直火okな皿や、折りたたみ式ミニコンロ、固形燃料、水用のポリタンクなどもご紹介しています。
これらはアウトドアで活躍するだけでなく、防災グッズとして使うことも可能です。
直火okの調理器具や周辺グッズがあればライフラインが止まっても困りません。
ぜひキャンプや防災グッズを揃える際の参考にしてくださいね。
100均で見つけた直火okのおすすめ調理器具2選!
私は最近キャンプに興味があり、外で調理できる直火okの調理器具を探していたところでした。
今回は我が家の近くにあるダイソーとセリアで見つけた、おすすめの直火okの調理器具をご紹介します。
アウトドアはもちろんご家庭でも使用できるものもありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
セリアで販売しているアルミ鍋
SNSなどの口コミを見るとセリアで販売しているアルミ鍋が直火okとのことでしたので、実際に購入してみました。
2枚入りで110円(税込)です。サイズはこちらを含めて3つのサイズがありました。
すべて深さがしっかりあり、鍋料理やうどん、チーズフォンデュなど様々な料理が作れそうです。
使用上の注意としては、直火にかける前に必ず中に液体や具材を入れてから使用することと書かれていました。
発火など思わぬ事故が起きないよう、注意点をしっかり守って使ってくださいね。
ダイソーで話題のメスティン
ダイソー
スウェーデンのアウトドアメーカーである「トランギア」によると、メスティンとは取っ手付きのアルミ製の飯ごうのことで、熱伝導率が高く美味しいご飯が炊けるそうです。
ダイソーのメスティンは1合・1.5合・3合とサイズも豊富で、ご飯がくっつきにくいフッ素加工されたメスティンが新たに登場したとSNSでは話題になっています。
110円(税込)で販売されているメスティン専用網があれば、蒸し器としても使えます。
100均のダイソーで販売されていますが、メスティンの価格帯は高めです。
1合 | 550円(税込) |
1.5合 | 880円(税込) |
3合 | 1,100円(税込) |
フッ素加工1.5合 | 1,100円(税込) |
私が行った店舗では1合サイズしかありませんでしたが、店舗によっては全種類揃っているところもあるようです。
店舗の規模や入荷のタイミングの関係で品揃えに差がありますので、購入を検討している方は事前に在庫の問い合わせをおすすめします。
人気の100均キャンプ飯を作ってみた結果は!?
先ほどご紹介した直火okの調理器具を使用してキャンプ飯を作ってみました。すべて初挑戦の料理なのでできあがりが予想できず、かなり不安でした(笑)
美味しくできたのかどうか、結果を最後までご覧くださいね。
結果が気になるな~♪ドキドキしてきた!
100均のアルミ鍋で燻製料理に挑戦
まずはセリアで購入したアルミ鍋で燻製料理に挑戦しました。燻製用チップはダイソーで購入したサクラチップを使っています。
上記の作り方は、SNSでいくつか見たレシピを参考にしました。
どのレシピも使用する道具は「アルミ鍋2枚と網、燻製用チップ」でしたので、火加減や燻製する時間などはお好みで変えていただいてもいいですね。
今回できあがったベーコンとチーズですが、少しスモークし過ぎたかなという印象でした。
肝心の味の方ですが、少しビターでしたがサクラチップの風味がしっかり効いていて大満足の味でした。
燻製に初挑戦してみて感じた反省点がこちらです。
- アルミ鍋と熱源が近かったため火加減にもう少し気をつけた方が良かった
- 煙が出て2~3分程度で色づき具合を確かめる必要があった
- 燻製用チップの量は少なめでも良い
今回の反省点を踏まえながら、もう一度燻製に挑戦してみたいと思います!
燻製料理はかなり煙が出ますので、キャンプ場などの広い屋外でされることをおすすめします。
火の取扱いには十分注意し、最後まで目を離さずに調理しましょう。
100均のメスティンを使ってご飯を炊こう
今回購入した1合用メスティンでさっそくご飯を炊いてみました。
我が家のコンロはIHで直火調理ができないため、メスティンと一緒に購入した折りたたみ式ミニコンロと固定燃料を使いました。
ホカホカツヤツヤの美味しそうなご飯ができあがりました!
メスティンが入っていた箱には、キャッチコピーとして「火力調節いらずの半自動炊飯」と書いてありました。
固形燃料の場合は1個、アルコールバーナーの場合はアルコールを30ml入れて炊くと、火加減の調節をせずに炊飯できます。
説明書を読んだにもかかわらず、私はお米に芯が残っていたり底が焦げていたらどうしようと不安で、正直なところ美味しくご飯が炊けるのか半信半疑でした。
ですがそんな不安は蓋を開けた瞬間に吹き飛び、ふんわりと甘い香りのする湯気を見て家族一同歓声を上げました!
もちろんご飯はおかずなしでも食べられるほど美味しく、お米の甘味がしっかりと感じられました。
おしゃれで直火okな皿は100均でも見つかる!
ここまで直火okな調理器具をご紹介してきましたが、直火okな皿は100均で販売しているのでしょうか。
直火で調理してそのまま食卓に出せる皿があれば、盛りつける手間がいらず時短にもなりますね。
さっそく100均に行って商品を探してみましたが、オーブンやレンジの使用はできても直火でも使える皿は残念ながらありませんでした。
ところが調理器具コーナーをのぞいてみたら、皿としても使えるスキレットを見つけました!
スキレットの特徴と簡単においしく作れるレシピをご紹介します。
100均のスキレットは直火okな皿として優秀
ダイソー
スキレットは鋳鉄製(ちゅうてつせい)で熱伝導や蓄熱性にすぐれているという特徴があり、食材にゆっくり熱が伝わることで旨みが閉じ込められた美味しい料理を作れます。
デザイン性が高く、調理してそのまま食卓に出してもおしゃれな雰囲気を演出でき、SNS映えする点も魅力の一つです。
最近人気のスキレットですが、初めて使用する際は、スキレットがさびたり食材がくっつかないように油で膜を作る「シーズニング」という作業が必要です。
シーズニングって聞いたことがあるけれど面倒くさそうだなぁ
我が家には鉄のフライパンがあり、やはり使い始めにシーズニングをしました。
確かにテフロン加工されたフライパンよりは、お手入れが面倒という一面がありますが、スキレットをはじめとする鉄のフライパンで作る料理は美味しく感じます。
特にシンプルな目玉焼きを作るとその効果を実感できますよ。
白身の周りがカリッと焼きあがり、黄身はトロリとして濃厚な味わいで、食パンにのせるとまさに「天空の城ラピュタ」に出てくる「ラピュタパン」です!
ぜひあなたもスキレットを使った料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
スキレットについてはこちらの記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
100均のスキレットを使ったおすすめ料理とは
ハウス食品
スキレットを使った料理はたくさんありますが、今回はハウス食品のアヒージョの素を使った簡単レシピをご紹介したいと思います。
アヒージョは自宅でもアウトドアでも楽しめるメニューの一つです。
ぜひ質の高いオリーブオイルを使ってその風味を堪能してくださいね。
アヒージョのレシピでおなじみの、みじん切りのにんにくや小口切りにした赤唐辛子が必要ありませんので、手軽にできるキャンプ料理としても活躍しそうですね♪
100均キャンプ食器で人気のシェラカップは直火ok?
我が家では家族でYouTubeのキャンプ動画を観るのが最近の楽しみです。
先日、「100均のキャンプ用品だけを使ってキャンプに行ってきた!」という動画を観ました。
コスパの良い物もそうでない物もありましたが、最近の100均キャンプ用品の充実ぶりにとても驚きました。
SNSでは100均のシェラカップが話題沸騰で、キャンプで直火使用している方もいます。
100均のシェラカップは直火okなのでしょうか?店舗に行って調べてみました。
100均のシェラカップは直火okではなかった
100均のシェラカップを調べてみましたが、正確には「シェラカップ」という名称で販売されているものはありませんでした。
SNSで話題の「100均シェラカップ」は、ダイソーとセリアそれぞれで下記の商品として販売されているものです。
- ダイソー 「ステンレス手付きボウル」
- セリア 「ステンレス折りたたみ式手付きボール」
私はセリアの「ステンレス折りたたみ式手付きボール」を購入して確認しましたが、直火使用は不可と書かれていました。
アウトドアショップで取り扱っている本格的なシェラカップと比較すると、カップ部分が薄かったり持ち手が簡単な作りになっているため直火使用はおすすめできません。
シェラカップの破損やそれに伴うケガの恐れもあり、直火では使用しない方が良いでしょう。
100均のシェラカップのおすすめの使い方
ダイソー
100均で販売しているシェラカップは直火okではありませんでした。ですがアウトドアや自宅で使える用途はたくさんあります。
そこでシェラカップのおすすめの使い方をご紹介します。
- 食器として
サラダボールやおかずの取り皿として使えます - ボウルの代わりとして
調理中の下ごしらえした具材を入れておくのにとても便利です - 計量カップとして
メモリのついているタイプは水を計れるので調理に便利です - バーベキューのタレ皿として
持ち手があるので安定して持てます - 蕎麦やそうめんのつゆ入れとして
持ち歩きしやすく流しそうめんも楽しめます - カレーパーティーの時の容器に
いろいろなカレーとナンを用意して楽しいカレーパーティーにおすすめです
こうして挙げてみると多目的に使える印象ですが、カレーパーティーで使うのが私のイチ押しです。
自宅でカレーを食べる時はご飯とカレー1種類が定番ですよね。
ですが、たまには本格的なインドカレー屋さんのように数種類のカレーを食べたくなる時はありませんか?
今はレトルトで様々な種類のカレーが売られていますので、それらをシェラカップに入れて簡単カレーパーティーはいかがでしょうか。
ナンやサラダはお子さんと一緒に作れば家族で料理を楽しむことができますね。ご家庭でもぜひお試しください。
自宅でも本格的なインドカレーのお店みたいに食べられたら楽しそうね♪
100均のキャンプ用品は防災対策にもおすすめ!
今までご紹介した商品以外にも、100均では多くのキャンプ用品が販売されています。
電気やガスが使えない時でも活躍するこれらのグッズは、私が実際使ってみて優秀だと思った物も含まれています。
これら3点のグッズはアウトドアシーンだけでなく、防災対策の観点からも揃えておくことをおすすめします。
ダイソーの固形燃料3個入り
ダイソー
こちらはメスティンでご飯を炊いた際に使用した固形燃料で、価格は110円(税込)です。
こんなに手軽に使えて美味しいご飯が炊けるの!?と大変驚きました。
1個が25gとなっており、アルミが付いているので火皿がなくても使用でき簡単調理が可能です。
キャンプ系ユーチューバーさんもよく固形燃料を使って調理していますよね。
キャンプで手軽に調理したい方やキャンプ初心者の方にはおすすめです。
ダイソーの折りたたみ式ミニコンロ
ダイソー
こちらも固形燃料同様、ご飯を炊いた際に使った折りたたみ式ミニコンロで、110円(税込)で販売しています。
すでに折りたたまれている画像をご紹介していますが、実際は1枚の薄い板のような形状で自分で簡単に折りたたんで使用することができます。
しまう際は折り返して真っ直ぐにするので、何度も繰り返しているうちに曲げている部分が弱くなる可能性があります。この点はご注意ください。
ですがこれら2つは電気やガスがなくても調理できるので、ライフラインが止まった際に効果を発揮します。
手軽に使える点で、キャンプや防災の基本グッズとして揃えるべき商品だと思いました。
折りたたみポリタンク3.5リットル
ダイソー
水もキャンプにはなくてはならない必需品ですよね。こちらは440円(税込)で販売している折りたたみポリタンクです。
じゃばら型になっており、使用前後は折りたたんでコンパクトになります。
ただでさえキャンプグッズは必要なものが多く、車の中がいっぱいになってしまいますので、小さくできるこのタンクは置くスペースを気にせずに持ち運びできますね。
また、複数個用意しておけば、いざという時に水を貯めておくのに便利です。
我が家では水タンクはコンパクトにならないタイプしか持っていませんでしたので、買い替えを検討したいと思いました。
まとめ
- 100均で買える直火okの調理器具はセリアのアルミ鍋とダイソーのメスティンが人気
- セリアのアルミ鍋で燻製料理が作れるが、火加減や燻製の時間に注意が必要
- ダイソーのメスティンで炊くご飯は簡単手軽にできて美味しい
- 100均のスキレットは直火okな皿として美味しく調理できるだけでなく、食卓をおしゃれに演出できる点で優秀
- 100均のシェラカップとしてSNSで人気の持ち手付きボウルは直火okではなかった
- 100均のシェラカップは食器や調理器具として使うのに便利
- 100均で買えるキャンプグッズはアウトドアシーンだけでなく、防災対策としても必需品である
100均には直火okな調理器具や皿がたくさんありましたね。
これらを使って青空の元、楽しく料理を作れたら最高に素敵なひとときを過ごせます。ぜひ美味しいキャンプ飯を作ってみてくださいね♪
100均で種類豊富に取り扱っているアウトドア用品やレジャー用品は、防災グッズとして使えるという側面もあります。
この記事がアウトドア・防災両面からグッズを選んでいただくきっかけになれば幸いです。