牛乳は適量を飲めば、太ることはありません。むしろ毎日飲むのがおすすめです。
牛乳を飲むと太ると聞いたことがある方もいると思います。
私も実際、子供のころは牛乳を飲むと太ると思っていました。
牛乳を飲んで太ることはなく、むしろ牛乳は栄養価が高いため、毎日飲むことで健康やダイエットにとって良い効果が期待できます。
また、給食で毎回出てくる牛乳は、成長期の子供にとてもおすすめで、家でも続けて飲みたい栄養がたくさんあります。
牛乳は毎日同じ味で飽きてしまう方も、アレンジレシピでさらに美味しく牛乳を楽しめます。
牛乳を毎日飲むことで得られる、たくさんの魅力についてご紹介します。
牛乳は太るほどのカロリーは含まれていない
牛乳は適切な量であれば、太る原因になりません。
私は牛乳を毎日飲んでいますが、飲み始めてから太ったと感じたことはないです。
文部科学省によりますと、牛乳200mlあたりのエネルギー量は、122kcalです。
また、農林水産省によりますと、活動量の少ない成人女性の場合は、1400~2000kcal。
男性は2200kcal±200kcal程度が目安になっており、立ち仕事の方や、運動をする方はさらにエネルギー量が必要になります。
太るということは、食べ物から得る摂取エネルギーが、体を動かす消費エネルギーを上回ると、体脂肪となり蓄積されます。
一日に必要なエネルギー量から考えて、コップ約一杯分の牛乳200mlの1杯で太る原因になりません。
太らないとわかれば、安心して毎日飲めますね。
過剰な摂取はカロリーのとりすぎになり、体重増加につながってしまいますので、飲みすぎには気をつけましょう。
牛乳を夜寝る前に飲むことで得られる効果
牛乳を夜寝る前に飲むことで、疲労を回復しやすくなる、イライラしにくくなる効果が期待できます。
牛乳って骨が強くなるだけじゃないの?と思っている方もいると思います。
牛乳は骨を強くすることはもちろん、疲労回復や、睡眠への良い影響など、骨が強くなるだけという考えが変わるような効果があります。
牛乳を毎日夜寝る前に一杯飲むことで得られる、効果を紹介します。
疲労を回復しやすくなる
牛乳を夜寝る前に飲むことで、疲労を回復しやすくなります。
文部科学省によりますと、牛乳には、カルシウムやビタミンB1が含まれています。
私は、カルシウムといえば、骨が強くなるだけだと思っていました。
カルシウムについて調べると、厚生労働省に下記のような資料がありました。
(前略)
そのほとんどがリン酸カルシウムとして骨および歯のエナメル質に含まれます。
ごく一部は、カルシウムイオンとして血液や筋肉、神経内にあり、血液の凝固を促して出血を予防するほか、心筋の収縮作用を増し、筋肉の興奮性を抑える働きもあります。
(後略)
厚生労働省e-ヘルスネット
カルシウムは骨や歯を作るだけでなく、心筋の収縮作用を増やし、筋肉の興奮性を抑える作用があります。
私は、カルシウムはとても働き者だと感じました。
また、アリナミンによりますと、カルシウムが不足すると骨が弱り、筋肉や関節に負担が増えます。
さらに、筋肉の興奮を抑えられなくなるため、疲れを感じやすくなります。
ビタミンB1について調べると、大正製薬に以下のような資料がありました。
(前略)
ビタミンB1には、炭水化物に含まれる糖質をエネルギーに変える酵素を助ける働きがあります。
ビタミンB1によってエネルギーがスムーズにつくられることで、疲労回復や精神を安定させる働きが期待できるのです。
(後略)
大正製薬
牛乳はカルシウムを備えるだけでなく、疲労回復や精神を安定させる働きが期待できるビタミンB1も含んでいます。
また大正製薬によりますと、私達人間は良質な睡眠をとることで疲労回復につながります。
そのため、寝る前に牛乳を飲むことでさらなる疲労回復への効果が期待できると考えられます。
イライラしにくくなる
牛乳を夜寝る前に飲むことで、イライラしにくくなります。
カルシウムが不足していると、イライラしやすいと聞いたことがある方もいると思います。
私が子供のころは、イライラしている姿みせると、親に牛乳飲んでカルシウムでも取りなさいと言われていました。
カルシウムは体内でバランスを取るために足りないときは貯蔵庫として骨に蓄えられています。
骨から血液中に放出したり、多いときは骨に取り入れたりと、調節しています。
また、文部科学省によりますと、牛乳には、トリプトファンという必須アミノ酸の1つが含まれています。
農林水産省に、トリプトファンについて下記のような資料がありました。
(前略)
また、セロトニンという精神的安定をもたらす物質が脳で作られるが、セロトニンは、トリプトファンというアミノ酸からできており、トリプトファンが脳に取り込まれるためにグルコー
スが必要である。(後略)
農林水産省
トリプトファンは、神経伝達物質のセロトニンの原料となります。
セロトニンを増やすことで、精神が安定し幸福感や、ストレスを感じにくくなります。
カルシウムと、トリプトファンを日常的に摂取することによってイライラしにくくなります。
寝る前に牛乳を飲むだけなので、続けやすそうですよね♪
牛乳をダイエット中に飲むと良い理由
牛乳を飲むことで、肌の栄養を摂取したり整腸作用の効果が期待できます。
ダイエットをしていると、便秘などのお腹の調子が悪くなる、栄養バランスの崩れが原因で肌荒れになったりと、トラブルがおきる可能性があります。
文部科学省によりますと、牛乳には、乳糖、カルシウムやビタミンB2などの栄養素が入っています。
また、乳糖の働きについて調べると、一般社団法人Jミルクに以下のような資料がありました。
(前略)
乳糖は小腸で乳糖分解酵素により分解・吸収されてエネルギー源として利用されたり、分解されずに腸内細菌の餌になります。
腸内細菌の働きで、乳糖から乳酸や酢酸が生成されて腸内が適度な酸性になることで、有害な細菌の繁殖を抑え、整腸作用をもたらします。(後略)
一般社団法人Jミルク
牛乳に含まれている乳糖という成分が分解されるととで、腸の調子を整えてくれます。
そのため、腸の調子を整えたいときに、牛乳を飲むことをおすすめします。
牛乳がもたらす肌への効果について調べると、一般社団法人Jミルクに以下のような資料がありました。
(前略)
牛乳乳製品はカルシウムが豊富なことで知られていますが、肌の栄養であるたんぱく質、ビタミンA、ビタミンB2も豊富で、B6も含まれています。
(後略)
一般社団法人Jミルク
牛乳に含まれる、カルシウムやビタミンAビタミンB2、B6は、肌の栄養になるのですね!
私は、ダイエット中のトラブル解消にも牛乳が良いと知り、牛乳のすごさに驚きました。
牛乳は成長期の子供におすすめ
牛乳は、成長期の子供にもおすすめです。
必要栄養素について調べてみると、農林水産省に以下のような資料がありました。
成長期の子どもは成人に比べて骨の成長が活発です。骨量が増加するこの時期に骨を丈夫にしておくことが、将来に向けて骨粗しょう症を防ぐことにつながります。丈夫な骨や歯をつくるためには、バランスのよい食事と運動が大切ですが、特にカルシウムはしっかりとりたい栄養素です。また、カルシウムは強い歯や骨をつくるだけでなく、筋肉の収縮や神経を安定させる作用もあります。
(中略)
なかでも、牛乳や乳製品は、他の食品に比べてカルシウムの吸収率が高いうえに、1回の摂取量も多いので、効率よくカルシウムがとれます。
(中略)
成人1人当たりが一日にとるカルシウムの目標量は600~800mg。成長期の子どもは700~1000mgです。
(後略)
農林水産省
成長期に牛乳を飲むと良い理由を下記にまとめました。
- 成長期の子どもは特にカルシウムをとる必要がある
- 牛乳は効率よくカルシウムが摂れる
- 将来に向け、骨粗しょう症予防になる
- 筋肉収縮や神経を安定させる
カルシウム不足を防ぐため、給食で出てくる牛乳だけでなく、土日や長期休暇の時も継続的に牛乳を飲むと良いです。
私もいつでも子供が飲めるように、冷蔵庫から牛乳がなくならないようにしています。
牛乳に一工夫でさらにおいしく飲めるレシピ
牛乳に材料をプラスして、さらにおいしく、違う味を楽しめるおすすめレシピを2つ紹介します。
牛乳を毎日飲むと良いといっても、味が飽きてしまう人もいると思います。
私は、季節に合わせてホットやアイス、+αで材料を入れて牛乳を毎日美味しく飲んでいます。
ひと工夫するだけで、違った味を楽しめるので、ぜひ試してください♪
牛乳にはちみつとレモンを入れる
一つ目はちみつとレモンを入れて作るレモンラッシーです。
材料は以下の通りです。
- 牛乳 200ml
- はちみつ 大さじ1
- レモン汁 大さじ2
作り方は、牛乳にはちみつとレモン汁と入れて混ぜるだけです。
よく混ぜることで、少しドロッとして、飲むヨーグルのような食感になります。
混ぜるだけなのでとても簡単にアレンジができますね♪
文部科学省によりますと、はちみつには、オリゴ糖と呼ばれる利用可能炭水化物が100gあたり、75.2g含まれています。
また、厚生労働省に以下のようにオリゴ糖について資料がありました。
糖質のうち、最小単位である単糖が2個から10個程度結びついたもので、少糖とも言う。
低消化性(低エネルギー)で、整腸作用や腸内細菌を増やす作用などが知られている。(後略)
厚生労働省e-ヘルスネット
はちみつには、オリゴ糖がふくまれており、整腸作用や腸内細菌を増やす効果が期待できます。
文部科学省によりますと、レモンには、ビタミンCが含まれています。
ビタミンCについて調べると、公益財団法人長寿科学振興財団に以下のような資料がありました。
(前略)
また、毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ働きがあるほか、皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を強める働きがあります。
(後略)
公益財団法人長寿科学振興財団
レモンには、毛細血管や歯などを正常に保つ働きだけでなく、日焼け防止、ストレスや病気への抵抗力を高めることが期待できます。
はちみつとレモンを入れることで、牛乳で得られる効果にプラスして、はちみつとレモンの効果を得られます。
私が実際作って飲んでみると、レモンの酸っぱさなど気にならず、おいしく飲めました。
普段と違った食感を楽しみながら、はちみつとレモンの効果も得られるのは嬉しいですね!
牛乳にマシュマロを入れる
二つ目は、マシュマロを入れて作るマシュマロミルクです。
材料は以下になります。
- 牛乳 200ml
- マシュマロ 4つ
作り方は、牛乳に、マシュマロを入れてレンジでホットになるまで温めます。
レンジにもよりますが、私が作ったときは、600Wで1分30秒でできました。
マシュマロってただのお菓子なのでは?と思う方もいると思います。
マシュマロには、ゼラチンが含まれています。ゼラチンのもととなるコラーゲンについて調べてみました。
(前略)
コラーゲンは動物の皮膚や骨に多く含まれているタンパク質で、皮膚や骨の弾力性を保つとともに保湿効果を高める役割を担っています。
(後略)
農林水産技術会議
ゼラチンの元となるコラーゲンは肌の保湿を高めたり、弾力を与えたりしてくれるので、美容目的の方におすすめです。
甘いマシュマロミルクを楽しみながら、肌の保湿を高めてくれるのはとても嬉しいですよね♪
私は子供と一緒に作って飲みましたが、マシュマロが溶けていく様子を見て子供が目を輝かせていました。
まとめ
- 牛乳は飲みすぎなければ、太ることはない
- 牛乳を夜寝る前に飲み続けることで、体に良い効果がある
- ダイエット中のトラブル改善に期待できる
- 子供の成長期に牛乳を飲むことで将来の骨粗しょう症予防にもなる
- 簡単にアレンジして、さらにおいしく牛乳が飲める
飲みすぎに注意することで太らないだけでなく、健康やダイエットの時のトラブルにも効果があるので、毎日飲み続けると良いことが分かったと思います。
私も、牛乳を飲み始めてから、朝の目覚めがよくなったり、便秘の悩みが解消されたりといい効果を実感できました。
さらに子供の成長期にもおすすめですので、アレンジも楽しみながら家族みんなで牛乳を飲むといいですね。
あくまで私が実感できたのは個人的な意見ですので、ご参考の上、あなたの生活に取り入れてみてくださいね♪