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お弁当のいなり寿司は傷むのが早い?食中毒の注意点も合わせてご紹介

生活
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この記事ではお弁当にいなり寿司をいれると傷むのかどうか調査した内容をまとめています。

お弁当にいなり寿司をいれる時は傷むのが早いので注意が必要です。

この記事を読んで、いなり寿司が傷むのを防ぎ、食中毒のリスクを回避しましょう!

お弁当にいなり寿司を入れたらどれくらいで傷むのか、詳しく知りたい方はぜひこの記事を読んでみてくださいね。

お弁当のいなり寿司はどれくらいで傷む?保管状況によって違う

ここではお弁当にいなり寿司を入れた場合、傷むのかどうかをご紹介します。

保管状況によって異なりますが、お弁当にいなり寿司を入れるのは問題ありません。

目安として保管状況によってどれくらいでお弁当のいなり寿司が傷むのか、詳しくご紹介します。

保管状況その①:室温で保管した場合

1つ目の保管状況は室温で保管した場合、お弁当のいなり寿司がどれくらいで傷むのかをご紹介します。

室温は夏と冬によって気温差が全然違うため、季節によってお弁当のいなり寿司の傷むスピードは変わってきます。

夏であれば、非常に暑い時期ですので室温で保管したものは傷むのがとても早いです。

少しでも腐っているかな?と感じた場合は廃棄しましょう。

室温というのはJIS規格では5〜35度を指しますが、かなり幅があります。

常温であればJIS規格だと15〜25度を指しており、当日作ったいなり寿司であれば6〜8時間以内であれば常温内であれば傷む心配はありません。

そのため冬のような気温の低い環境であれば常温でも問題ありませんが、暖房のきいた室温であれば傷むのは早いでしょう。

保管状況その②:冷蔵で保管した場合

2つ目は冷蔵庫などでお弁当に入ったいなり寿司を保管した場合、どれくらいで傷むのかをご紹介します。

いなり寿司は酢飯がよく使われるので、冷蔵保管であれば当日中に食べる場合は大事丈夫でしょう。

冷蔵庫で保管する場合は野菜室がおすすめです。お弁当のいなり寿司は遅くとも2日以内に消費するようにしましょう。

しかしながら少しでも腐敗の兆候が見られた場合は、食べずに廃棄するのをおすすめします。

常温で食べるよりも温度が低いので、傷む心配は少なくなりますが、品質が損なわれる可能性があります。

ご飯が低温にさらされてしまい、ご飯に含まれるデンプンが分解されてしまうためです。

そのため、パサツキや風味が損なわれてしまう可能性がありますので食べる際は注意しましょう。

保管状況その③:冷凍庫で保管した場合

最後にご紹介するのは冷凍庫でお弁当のいなり寿司を保管した場合、どれくらいで傷むのかをご紹介します。

いなり寿司は冷凍保管が可能で、約2週間〜1ヶ月もちます。

長い間、お弁当用のいなり寿司を冷凍庫に保管してしまうと傷む前に冷凍焼けになる可能性があります。

そのため、品質の劣化を避けるためにも2週間以内には食べ切るようにしましょう。

冷凍焼けというのは、冷凍している間に水分が蒸発して乾燥してしまう現象です。

パサパサした食感になるだけでなく、味や香りも損なわれてしまいます。

おいしいいなり寿司を楽しむためにも早めに食べ着るようにしましょう。

前日の作り置きいなり寿司をお弁当に入れてもOK?

ここでは前日に作ったいなり寿司をお弁当に入れても傷む心配がないのかご紹介します。

結論としては前日に作ったいなり寿司をお弁当にいれるのは避けましょう。

いなり寿司は殺菌作用のあるお酢を使用して酢飯を作っていますが、時間がたてば菌が増殖してしまうからです。

菌が増殖したいなり寿司を食べてしまうと食中毒を引き起こす可能性があります。

食中毒を起こす菌は下記のような環境で増殖スピードが変わってきます。

細菌の多くは10℃以下(冷蔵庫内の温度の目安)で増殖は遅延し、-15℃(家庭の冷凍庫内の温度の目安)以下では停止するが、死滅しているわけではないので、室温に戻すと増殖をはじめる(食中毒菌は35℃くらいが最も増えやすい)。
「増殖速度の速い腸炎ビブリオは、栄養条件がいいと10分に1回分裂して2倍に増えます。1時間で約32倍、3時間経つと約1万倍になっている計算です。サルモネラやウェルシュ菌はそれよりやや遅めですが、高めの室温で2~3時間放置すると増殖して、食中毒を発症する程度の菌数に達します」
また、ボツリヌス菌やウェルシュ菌などは、酸素のない状態でしか増えない食中毒菌であり、瓶詰めや真空パックなどの食品でも過信しないことが必要だ。前日に調理したカレーやシチュー、すき焼きなどの残りも要注意。加熱によって鍋の中が低酸素状態になり、一晩でウェルシュ菌が増殖して食中毒を発症する例がある。前日の残り物などは冷蔵庫で保存し、必ず再度しっかり加熱してから食べるようにしよう。

ニチレイ

このことからもわかるように、前日につくったいなり寿司は遠足などでお弁当にいれると加熱できないので食べるのは避けましょう。

電子レンジなど加熱できるものがあればよいですが、できれば当日作ったものを持たせたいですね。

お弁当にいなり寿司を入れるときの3つの注意点

詰め方の注意点3つ
  • お弁当箱をよく洗い消毒する
  • 食材をしっかりと冷ましてから入れる
  • 素手で食材を触らない

ここではお弁当にいなり寿司をいれるときに傷む心配がないように注意点をご紹介します。

お弁当にいなり寿司を詰める時には、上記の3つの注意点を守りましょう。

いなり寿司を入れる時だけでなく、気温が高い夏場のお弁当を詰めるときにも気をつけたいポイントです。

では1つずつご紹介します。

注意点その①:お弁当箱をよく洗って消毒する

1つ目の注意点はお弁当をよく洗って消毒することです。

農林水産省では、お弁当を安全に作るための基本原則を「殺菌する」「菌を増やさない」「菌をつけない」の3つとしています。

殺菌のために、まずはお弁当を清潔に保ちましょう。パッキン部分は特に汚れが残りやすいため、熱湯をかけて消毒してください。

口に入れても安全とされている食材用アルコールスプレーを詰める前に吹きかけるのも効果的です。

忙しくて手が回らない朝の場合は、替えのお弁当箱を1~2個用意して清潔なものを使うようにしましょう。

また前もって塩素系漂白剤につけ置きして清潔を保っておくのもポイントです。

注意点その②:食材をしっかりと冷ましてから入れる

次に説明します注意点は、食材をしっかりと冷ましてから入れることです。

食材をしっかりと冷ましてからお弁当にいれるのは菌を増やさないようにするための対策です。

いなり寿司は汁気が多く、ただでさえ細菌が増えやすい食べ物です。

温かいうちに盛り付けてしまうと蒸気がこもってさらに水気が増え、傷みやすくなります。

特にいなり寿司で使うご飯は朝に炊いたものを冷ましてから使用しましょう。

これによって約6〜8時間、おいしいいなり寿司が楽しめます。

酢飯は殺菌作用のある酢を使用していますが、時間が経つと食中毒のリスクがでてくるので注意しましょう。

注意点その③:素手で食材を触らない

そして最後の注意点は素手で食材を触らないことです。

素手で食材を触ると、手についている菌が食材についてしまう原因にもなります。

人の手には食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌などが存在しているといわれています。

(前略)手や指には食中毒菌の1つである黄色ブドウ球菌がついています。傷があるところにはこの菌が多くついているので、そのまま調理すると食材を汚染する恐れがあります。(後略)

農林水産省

特に傷がある場合は注意が必要で、指にあかぎれやささくれなどがある場合は、使い捨ての手袋などをして詰めるのが安心です。

ふだん菜箸を使っていても、お弁当に食材を詰める時はどうしても指を使って押し込でしまうことがあります。

調理中にタオルやエプロンで手を拭いたり、レシピを確認するためにスマホを触ったりするのも、雑菌が手に付いてしまうリスクがあります。

いなり寿司をお弁当に入れるときには、「お弁当箱の殺菌」「食材をよく冷ます」「素手で食材を触らない」を徹底しましょう。

お弁当にいなり寿司をいれると傷む?のまとめ

  • お弁当にいなり寿司をいれるとどれくらいで傷むのかは保管状況による
  • 前日に作ったいなり寿司は傷みやすいためお弁当に入れてはいけない
  • いなり寿司をお弁当に入れるときには「お弁当箱の殺菌」「食材をよく冷ます」「素手で食材を触らない」を徹底する。

この記事では以上の内容をご紹介しました。

お弁当にいなり寿司を入れる場合は、当日に作ってから6~8時間以内に食べきるようにしましょう。

お弁当箱の消毒や、手袋の着用などを徹底して雑菌が繁殖するリスクを抑えることも効果的です。

いなり寿司をお弁当に入れる時は食中毒に気をつけながらおいしく楽しんでくださいね。

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