あなたは卵焼きと言ったらどんな味付けがお好きですか?
母がいつもお弁当に甘い卵焼きを入れてくれていた為、私は甘い卵焼きが大好きです!
しかし実際に自分でお弁当用に甘い卵焼きを作ってみても、どうしても母のような味になりません。
また、お弁当に入れる卵焼きに卵を何個も使用するのは気が引ける為、卵1個で作るのですが小さく貧相な卵焼きになってしまいます。
そこで、卵1個で厚みのあるふわふわの甘い卵焼きを作る方法をお調べしました。
ふわふわの卵焼きが出来る意外なレシピや、上手なフライパンの使い方をご紹介致します。
お陰で私は満足のいく卵焼きが作れるようになり大満足です!
これを知ったらあなたも卵1個で美味しい甘い卵焼きが作れるようになりますよ。
卵焼きを卵1個で甘い味付けにするレシピはこちら!
私の母が作る卵焼きは甘い卵焼きです。子供のころから私はこれが大好物で、お弁当に卵焼きが入っているととても嬉しかった記憶があります。
その為、私も日頃お弁当を作る際に甘い卵焼きを作るのですが、どうしても母が作ったようなふんわりとした卵焼きになりません。
私が卵焼きを作る際は「卵+砂糖」というシンプルな方法でした。
しかし、母が作る卵焼きとは味も厚みも違う為、今回母に卵焼きのレシピを聞いて実践をしてみました。レシピはこちらになります!
- 卵 1個
- 砂糖 大さじ1
- 塩 ひとつまみ
- マヨネーズ 大さじ1/2
- 水 大さじ1/2
砂糖のみを入れていた私の作り方とは違い、母のレシピにはマヨネーズや少量の塩が入っていました。
ちなみに、砂糖大さじ1はかなり甘めの味付けとなります。
砂糖大さじ1/2を使用するとほんのりとした甘さの優しい味の卵焼きになる為、こちらはお好みで加減をしてみてくださいね。
レシピがわかったところで、次は作り方をご紹介していきます。
- 1材料を全て混ぜ合わせる
この際マヨネーズがダマになりやすいですが、焼き上がりに問題はないのである程度混ざればOKです。
- 2フライパンを熱して、油をひく
油を引いた際、キッチンペーパーで余分な油を吸い取ります。
フライパンのへりにも油を塗るとくっつき防止になります。
- 31で混ぜた卵液の半量をフライパンに流し込み、巻いていく
気泡ができたら箸で潰します。半熟ぐらいになったら端から巻き込んでいきます。
- 4巻いた卵焼きをフライパンの奥に寄せ、手前に残りの卵液を流し込む
奥の卵焼きを軽く持ち上げ、卵焼きの下にも卵液を流し込みます。
- 5奥の卵焼きを手前にくるくる倒しながら巻き込んでいったら完成!
お砂糖を入れると少し焦げ付きやすくなるので、焼く際は弱火で徐々に火を通すようにすると焦げ付き防止になります。
卵液を流し込み巻き込んでいく際、卵か完全に焼けて火が通ってしまうと巻き込んでもはがれやすくなったり、卵焼きが割れてしまったりするので注意が必要です。
しかし、半熟気味の厚焼き玉子は柔らかくてとても美味しいのですが、1つ注意が必要な点があります。
お弁当に持っていく際は、卵焼きの内側が半熟ですと食中毒が心配なので、きちんと火を通す必要があるということです。
私は自宅ですぐに食べる際は少し内側は半熟気味にしますが、お弁当で持っていく際はもう少し火を通すようにしています。
卵は余熱でもかなり火が通るので、お弁当用の卵焼きを作る時は、巻き込む際に「完全に火が通る一歩手前」くらいで巻き込むようにしていますよ。
そうすると巻き込んだ際きちんとくっついてくれる上に、心配な生っぽさは回避することができます。
ふわふわの卵焼きにマヨネーズが使われる理由
私は母からこのレシピの分量を教わった際、マヨネーズを入れるのが意外で驚きました。
自分自身で甘い卵焼きを作る際はお砂糖を入れるだけだったからです。
マヨネーズを入れると卵焼きがふわふわになるから、お母さんはいつも入れているよ。
母からこのように聞いた為、なぜマヨネーズを入れると卵焼きがふわふわになるのか調べてみました。
(前略)卵にマヨネーズを加えると、乳化された植物油や酢が、加熱によるたんぱく質の結合をソフトにし、ふわふわに。(後略)
引用 キューピーマヨネーズキッチン
なんと、マヨネーズを入れるとふわふわになるのはきちんと科学的な理由がありました!
また、乳化された植物油は冷めても固まらない為、ずっと柔らかいままの卵焼きになるとのことです。
お弁当に入っている母が作ってくれた卵焼きがいつも柔らかい理由がわかりました!
実際に今回マヨネーズを入れてみたところ、普段自分で作っていたお砂糖を入れただけの卵焼きに比べてふんわり感が出ましたよ。
後程、実際にマヨネーズ入りと無しの卵焼きの写真を比較致しますのでご覧になってみてくださいね。
卵焼き専用のフライパンで厚みのある卵焼きが作れる
せっかく卵焼きを作るのなら、ふんわりとした厚みがあるほうがお弁当に入れた際も見栄えが良いですよね。
しかし私が作る卵焼きはなんだかいつも薄くてあまり厚みが出ません。
卵を2~3個使うと厚みのある卵焼きが作れるのですが、1人分のお弁当を作るのに卵をたくさん使用するのは少し気が引けてしまいます。
そこでまたしても母に聞いてみたところ、なんと2つの情報を手に入れました!
- 卵1個でも厚みのある卵焼きが作れる、専用の小さなフライパンがある
- 卵焼きを作る際、フライパンの一部を使い卵を折りたたみながら焼いていく
私が日頃卵焼きを作る際にも、卵焼き用の四角いフライパンを使用しています。
ところが母の話をよくよく聞いてみると、私が使用しているフライパンとは違うようです。
そこで実際に実家から借りてきた母のフライパンを使用して卵焼きを作ってみることにしました!それがこちらの右側のフライパンです。
日頃私の使用している左側のフライパンに比べ、予想以上の小ぶりなフライパンに驚きました。
鉄製のフライパンですが、表面が少しでこぼことしていて焦げ付きにくい仕様になっています。
これだけサイズが小さければ、同じ1個の卵でも厚みのある卵焼きが焼けることも納得です。
それでは早速こちらのフライパンを使用して実際に卵1個で卵焼きを作ってみたいと思います!
実際にフライパンを使用して卵焼きを焼いてみた!
それでは実際に卵焼きを焼いてみたいと思います。
鉄製のフライパンはしっかりと熱してからでないと焦げ付きやすくなるため、まずは油を流し込んだ後フライパンを強火で熱します。
しかし、鉄のフライパンは熱伝導率が良く、強火のまま調理をするとあっという間に卵が焼きあがってしまいます。
カリカリに焼けてしまった卵は巻いてもくっつかずにはがれてきてしまう為、なるべく徐々に火を通していきたいところです。
その為、私は強火でしっかりとフライパンを熱した後は弱火でじっくり卵焼きを焼いてみました。
焼きあがった卵焼きの写真は後半に他の調理法の卵焼きと比較写真を載せてあります!
実際に作ってみた感想としては、やはりフライパン自体が小さい分、一度に流し込む卵液の分量も少量で良く、3回に分けて流し込みました。
その為きちんとくるくると巻かれた綺麗な卵焼きが出来ましたよ。
日頃使っているフライパンと同じ要領で焼くだけで卵1個でも厚みのある卵焼きが作れるので、私はこのフライパンがとても気に入りました!
しかしこちらのフライパンですが、鉄製のため使用する際にいくつか注意点があります。
- 使用後、洗う際は洗剤の使用は禁止
- お湯で流しながらたわしでごしごしと洗って汚れを落とす
- さびてしまうことを防ぐため、洗った後は油を塗ってコーティングをする
上記の使用方法を守れば非常に使いやすいフライパンという印象です。
鉄製のフライパンは最初に「油ならし」が大切!
我が家には鉄製のフライパンがある為、日頃から使用することもあるのですが、最初に「油ならし」の手間がかかりました。
しかし、こちらのフライパンでは「油ならし」は不要とのことです。
その「油ならし」って一体なに?
「油ならし」とは、鉄製のフライパンがさびないよう最初にするお手入れのことです。
鉄フライパンは「油ならし」を行うと油がなじみ、より焦げ付きにくくなります。使い始めと、サビや焦げがついて取り除いた後には必ず行って下さい。
引用 和平フレイズ株式会社
鉄製のフライパンに油がなじむことで、焦げやさびつきを防いでくれる効果があり、鉄製のフライパンがさらに使いやすくなります。
最近人気の「スキレット」などもこちらの作業が最初に必要になるのでご注意くださいね。
その点こちらのフライパンはコーティングがされている為、購入してすぐに使用ができるのが嬉しいですね。
鉄製のフライパンは熱伝導率が高いため、野菜炒めがシャキシャキし仕上がったり、ウインナーがパリッと焼けるなど、1つあると重宝しますよ。
厚みのある卵焼きを作る上手な焼き方をご紹介
専用のフライパンで卵1個でも厚みのある卵焼きを作ることができましたが、収納スペースを考えると新しいフライパンの購入をためらってしまいます。
そこで、次は母から聞いた「半分に折りたたんでから巻き込んでいく」という、まるで折り紙のような印象の焼き方にチャレンジしてみたいと思います。
これでしたら自宅にあるフライパンを使用するので、新しい調理器具が増えることなく厚みのある卵焼きが作れそうです!
- 1しっかり熱した卵焼き用のフライパンの奥2/3くらいの位置に、卵液を半量ほど流し込む
- 2手前から奥へ向かって卵焼きを半分に折りたたむ
この際折りたたむ事が難しかったら、半熟のうちに手前から奥にググっと寄せて厚みを持たせるだけでもOKです。
- 3右から1/3左へ折りたたみ、さらに半分に折りたたむ
- 4油の染みたキッチンペーパーでフライパンを拭き、焼けた卵焼きと同じ幅(フライパンの縦1/3程)の幅に残りの卵液を流し込む
- 5同じようにくるくると巻き込んでいったら完成!
同じ卵焼き用のフライパンを使用しましたが、フライパンの2/3程しか使用しない為、フライパン全体を使用した際より随分と厚みのある卵焼きが出来ました!
卵焼きを折りたたんでいくので一見難しそうに見えますが、何度か試していくうちにコツが掴めて簡単にできるようになりました。
形が少し崩れてしまった場合は、フライパンの角に押し付けるとキレイな四角に形が整いますよ。
巻きすやラップを使用して形を整える方法がありますが、私は手間を省くため、いつもこの方法でそのまま形を整えてしまいます!
その際卵焼きの表面が焦げてしまわないよう、火加減は弱火がおすすめです。
ふわふわの焼きあがりを並べて比較してみた!
さて、ここまで厚みのある卵焼きを作る作り方をご紹介してきました。
左から順に、以下の卵焼きを並べて比較をしてみたいと思います。比較しやすいよう、私が今まで作っていた卵焼きも並べてみました。
- 卵+砂糖のみの、私が日頃作っていた卵焼き
- 卵+砂糖+マヨネーズ+塩+水を混ぜた卵焼き
- 卵焼き専用のフライパンで焼いた卵焼き(レシピは2と同じ)
- 卵を折りたたみながら焼いた卵焼き(レシピは2と同じ)
それではこちらが比較の写真となります!それぞれ差が出たので結果がわかりやすい仕上がりとなりましたよ。
1番左が萎んでしまっているのがわかりますね。まさしく、私が普段お弁当に入れている卵焼きです。
上から見ると少しわかりづらいので、厚さがわかるように撮ってみました。
特に右側2つの卵焼きが厚みがある仕上がりになっていることがわかりますね!
せっかくなので切った断面を見て比較をしてみたいと思います。
こうして比べてみると、1番左の「卵と砂糖のみ」の卵焼きと、2番目の「砂糖+マヨネーズ+塩+水」の卵焼きはあまり差は出ませんでした。
厚みのある卵焼きを作るには、レシピだけではなく焼き方が重要のようです。
実際に見比べてみますと、特に右側2つがきれいに焼けていることがわかりますね。
また、左の卵焼きですと薄く小さな卵焼きになってしまう為、あまりお弁当箱のスペースが埋まりません。
適度にスペースを埋めてくれないと品数がどんどん増えて忙しい朝には少し手間だよね。
その為、右側2つのように厚みがある卵焼きが出来るとお弁当箱の中でいい具合に存在感が出てくれます!
また、見た目にあまり差の出なかった1と2の卵焼きでしたが、実際に食べてみると違いがとてもわかりました。
1の卵と砂糖のみの卵焼きは、どうしても卵がキュッと固くなったような噛み応えです。
それに比べて2の卵焼きはマヨネーズが入ることにより、噛み応えがふわっと柔らかくジューシーさも感じられましたよ。
これから卵焼きを作る際は、必ずマヨネーズを入れて作るようにしようと思います!
卵焼きは甘くないほうが好み!おすすめの作り方
私が小学生の時、遠足などでお弁当を持っていくといつも私の卵焼きを貰いにくるクラスメイトの男の子がいました。
うちの卵焼きと全然違う味で、お前の家の卵焼きはすごく美味しい!
卵焼きの味って家庭によってそんなに差が出るものなのかな?と疑問に思い、その男の子のお弁当に入っていた卵焼きを1つ貰ってみたのです。
するとその卵焼きは甘い味付けではなく出汁のきいた味付けで、私が慣れ親しんだ母の卵焼きの味とは全く別のものでした!
このように、卵焼きは家庭によっても味付けに大きな差が出ますよね。
私は甘い卵焼きが好みですが「お弁当のおかずに甘い味付けは合わない」という声も耳にしたことがあります。
そこで、我が家の調味料として必ず常備されている「白だし」を使って卵焼きを作ってみたいと思います!
白だしを使った卵焼きのレシピはこちら
今回以下の分量で白だし入りの卵焼きを作ってみました。
- 卵 1個
- 白だし 小さじ1
- 水 小さじ1
- 小口ねぎ ひとつまみ
実際に作ってみたところ、白だしのお陰で普段作っている甘い卵焼きに比べてジューシーで上品な味わいの卵焼きに仕上がりました。
また、ねぎが入ることで風味もよくなり、お弁当のおかずにぴったりという印象です。
他にも白だしを使用した卵焼きに合う具材をご紹介いたしますね!卵焼きを作る際に具材を混ぜるだけなので、忙しい朝にも大助かりです。
- ハム
- ひじき
- 三つ葉
- 桜エビ
- ツナ
- 塩昆布
ハムやツナなどは子供が喜ぶ卵焼きになりそうですね!三つ葉や塩昆布などは味もしっかりとしているので、お弁当だけでなく夕飯のおかずにもしてみようと思います。
卵焼きに他の具材を入れることなく甘い味付けのみでしたが、これを機に色々な具材を入れて好きな組み合わせを見つけてみたいと思います!
まとめ
- 甘い卵焼きを作る際は砂糖だけでなくマヨネーズ、塩、水を入れると美味しく仕上がる
- 卵焼きを作る際マヨネーズを入れるとふわふわになる
- マヨネーズの成分がタンパク質の結合をソフトにするためふわふわの食感になる
- マヨネーズを入れることで冷めても柔らかく美味しい仕上がりになる
- 厚みのある卵焼きを作る専用のフライパンがある
- 鉄製のフライパンを使用する際は最初に「油ならし」をする必要がある
- 卵を折りたたむように焼いていくと卵1個でも厚みのある卵焼きが出来る
- 白だしを入れた卵焼きはジューシーで優しい味わいになる
- 白だしの卵焼きはネギやハム、三つ葉などを入れてアレンジすることも可能
お弁当のおかずで人気のある卵焼きについてご紹介していきました。
実際に自分で試してみたことで、ようやく私も満足のいく甘い卵焼きを作ることが出来るようになりました!
また、新しい調理器具を使用しなくても自宅にあるフライパンで厚みのある卵焼きが焼けるようになったことは嬉しい発見でした。
しかし、母から借りた専用のフライパンもとても使いやすかったので、今後購入を検討しようと思います。
あなたもぜひ、ご紹介したレシピで美味しい卵焼きを作ってみてくださいね。