サラダなどで美味しく食べられるルッコラは、多くのスーパーで200円程度で販売されています。
他の野菜に比べて少し高い印象がありますが、少しでもお得に購入するなら道の駅がおすすめです。
私はサラダのアクセントにルッコラをよく使いますが、ゴマのような香りとちょっとピリッとした辛味がクセになり重宝しています。
しかし私のようなルッコラ好きはスーパーの少量パックでは物足りなく感じており、いつも200円弱で買っているルッコラが、他ではいくらなのか気になりました。
そこで今回は、私が実際に近所のスーパーでいくらで売られてるか、道の駅ではいくらくらいお得なのかを調査しました。
また、ルッコラは家庭菜園でも作りやすい野菜とのことで、私が水耕栽培に挑戦した様子や、気になっていた栄養についてもご紹介しています。
ルッコラはいくらで買えるか調査!スーパーでは200円前後
私の住んでいる地域のスーパーで、もっとお得にルッコラが買えないか調べたところ、売っているルッコラは2社のもので3種類、全て198円(税抜)でした。
しかも、全てのスーパーに置いてあるわけではなく、取り扱いがあったのは大手スーパーや、輸入商品などが多く並ぶ高級スーパーが多かったです。
それぞれの販売元・栽培元に問い合わせると、2社とも通年で販売しているとのことでした。
ただし、ルッコラの状態は生産状況によるそうで、夏は暑さで少し軟弱になり、3月・4月が一番しっかりしているとおっしゃっていました。
スーパーのルッコラの値段に大きな違いはなかった
私の地域のスーパーで手に入れたルッコラをご紹介していきます。
実際に購入してみましたが、1袋あたりの購入価格に大きな差はありませんでした。
購入した3種類のルッコラの価格と内容量を詳しくお伝えします。
エスビー食品フレッシュハーブシリーズ ルッコラ
まず1つ目はエスビー食品のフレッシュハーブシリーズ、198円(税抜)で内容量は47gでした。
商品の袋に「加えるだけでごちそうに!」とあり、これはまさに私のルッコラのイメージどうりで「そうそう!」と思わず共感してしまいました。
静岡県産 ルッコラ
2つ目は「静岡県産ルッコラ」と袋に書かれた商品で、生産者様の住所や連絡先まで袋にきっちりと記載がありました。
生産者様の顔が見えるので安心感がありますね。こちらも198円(税抜)で、内容量は39gでした。
エスビー食品フレッシュハーブシリーズ ルッコラ(根付き)
最後の1つは、1つ目と同じエスビー食品のフレッシュハーブシリーズで、小さな苗ポットに少量の土が入っている根付きのものです。こちらも198円(税抜)です。
説明に「育てて楽しむ園芸用ではない」と明記されているので楽しめる期間は長くありませんが、摘みたてをおいしくいただける嬉しい商品です。収穫する楽しみもありました♪
少しでもおいしいものを提供してくれようとする企業様の努力、本当に嬉しいです
以上3点、私の地域のスーパーで売っているルッコラの価格は198円(税抜)で、内容量は約40g〜50gでした。100gあたり396円〜495円になります。
スーパーでルッコラを買う場合には、値段は大きく変わらないのですね。
欲しいと思った時にすぐ手に入る場所ではありませんが、道の駅ではもう少しお安く手に入れられます。
ルッコラは道の駅がお得!SNSで検索するのがおすすめ
道の駅は地元農家さん直送の新鮮な野菜が並ぶ場所で、私は遠出した際には必ず立ち寄るようにしています。
調べたところ、ルッコラは道の駅で100円〜180円程度と、スーパーより安く売られていました。
ツイッターやInstagramで「ルッコラ 道の駅」と検索すると、販売している道の駅を見つけられますよ。
最新情報はツイッターの方が探しやすいかも!
しかし、道の駅は欲しいと思った時にすぐに行ける場所でない場合もあります。
スーパーでも比較的高価なので、ルッコラを手軽にお得に入手するために、水耕栽培に挑戦してみたいと思いました。
その様子は後でご紹介しますが、まず先に私がルッコラを好きなもう一つの理由をご紹介します。それは高い美肌効果が期待できるということです。
クレオパトラも愛したほど美肌に期待できる栄養が豊富
ルッコラは世界三大美女と言われた、あのクレオパトラが美肌作りのために食べていたと言われているのをご存じですか?
それは、美肌に効果的とされているビタミンCやβカロテンが豊富に含まれているからと言われています。
しかも、ルッコラにはそれだけなく、アリルイソチオシアネートという辛味成分も含まれています。
ルッコラを食べた際に感じるピリッと辛味がまさにこの成分です。
このアリルイソチオシアネートこそが美肌の秘訣で、抗酸化作用と豊富なビタミンCのおかげで美容効果が期待できます。
(前略)アリルイソチオシアネートの強い抗酸化力作用により、肌の老化を防ぐことができ、ビタミンCを豊富に含んでいることから美容効果が期待できます。(後略)
引用 わかさの秘密
美肌に効果的な栄養が、実際にルッコラにどの程度含まれているか確認してみました。可食部100gの含有量を、サラダによく使う葉野菜と比較しています。
食品成分 | エネルギー | βカロテン | ビタミンC |
---|---|---|---|
ルッコラ | 17kcal | 3600μg | 66mg |
クレソン | 13kcal | 2700μg | 26mg |
水菜 | 23kcal | 1300μg | 55mg |
キャベツ | 21kcal | 49μg | 41mg |
アリルイソチオシアネートは成分表にはありませんが、抗酸化作用でお肌の老化を防いでくれる、女性にはありがたい成分です。
クレオパトラが愛したのが、納得できる数値でした!
お肌の健康状態が悪いと、見た目が老けた印象になってしまいます。
それは嫌なので若さを保つためにも、サラダにはルッコラを入れようと改めて心に誓いました。
先に洗ってからルッコラを切ると栄養が損なわれない
また、βカロテンは脂溶性(油脂に溶けやすい)ですが、ビタミンCやアリルイソチオシアネートは水溶性(水に溶けやすい)の栄養素です。
カットした状態で水につけたり、長時間水につけたりすると、ビタミンCやアリルイソチオシアネートが溶け出しやすくなり、せっかくの栄養が損なわれてしまいます。
身体に良い成分はできるだけ多く摂取したいですよね!
従ってルッコラは、まるごと洗ってから切るのがおすすめです。
それでは、私がルッコラの水耕栽培に挑戦した様子をご紹介していきます。
水耕栽培を選んだ理由は清潔でお手軽だったから
「水耕栽培」は名前のとおり、土を使わずに水と液体肥料で栽培する方法です。
私が土を使うプランター栽培ではなく水耕栽培を選んだのは、室内で清潔にルッコラを栽培できると感じたからです。
もちろん土で栽培するメリットもあります。ルッコラは土で育てると味が濃厚で辛味もしっかりします。
今回はどうしても室内で栽培したい希望があり、室内に土を持ち込むことに抵抗があったので、水耕栽培に決めました。
こちらが水耕栽培のメリットです。次に水耕栽培のデメリットは下記の通りです。
土がいらないのは、私にとってはとても大きなメリットです。私の住んでいる市では、土を家庭ごみに出せません。
市のホームページに、土(園芸用・培養土を含む)は収集不可で、始末する場合は購入店または取扱店・製造メーカーに相談するよう書かれていました。
とても面倒ですよね。こういった点も含めて、水耕栽培は手間も少なく気軽に始められる栽培方法だと感じました。
それだけでなく、おしゃれなガラス容器で栽培すれば、ちょっとしたインテリアとしても楽しめます。
ルッコラの成長を楽しめて、キッチンが癒やしの空間になりそう♪
ルッコラは室内でも条件が整えば1年中栽培できます。
- 日当たりの良い場所
- 温度15℃
季節にもよりますが、種まきから30日〜40日で収穫できます。
初めてのルッコラ栽培のために用意したもの
さて、水耕栽培に挑戦してみようと下のものを用意しました。100均グッズも使って、まずは種の発芽までやってみます。
- ルッコラの種 1袋
- 豆苗プランター(100均)1つ
- キッチン用ネットスポンジ(100均)1つ
- ピンセット(自宅にあるものを使用)
- ハイポニカ液体肥料
それぞれご紹介します。まずはルッコラの種です。
ルッコラの種
ルッコラの種は一袋200円〜300円程度で園芸店やホームセンター、インターネットで販売しています。私は園芸店で220円(税込み)で手に入れました。
袋に「ロケット」とありますが、ルッコラは「ロケット」とも呼ばれています。イタリア語で「ルッコラ」、英語やフランス語では「ロケット」と呼ばれるハーブの一種です。
豆苗プランター
こちらは100均商品です。ダイソーで110円(税込み)で購入しました。
実は100均でも人気の商品で、一時はメーカー欠品だったそうです。今回は、種を発芽させる容器として購入しました。
この豆苗プランターを見つけた時にはテンションが上がりました!
水耕栽培は手間が掛からない方法ですが、唯一手間だと感じるのは毎日水替えが必要なことでしょうか。それが豆苗プランターを使えば格段に手間が違ってきます。
この豆苗プランターは上の写真のように容器の中にザルが入っている二重構造なので、簡単に水を取り替えられるのです。
さらにザルに取っ手がついているので、水替えの時に誤って苗を落としてしまう心配も減ります。
せっかく育ったルッコラの苗が傷ついたら悲しいです
このように使い勝手もいいのですが、真っ白で清潔感があり、小さめでコロッとしたフォルムがなんとも可愛らしいなと思います。
キッチンやリビングの窓辺に置きたいのでインテリアとしての見た目にもこだわりたく、この豆苗プランターに決めました。
専用容器を購入しなくても自宅にあるペットボトルや、イチゴのような果物が入っている透明な容器でも代用できますよ。
キッチン用ネットスポンジ
こちらも100均のキッチン用ネットスポンジです。色がついたスポンジはインテリアを考えた際に嫌だったので、モノクロのタイプを購入しました。
上記の豆苗プランターの中に敷いて、種をまくスポンジとして使います。
豆苗プランターに入れるのに大きさが丁度よく、スポンジも種の発芽用にそのまま使える厚さでした。
ハイポニカ液体肥料
水耕栽培専用の液体肥料です。土には野菜が成長するのに必要な栄養素があらかじめ含まれています。
そのため、水耕栽培で土耕栽培用の肥料を使ってしまうと足りない栄養分が出てしまうので、必ず水耕栽培用の肥料を使う必要があります。
ハイポニカ液体肥料は口コミでも「成長が段違い」と評価が高く、これ1本で野菜・果物・花のすべてに使える、水耕栽培のために開発された液体肥料です。土耕栽培にも使えます。
500倍に薄めて使う商品で、コスパもいいです!
自分で色々用意するのが面倒な方には、水耕栽培キットがおすすめです。
商品には水耕栽培に必要なものが一通り入っていて、購入すれば直ぐに水耕栽培を始められますよ。
水耕栽培は人気があるようで、他にもたくさんの栽培キットが販売されています。
さあ、これで準備は整いました。いよいよルッコラの種まきに初挑戦です。
次は上記のグッズを使って、私が水耕栽培に挑戦した様子をご紹介していきます。
水耕栽培で種まきしてみたら驚くほど簡単だった
それでは、私が実際にルッコラの種を蒔いた様子を、画像と一緒にご紹介しますね。
- 1スポンジをネットから出す
100均スポンジの1つをネットから出します。
スポンジは縦8cm×横15cm、厚さは2cmです。
- 2スポンジを切り、種をまく部分に切り込みを入れる
スポンジを切ります。3cm幅にしたかったので、5個になるはずが6個になってしまいましたが、恐らく問題なさそうでしたので、今回はそのまま進めました。
1つのスポンジにカッターやハサミで3箇所切り込みを入れます。ここに種を蒔いていきます。深さは1cm以上にしましょう。
- 3豆苗プランターにスポンジと水を入れる
スポンジにしっかりと水を吸わせておきます。
- 4ピンセットで、スポンジの切り込みに種を入れる
1つの切込みにルッコラの種を3個ずつ蒔いていきます。種は1cmくらいの深さに植えます。
- 5豆苗プランターに水を入れ、発芽するまでラップをふんわりかけておく
スポンジの3分の1が浸るくらい水をいれ、発芽するまではラップを掛けておきます。乾燥予防です。
これで種まき完了です!初めて水耕栽培をやった私にも驚くほど簡単でした。
注意が必要だったのは種まきの作業でした。1cmくらいの深さに植えるのがポイントです。
深く埋めすぎると種が呼吸できず、発芽しにくくなってしまします。
後は風通しがよく、日の当たる場所に移動させながら、発芽するのをドキドキしながら待ちました。
ルッコラの発芽は早かった!水耕栽培での成長の記録
ルッコラの発芽は早く、2日目にして種から根のようなものが顔を出しました。可愛いです。
ルッコラの発芽率はなんと90%だそうで、その点からも初心者に栽培しやすい野菜だと言われるのですね。
- 0日目種まき完了
種を蒔いたばかりです。どうか芽が出てくれますように。
- 2日目発根が始まった!
種まきから2日目に、種から根が出てきました。ここでラップを外します。
毎日水を替え、日当たりのよい場所に移動を繰り返し、ひたすらエールを送りました。
- 4日目次から次へと発芽
- 6日目双葉が開いたら1回目の液体肥料を与える
ほとんどの種の双葉が開きました。双葉が開いたら1回目の液体肥料を与えます。
ご覧いただいたように、ルッコラの成長は早く6日目でほとんどの種の双葉が開きました。
ここで次回への改善点を見つけました。ルッコラの種が1箇所にかたまってしまったので、発芽した葉が混み合いすぎてしまいました。
ルッコラは間引きしながら育てる野菜なので、上の写真のように葉が固まってしまうと間引きの作業が大変そうです。
間引き(まびき)は、密集している苗を一部だけ残して抜いてしまう作業です。間引きすることで大きなルッコラが育ちます!
次の種まきで改善したい点とこれからの育て方
次回の種まきではスポンジの切り込みをつなげ、種が重ならないよう一列に蒔こうと思います。
種が重ならければ、間引きで苦労することもありませんね。
さて、これからの栽培作業ですが、本葉4~6枚に育つころ3cm四方1〜2株を目安に、育ちの悪い芽があれば間引きしていきます。
もちろん間引きした芽もおいしくいただけますよ♪
先程ご紹介した「次回の改善点」の画像に、種まき用の切り込みと垂直に交わる2本のグレーの線を書き込みました。
あらかじめスポンジを3cm四方くらいの大きさに切っておくと、次の植え替えの作業が楽になりますよ。
そして、種まきから10〜14日くらい経ち、根が十分そだったらルッコラを大きな容器に植え替えます。
植え替えることで、ルッコラは伸び伸びと大きな株に育ってくれます。
植え替え先の容器はまだ用意していませんが、キッチンの窓辺に置きたいので、インテリアとしても映える透明なガラスの器で栽培するつもりです。
植え替えたら20日程度で収穫できます。家計の節約にもなってくれそうで楽しみです♪
まとめ
- スーパーで売っているルッコラの価格は200円前後で大きく違わない
- 道の駅ではスーパーより安くルッコラを入手でき、取り扱いがあるかはSNSで検索できる
- ルッコラは家庭菜園でも作りやすい野菜で、室内の小さなスペースでも栽培できる
- ルッコラにはクレオパトラも愛したほど美肌に期待できる栄養が豊富にある
- ルッコラをまるごと洗ってから切ったほうが、栄養を損ねる心配が少ない
- 水耕栽培は土を使わない栽培方法で、手間も少なく清潔にルッコラを栽培できる
- ルッコラは室内でも条件が整えば1年中栽培でき、種まきから30日〜40日で収穫できる
- 土耕栽培用の肥料では足りない栄養が出てしまうので、水耕栽培専用の肥料を使う必要がある
- ルッコラの水耕栽培での種まきはとても簡単だが、種を1cmくらいの深さに植えるよう注意する
- 間引きの時に面倒がないよう、種は重ならないように蒔くことがポイント
- 発芽率が90%なことからも、ルッコラが初心者にも栽培しやすい野菜だと分かる
- ルッコラの栽培は楽しいし、家計に節約にもなる
ルッコラはスーパーで購入すると200円前後で購入できますが、さらにお得に購入するには道の駅をチェックされるとよいです。
道の駅よりもさらにお得にかつ、新鮮なルッコラを食べる方法として家庭菜園で育てる方法があります。
今回実際に初めて水耕栽培をしてみて、あまりにも簡単に発芽したのに驚きました。
ルッコラは初心者にも栽培しやすい野菜でしたが、次回への改善点も多く見つかり、大量に収穫できるまでには時間が掛かりそうです。
今回水耕栽培をやってみて、とてもよかったと感じています。それは、こうして自宅で栽培するとちょっとした節約になりますし、なにより楽しい時間をもらったからです。
発芽し始めた時には、毎日大きくなるルッコラが可愛いくて、1日に何度も様子を見に行き、家族に笑われてしまいました。
植物を育てるっていいですね。ルッコラに癒やされています。
収穫できるのはまだ少し先になりますが、大好きなルッコラを大量に収穫できるよう試行錯誤していこうと思います。
我が家では、今日もルッコラが少しずつ成長しています。