カルボナーラのよくある失敗は「味が決まらない」と「ソースが炒り卵みたいにボソボソになる」です。
カルボナーラの味が決まらない原因は、チーズと塩の量でした。また、ソースがボソボソになる原因は、卵に関係しています。
私はカルボナーラを自宅で作る時に良く失敗をしていました。
カルボナーラは、失敗するから作るハードルが高いと思っている方も多いですよね。
私がカルボナーラについて調査をした結果、失敗しないカルボナーラには作る時のポイントがあることがわかりました。
実際に私も失敗しないカルボナーラのレシピを参考に作ってみたところとても簡単で美味しかったです。
今回は、カルボナーラの失敗の原因と解決策をご紹介いたします!
カルボナーラの失敗は?失敗例を知って対策をしよう!
カルボナーラはパスタの中でも人気のメニューですよね。
実際に私もカルボナーラで何度も失敗をしたことがありカルボナーラは作るのが難しいイメージです。
カルボナーラで検索すると「失敗しました」という書き込みが多くありました。
私が調査した時、書き込みで多くあった失敗例は下記の2つでした。
失敗を知っておくことで作ったときに失敗を避けることができるかもしれませんね。
ここでは失敗例の「味が決まらない」の解決策をご紹介いたします。
最も多い失敗の「卵がダマになる」は後ほど詳しく解説をします。
味が決まらない原因は粉チーズの量と塩加減
私はレシピ通りにしっかり作ったけど、味が薄く感じてお店のような濃厚さが足りないと思ったことがあります。
味がぼやけてしまう原因は粉チーズと塩にあることがわかりました。
粉チーズはスライスチーズと比べて少し高いですよね。私はもったいないから少なめに使ってしまいます。
イベントや記念日にカルボナーラを作る時は、パルミジャーノレッジャーノなどの高めのチーズを削って入れるとワンランク上のカルボナーラになりますよ!
粉チーズの他にも何か原因があるの?
私はパスタを茹でる時に塩をなぜいるんだろうと思っていました。
実はパスタを茹でる時の塩加減もとても重要です。
カルボナーラの材料は、卵、チーズ、ベーコン、パスタです。とてもシンプルな材料で味を付けていきます。
パスタの茹で汁は1%の塩分濃度にしてパスタに味を加えましょう。
シチューのルゥを使ってカルボナーラの味が決まる
ハウス食品
粉チーズや塩加減を気を付けたけど味が決まらない方は、シチューのルゥを使うと簡単にできます。
今回ご紹介するレシピはハウス食品で紹介されているものを参考にしています。
もし、家にシチューのルゥがあれば砕いて顆粒にしておきましょう。
ハウス食品では、顆粒になっているシチューミックスが販売されています。
- 1ベーコンは1.5cmに切り、にんにくはみじん切りにします。
卵はしっかりと溶いておきましょう。卵をしっかりといておかないとダマになってしまいます。
- 2塩分濃度1%のお湯でスパゲッティを茹でるます。
スパゲッティは表示時間の1分前にあげましょう。
- 3フライパンでオリーブオイルを熱して、にんにくとベーコンを炒めます。
- 4牛乳とシチューのルゥを加えて溶かし、とろみがつくまで中火で2分煮詰めます。
- 5火を止めて溶き卵を入れて混ぜます。
- 6湯切りしたスパゲッティと粉チーズを加えて絡め、お好みであらびき胡椒と粉チーズをかけて完成です。
私は粉チーズが通常のカルボナーラより少ないので、粉チーズが苦手な方やお子様でも食べることができそうだなと思いました!
カルボナーラの失敗しない卵の取り扱いのコツ3選!
私はカルボナーラを作る時、ソースがボソボソと固まり炒り卵のようにダマになってしまい失敗することがあります。
今回カルボナーラの失敗の原因を調べたところダマになる原因は卵と関係があることがわかりました。
実はカルボナーラを失敗しない3つのポイントをご紹介します。
ポイントを押さえておけばあなたもきっと失敗しないカルボナーラを作れますよ!
卵を冷蔵庫から常温に出しておく
カルボナーラは茹でた熱いパスタに生卵を溶いて作ったソースを絡めて作ります。
絡める時にパスタとソースに温度差があると、溶き卵にパスタが絡まらなかったりダマになります。
冷蔵庫から出してすぐの冷たい卵でソースを作るとソースが冷たい状態になりますよね。
パスタの温度と卵の温度が近くなるように卵は常温に戻しておくようにしましょう。
私はいつも作る直前に卵を出していたので失敗の原因は卵の温度にあったと知りました!
常温の卵の方が冷たい卵に比べてパスタの温度差が縮まりダマになりにくいです。
卵黄と卵白をしっかりと混ぜる
卵黄と卵白がしっかり混ざっていない時もダマになりやすいです。
私もしっかり混ぜずに作ったときに卵白が固まってダマになったことがありました。
卵黄と卵白は同じ卵でも固まるタイミングに差があります。
固まり始める温度
- 卵黄 65℃以上
- 卵白 58℃以上
たまごのタンパク質は60~70℃で固まりますが、実は白身と黄味では、この温度に微妙な差があります。たまごの黄味と白身では、固まる温度がちがうのです。 白身が固まり始めるのは58℃ですが、80℃近くでなければ完全に固まりません。一方、黄味は65~70℃で固まり始め、この温度を保てば、ほぼ完全に固まります。
株式会社フカベエッグ
卵白の方が固まり始める温度が低いため、均一に卵黄と混ぜておく必要があります。
パスタとソースを混ぜる時は混ぜすぎないことが必要です。
混ぜすぎると炒り卵のように細かくなるので絡ませるように混ぜましょう。
均一に混ぜれるか不安な場合は、卵黄のみのレシピで作ると安心ですね!
卵に熱が通り過ぎないように注意する
卵が冷たいとダマになりますが、温めすぎると卵が固まりダマになってしまいます。
私が初めてカルボナーラを作った時、温かい方が美味しいと思いフライパンでパスタとソースを加熱してしまいました。
加熱をすればするほど卵が固まり炒り卵みたいになってしまったことがありました。
先ほどお伝えしたように、卵黄は65℃以上、卵白は58℃以上で固まります。
自宅でカルボナーラを作る時はフライパンではなくボウル+湯煎でソースとパスタを絡ませるようにしましょう!
湯煎しながら混ぜるとダマになりにくいのでおすすめです。
湯煎をせずにボウルの中だけで混ぜると卵液とパスタの茹で汁が混ざり合わない為シャバシャバになるので気を付けてください。
カルボナーラの失敗しないミシュランシェフのレシピ
ミシュランシェフがYoutubeで紹介していた失敗しないカルボナーラの作り方が紹介されていたので参考に作ってみました!
とても簡単で美味しくできるので試してみてください。
カルボナーラを作る時は手際が大事です。必ず事前に準備をしましょう。
醤油は生ハムのクズやグアンチャーレの塩漬けの代わりに入れることによって本格的なカルボナーラの風味に近づきます。
- 1卵液を作ります。
卵黄と粉チーズ、生クリーム、醤油、水、胡椒の順にしっかり混ぜます。
水を入れることによって卵液を滑らかで柔らかくなるのでダマになりにくくなります。
- 2ベーコンを切ります。
厚みがある方がベーコンが活きておいしいです。
お店では細かく切って香ばしさを出しているそうです。
- 3火のついていないフライパンにベーコンとオリーブオイルをのせて中火で加熱します。
ベーコンの脂を抽出します。ベーコンがくびれるまでじっくり中火で加熱をしましょう。
強火で加熱すると表面のみ色が付き、脂を抽出することができません。
加熱するときはベーコンをあまり触らないようにしましょう。
- 4ベーコンの脂が透明になってきたらベーコンを裏返します。
- 5パスタを1%塩水で茹でます。(袋に表記されている時間より1分短めに茹でます)
1%の塩水は1Lの水に対し塩10gを入れます。
- 6茹で時間が残り3分半になったらベーコンの余分な脂を捨て、茹で汁を入れる。
ゴムベラでフライパンについた汚れを取ります。
30秒ほど煮詰めて火を止めます。
- 7茹で時間残り2分になったら火を止めます。
- 8フライパンに茹で上がったパスタを入れてしっかり絡めます。
- 9卵液と混ぜます。
動画では中火で火をかけながら作っています。
フライパンで火にかけてする場合は、中央に卵液ポケットを作ります。
この時、卵液がフライパンに当たらないようにしましょう。
中火にずっとかけるのではなく火から離したりしながら絡めていきます。
もし、火を通しすぎた時は、茹で汁を少し入れるとよいです。
私はボウルに入れて卵液と絡めました。
- 10お皿に盛りつけて完成です。
フライパンやボウルに残ったソースは茹で汁を少し入れて溶かして、パスタにかけます。
今回私が作ってみたところダマになることなくとても簡単で美味しかったです。
今回紹介したカルボナーラはこの動画を参考に作りました。より詳しい作り方を知りたい方はこちらのYoutubeをご覧ください。
日本のカルボナーラは本場イタリアのカルボナーラと違う
今回カルボナーラについて私が調査した結果、日本とイタリアのカルボナーラは実は違うことがわかりました。
日本のカルボナーラは見た目が白いものが多いですが、本場イタリアのカルボナーラは黄色です。
色が異なる理由は、イタリアのカルボナーラには生クリームが使用されていないからでした。
生クリームや牛乳を使用しない
日本のカルボナーラのレシピには、生クリームが使用されているものが多いですよね。
カルボナーラの本場のイタリアでは生クリームを使用せずに、卵黄とチーズの力で濃厚な風味と味わいを作っています。
私はカルボナーラに生クリームを使用していないことは知りませんでした。
日本のカルボナーラに生クリームが使われる理由はカルボナーラが日本に渡ってきた経緯にありました!
諸説ありますが、日本にカルボナーラが渡ってきたのはアメリカからだと言われています。
生クリームを入れると濃厚さが増して、コクがより感じられることからアメリカ人好みの味でした。
アメリカから日本にそのままの味で伝わってきたのです。
パスタの種類はスパゲティではなくリガトーニ
日本のパスタは細いストレートのスパゲティを使用していますよね。
本場イタリアにはパスタの種類が豊富で作る料理によって使い分けられています。
カルボナーラには、リガトーニという中央に穴が開いたショートパスタが使用されます。
私は今までスーパーでリガトーニを見かけたことがありません。
もし見かけたら買ってリガトーニを使ってカルボナーラを作ってみようと思います!
チーズは羊乳のペコリーノ・ロマーノを使用する
雪印メグミルク株式会社
本場のカルボナーラは、ペコリーノ・ロマーノという羊乳のチーズを使用します。
塩分が強いので細かい粉状にして食べられることが多いです。特徴は独特な風味と濃厚な味わいがあります。
私はチーズの独特の風味や味わいがたまらなく好きです。
生クリームを使用しないイタリアのカルボナーラには濃厚さを足してくれる必要な存在なんですね!
具はパンチェッタまたはグアンチャーレ
FOODIE(フーディー)
パンチェッタとグアンチャーレは使われる豚肉の部位が異なります。
パンチェッタとは、塩漬けした豚バラ肉の加工食品で生ベーコンと呼ばれることもあります。
加工工程は約1か月かけて乾燥と熟成させて作られます。
ローマ時代から食べられてきた歴史のある食べ物です。
ピザやパスタによく使われているよね!
グアンチャーレは、塩漬けした豚の頬肉の加工食品です。
私はグアンチャーレというものがあることを初めて知りました!
表面に胡椒やハーブを練りこみ数か月かけて熟成をさせて作られます。
パンチェッタに比べると脂身が多く、脂の甘味と濃厚なコクがあるのが特徴です。
グアンチャーレは何に使われてることが多いの?
グアンチャーレはパンチェッタと同様にピザやパスタに使われることが多く、イタリアでは薄く切ってパンに乗せて食べることが多いです。
あらびき胡椒をたっぷりかける
カルボナーラの由来は、イタリア語で「炭火焼職人」という意味があります。
諸説ありますが、仕上げにかけた黒胡椒が炭に似ていた為と言われています。
カルボナーラとあらびき胡椒は切っても切れない関係なのですね!
私は胡椒が少ないと物足りないと感じてしまいます。
カルボナーラのカロリーは?カロリーを抑える方法も紹介
私はカルボナーラはパスタの中でカロリーが高く太りやすいと聞いたことがあります。
ダイエット中は極力カルボナーラを食べないようにしていました。
ここではカルボナーラは太りやすいのか、またカロリーが気になる時の調理方法や食べ方をご紹介いたします!
1人前のカルボナーラのカロリーは830kcal
計量器メーカの株式会社タニタで紹介されているカルボナーラのカロリーは830kcalです。
ダイエットで重要なことは消費カロリーが摂取カロリーより上回ることです。
厚生労働省が発表した2020年版の日本人の食事摂取基準によると、30~40代女性で身体活動レベルⅡ(ふつう)の場合、推定エネルギー必要量は2050kcalです。
運動をされている方は、推定エネルギー必要量はこれよりも高くなりますよ。
1日3食で1食あたりで計算すると1食あたりの目安は約680kcalです。
1食あたり680kcalって意外と少ないなと私は感じました!
カルボナーラのカロリーは830kcalですので1食の目安を超えてしまいます。
カルボナーラのパスタを変えてカロリーを抑えよう
はごろもフーズ
私は、ダイエット中でも美味しくカルボナーラを食べたいので、カロリーを抑える方法を調査しました。
カルボナーラでカロリーを高めている食材はパスタです。
文部科学省が発表した2020年版の日本食品標準成分表を参考に下記の表を作成しました。
食品名 | エネルギー(kcal/100g) | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 |
スパゲッティ(乾燥) | 347 | 4.32 | 8.37 | 4.2 |
スパゲッティ(茹で) | 150 | 4.32 | 8.37 | 4.2 |
カルボナーラのパスタであるスパゲッティは、乾燥のままだと347kcalです。
茹でるとカロリーが低くなるの?
茹でた方がカロリーが低くなっているように思えますが、それぞれ100g当たりのカロリーですので低くなっているわけではありませんよ!
最近では低糖質でカロリーを抑えた小麦や大豆のパスタが販売されています。
低糖質のカルボナーラのソースも販売されていました!
はごろもフーズのCarbOFFのパスタは100gあたり271kcalで上記のソースが1袋当たり112kcalですので合わせても383kcalです。
1食あたりのカロリーよりも下回るのでダイエットにも良さそうですね!私もダイエット中に食べてみようと思いました!
まとめ
- カルボナーラの味が決まらない原因は、粉チーズの量とパスタを茹でる時の塩加減である
- カルボナーラで炒り卵のようにボソボソする原因は卵の取り扱いにある
- 失敗しないカルボナーラの作り方は、卵を常温に出しておく、卵黄と卵白をしっかり混ぜる、熱を通しすぎないようにする
- ミシュランシェフのYoutubeで紹介されたレシピが簡単で美味しい
- 日本と本場イタリアのカルボナーラの違いは、生クリームを使用しない、パスタやチーズの種類が異なる、塩漬けした豚肉を使う、あらびき胡椒をたくさん使う
- カルボナーラのカロリーは830kcal
- ダイエット中にカルボナーラを食べたいときは、低糖質のパスタやソースを上手に使うとカロリーを抑えることができる
カルボナーラは作るのが難しいとよく言われますが、失敗する原因がありました。
私はカルボナーラはポイントを知ることで失敗知らずのカルボナーラを作ることができると感じました。
ぜひあなたも美味しいカルボナーラを作ってみましょう!