私は最近冷凍魚を買うことがよくあります。冷凍魚は生の魚に比べて賞味期限が長いので買い物に行けない時でも冷凍庫にあれば助かるからです。
焼き魚は、お肉では摂れない栄養を摂取することができ、魚を焼くだけで1品になるので献立を考えることが楽ですよね。
しかし、私は冷凍魚の焼き方や解凍方法に迷うことがあります。
魚焼きグリルを使う焼き方だと油汚れがなかなか落ちなくて大変ですよね。また、魚グリルが無いお家もあると思います。
私のおすすめの焼き方はフライパンです。フライパンで魚を焼くと後片付けが楽で簡単に美味しく焼くことができます。
今回は、冷凍魚をフライパンで美味しく焼く方法と解凍方法を徹底解説していきます。
冷凍魚を美味しくする簡単な焼き方はフライパン!
私は冷凍魚を焼くことが億劫に感じることがあります。冷凍魚を焼く時に魚焼きグリルを使うと、焼きすぎて焦がしてしまったことがあるからです。
また、魚焼きグリルを使用した場合、網や受け皿を洗い、庫内を掃除しないといけません。面倒くさいですよね。
フライパンで冷凍魚を焼くと、掃除は簡単で、焼き具合も確認できておすすめです。
ここでは、フライパンで冷凍魚を焼く方法をご紹介します。
フライパンにフライパン用ホイルを使う焼き方
フライパンで冷凍魚を焼く時は、フライパン用ホイルを敷くと油が不要でフライパンに魚が焦げ付かないのでおすすめです。
フライパン用ホイルは、食材に触れる面にシリコン加工がされており、通常のアルミホイルより厚く穴が開きにくい特殊なホイルです。使用することによってこびりつきを防ぎます。
フライパン用ホイルには、裏と表があるので間違わないように気を付けましょう。
私は、魚を焼く以外にも味の付いたお肉を焼くときにフライパン用ホイルを使います。
- 1火をつけずにフライパンに魚を並べ、中火で3分焼く(干物の場合は6~7分)
油をひかず、フライパンにそのまま魚をのせます。
フライパンが温まった状態で魚を置くと、表面に一気に火が入り、身が縮んでか固くなります。
焼いている時は、魚に触らないようにしましょう。
※干物の場合は、皮を下に置いて6~7分焼きます。
- 2魚の身が白っぽくなったらひっくり返す
フライパンに接した側の半分程度まで白っぽくなったら、ひっくり返します。
干物の場合は、色が変わり目が白くなったらひっくり返します。
3分経っても焼き色がついていなかったら、様子を見ながら焼きます。
- 3フライパンにフタをして中火で約3分蒸し焼きにする
フタをして蒸し焼きにすることで焼き上がりがふっくらします。
フタが無い場合は、アルミホイルをフタ代わりに使用することもできます。
フライパン用ホイルが無い時は何か違うもので代用はできるの?
フライパン用ホイルが無い場合は、クッキングシートでも代用が可能です!
クッキングシートは、お菓子作りやオーブンを使用するとき等ほかの用途でも使用でき、比較的安いので家にある方が多いと思います。
クッキングシートもシートに食べ物がくっつきにくい加工がされているので、魚を焼くときにフライパンに敷くとこびりつきにくくおすすめです。
しかし、クッキングシートは燃えやすいので、フライパンからはみ出る部分はフライパンのサイズに合わせてカットするか折り込むようにしましょう。
クッキングシートとフライパン用ホイルを比べてみた
私は魚をフライパンで焼く時に「フライパン用ホイルが無い!」と焦ることがあります。
クッキングシートで代用は可能ですが、フライパン用ホイルとクッキングシートでは焼き方や焼き色に違いがあるのでしょうか。
先ほどお伝えした焼き方で、クッキングシートとフライパン用ホイルを使用して焼き具合を比べてみました。
クッキングシート使用 | フライパン用ホイル使用 | |
焼き色 | ||
焼き時間 | 片面4分 | 片面3分 |
今回私が検証した結果、あまり焼き色や味に大きな変化はありませんでした。
しかし、フライパン用ホイルの焼き色の方が私には美味しそうに感じました!
クッキングシートを使用する際は、フライパン用ホイルで焼く時より長めに焼く方がよく焼き色が付きますよ。
冷凍魚をフライパンで焼くメリットは?
フライパンで冷凍魚を焼く方法がおすすめな理由は、魚焼きグリルを使うよりメリットがあるからです。
また、魚焼きグリルで焼く際の最大のデメリットである「片付けが面倒くさい」が解消されます。
しかし、フライパンホイルやクッキングシートを買う必要があるので金銭的な面で負担がかかります。
私は面倒くさい事を極力避けたいので片づけが楽になることはとても嬉しいです!
フライパンが汚れないので片付けが楽♪
フライパンで冷凍魚を焼く場合は、フライパン用ホイルやクッキングシートを敷いてから焼きます。
冷凍魚を焼き終えた後は、敷いていたフライパン用ホイルやクッキングシートを捨てるだけです。
魚の脂でフライパンが汚れることが少ないので、簡単に洗うことができます。
魚焼きグリルの網に魚の脂がこびりつくと、汚れを落とすのに力が必要で大変ですよね。
私は、網を洗う時に力を入れすぎてガタガタ音を立てながら必死に洗っていました。
魚の焼きすぎを防ぎふっくらと焼きあがる
魚を焼くときにフライパンを使用すると、好きな焼き加減にコントロールがしやすくなります。
魚焼きグリルは短時間で高い温度になりジューシーに焼くことができる便利なものです。
しかし、魚全体を確認することができず、焼く時間を間違えると焼きすぎて身がパサパサになります。
私も魚焼きグリルを使って焼きすぎてしまい、魚が固くなったことがあります。
フライパンで焼く時は、魚全体の焼き加減を確認することができ、焼きすぎを防ぐことができるため、簡単にふっくらと仕上げることができます。
実際に魚焼きグリルとフライパンで焼いた鮭を食べ比べてみたら、フライパンで焼いた方がふっくらしていました!
魚を焼く時の煙や臭いを抑えることができる
魚を焼いたときに煙が発生して臭いが部屋に充満したことがありませんか?
私は、魚を焼いたときは季節関係なく窓を開けて換気をしていました。
魚を焼くときに煙が出る原因は、魚の脂が火にかかることによって煙が発生します。
そして、煙と一緒に臭いが部屋に広がってしまいます。
フライパンで魚を焼くときは、魚の脂が直接火にかかることがないので煙が発生しません。フタを使用することで臭いの広がりを抑えられます。
臭いが抑えられるのはうれしいよね!
フライパン用アルミホイルは100均でも購入可能
フライパン用ホイルはアルミホイルやクッキングシートより少しお値段が高めです。
便利でよいものをできるだけ安く購入できたら嬉しいですよね。
実は100均でも購入できることをご存じでしょうか?
100均のフライパン用ホイルでもしっかり焼けるの?
実際に100均のフライパン用ホイルを購入し、焼き上がりを比較してみました。
今回、旭化成のフライパン用ホイルとセリアのくっつきにくいホイルを使用して、実際の焼き上がりの写真と合わせてご紹介いたします。
100均のフライパン用ホイルと比べてみた
今回はセリアの「くっつきにくいホイル」と旭化成のフライパン用ホイルで鮭を焼き比べてみました。
結果は焼き色には大きな違いがありませんでした。
しかし、下の写真のように旭化成のフライパン用ホイルの方が美味しそうな焼き色が付いているように思います。
セリアのくっつきにくいホイルの口コミを見ると、火加減や魚によってホイルにくっつく場合があるとありました。
多少くっついても安く購入できる100均でもいいわね!
冷凍魚を魚焼きグリルで焼く時のおすすめの方法
魚焼きグリルは、魚を直火で調理をすることができるので、フライパンでは出すことができない炭火で焼いたような焼き上がりになるところが大きな魅力です。
私は、魚焼きグリルで焼くと焼きすぎで失敗することがあります。
焦げるのを心配して弱火で焼いてしまうからです。実は、弱火で長時間焼くと魚の水分が無くなり身がパサパサになります。
私も魚焼きグリルを使用する時は、高温で短時間で焼くようにします!
焼き上がり時間の目安を知ることで失敗しない
魚焼きグリルの焼き上がり時間の目安は、グリルのタイプや魚の種類によって異なります。
あくまで目安ですので、はじめは確認しながら焼くことをおすすめします。
ご自宅の魚焼きグリルが片面焼き又は両面焼きかわからない方は、グリル内の火の着き方をチェックしてください。
片面焼きの場合は、グリル庫内の天井部分の1か所に火が着きます。
両面焼きの場合は、グリル庫内の天井部分と網の下側の2か所に火が着きます。
グリルを予熱5分温めます。
(予熱をされているか否かで出来上がりが変わります。)
焼き時間の目安:
アジ:表面7分 ウラ面5分
サンマ:表面5分 ウラ面4分
両面焼きの場合は、予熱は不要です。
焼き時間の目安(ひっくり返す必要がありません):
アジ:8~9分
サンマ:7~8分
私は、片面焼きコンロに予熱が必要なことを知りませんでした!
私の家の魚焼きグリルは片面焼きなので、私が失敗していた理由は予熱していなかったことかもしれません。
魚焼きグリルで焼いても洗い物を楽にする方法
魚焼きグリルの最大のデメリットである片付けが面倒くさいを軽減してくれる3つのアイテムをご紹介します。
片づけが楽になれば、魚焼きグリルを使うことも億劫になりませんよね!
私は焼いたり茹でたりするとコンロの数が足りなくなることがあります。
フライパンで魚を焼くとコンロを1つ使用してしまいますが、魚焼きグリルを使用することによって、他のことにコンロを使用できます。
また、魚焼きグリルでしか出せない焼き上がりがお好みの方の参考になれば幸いです。
蓋つきのグリルプレートがおすすめ
和平フレイズ株式会社
グリルプレートは、鉄の蓄熱性により魚をひっくり返さなくても両面をこんがり焼くことができるものです。
魚を焼くだけではなくお肉を焼いたり、野菜を焼いたりすることができます。
グリルプレートを使うことによって下記のメリットがあります。
- 魚焼きグリルに直接食材を置かないので網が汚れない
- 脂の飛び散りを防ぐことができるので庫内が汚れない
- プレートをそのままお皿として使用できる
グリルプレート1つあるだけでお料理の幅が増えてお掃除が楽なのはとても助かりますよね。
デザインが可愛いものもあるので私が買う際は迷ってしまいそうです!
魚焼きグリルに水の代わりに専用の石を敷く
【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア
受け皿にアルミホイルを敷いてその上にグリル専用の石を敷くことによって、受け皿の掃除を楽にするアイテムです。
脂が垂れた部分は石が黒くなります。黒くなった石をスプーンなどで取り除きます。
次に使用する際は、石をかき混ぜて使用し、全体が黒くなったら新しい石と交換するという簡単なお手入れ方法です。
グリル専用の石は、お手入れのほかにも下記のメリットがあります。
- 魚などの脂や焼き汁を吸収してくれる
- 魚焼きグリル内の臭いを吸収する
- 遠赤外線効果でこんがりと焼きあがる
お手入れが楽になるだけではなく、こんなにもメリットがあるのであれば一度使ってみようと思いました!
家にあるもので掃除したい!片栗粉でペロンと剥がす
焼く前にグリルの受け皿に水溶き片栗粉を入れて、魚を焼く方法です。
上手くできなかったや脂の少ない魚を焼く時に向いているという口コミもあるので、身近にあるもので楽に洗いたいという方は試してみてください。
- 片栗粉30gを水200㏄で溶かしてグリルの受け皿に入れます。
- そのまま魚を焼き、受け皿が冷めるまで放置をします。
- 冷めると片栗粉が固まりペロンと剥がれます。
受け皿が冷めるまで待つ必要があるので、私は洗うのを忘れてしまいそうだなと思いました。
冷凍魚のおいしい解凍方法は冷蔵庫
冷凍魚を焼くときは解凍をした方が早く美味しく焼くことができます。
解凍方法を間違えると旨味を含むドリップがたくさん出たり、最悪の場合食中毒になる可能性があるので気を付けましょう。
常温での解凍は特に食中毒の危険性があるので避けるようにしましょう。
私は実際にそれぞれの解凍方法を検証してみました!
冷凍魚を冷蔵庫でじっくり解凍する
私が検証した結果、冷蔵庫で冷凍魚をじっくり解凍をするとドリップがほとんどありませんでした。
しかし、解凍に時間がかかるため、夜に魚を食べるには最低でも朝に冷凍庫から冷蔵庫へ移し変える必要があります。
事前に献立を決めていた際にはよいですが、急に魚が食べたくなった時には使用できない方法となるので注意が必要です。
氷水解凍は約2時間で解凍が可能
氷水解凍は、冷凍魚を直接氷水に触れないように、袋に入れ解凍する方法です。
解凍時間が約2時間で、冷蔵庫解凍を忘れた時の解凍方法としておすすめです。
解凍時間は、保存状態や魚の種類によって異なります。
私が検証した結果、ドリップがありましたが最小限でした。居酒屋や魚屋でよくする解凍方法です。
電子レンジを使って解凍する
冷凍魚を電子レンジで解凍すると早く解凍されますが、旨味を含むドリップがたくさん出るため味が衰えてしまいます。
私は電子レンジの解凍機能を使うと解凍しずぎて火が入ってしまうことがあります。
電子レンジでの解凍は時間の調整が難しいですよね。
実際に口コミなどを調べても、電子レンジでの解凍は上手にできなかったという声が目立ちました。
厚みの少ない冷凍魚は解凍せずに焼く
厚みの少ないアジやカマスの干物は解凍せずにそのまま焼くことができます。
冷凍のまま焼く場合は、じっくりと弱火で焼く必要があるので時間がかかってしまいます。
実際に私が焼いた時も通常魚を焼く時よりも時間がかかってしまいましたが、しっとりとおいしく焼くことができました。
まとめ
- 冷凍魚を焼く時はフライパンにフライパン用ホイルを敷くとお手入れが楽
- フライパンで魚を焼くことで焼きすぎや臭いを防ぐことができる
- 100均のフライパン用ホイルでも焼き色は変わらない
- 魚焼きグリルで失敗しないコツは、強火で短時間で焼く
- 魚焼きグリルの焼き目安を知っておくことで焼きすぎを防ぐことができる
- 魚焼きグリルでも手入れを楽にする方法は、グリルプレートやグリル用の石、水溶き片栗粉がある
- 冷凍魚を解凍する方法は、冷蔵庫解凍がおすすめ
- 冷蔵庫解凍を忘れたら氷水解凍をすれば約2時間で解凍できる
冷凍魚を焼く時は魚グリルよりもフライパンが掃除が楽で誰でも簡単に焼くことができます。
以前の私は、魚を焼くことが嫌で献立から極力避けていました。
今回、冷凍魚の焼き方を調べたり検証することによって、意外と簡単でお手入れも楽だということに気づきました。
フライパンも魚焼きグリルもお手入れを楽にしてくれるアイテムがあるのでうまく活用しながら魚をこれからも焼いていこうと思います。